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2021.05.30

「星野リゾート 界 霧島」は神代の歴史と広大な自然のパワー感じる絶景宿

2021年1月にオープンした「星野リゾート 界 霧島」。日本初の国立公園に指定された美しい自然と、建国神話の地という歴史のロマンも兼ね備えた特別な土地で、ゆっくり、しっぽり、ふたりだけの温泉旅を楽しんでみませんか。

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文/小野アムスデン道子

星野リゾートが全国に展開する温泉旅館ブランド「界」。その国内17番目の施設「星野リゾート  界 霧島」が2021年1月29日にオープンしました。関東の人間にはなじみの少ない霧島ですが、鹿児島と宮崎の県境に広がる霧島連山を望む一帯は、日本で初めて国立公園に指定された風光明媚な土地。周辺には多くの温泉と火山活動によってできた豊かな自然があります。
▲ 窓の外の風景に浮遊感さえ感じる界 霧島の客室。ずっと眺めていたい。
霧島連山の高千穂峰は天孫降臨神話の聖地でもあり、天照大神の神勅を受けた9柱の神が天孫降臨の第一歩をしるしたと言われています。「界 霧島」はそんな高千穂の峰の中腹に立ち、すべての客室の目の前に広がる桜島と霧島高原の息を飲むような眺めが自慢です。

また霧島は、幕末に西郷隆盛に招かれた坂本龍馬が寺田屋事件の傷を癒すのに、お龍と共に訪れた地でもあり、これが日本最初の新婚旅行とも言われています。そんないくつものストーリーを辿って、ゆっくり、しっぽり、彼女とふたりだけの温泉旅に訪れてみませんか。

桜島をはるかに見渡し、湯浴み小屋でうるおう宿とは

鹿児島空港から少しクルマで走れば、もう緑深い山の中。建国の神ニニギノミコトを祀る霧島神宮を過ぎて、天孫降臨の地である高千穂峰に近づくと、急に立ちこめていた霧が晴れて美しい峰が姿を見せました。

その麓に「星野リゾート  界 霧島」が見えます。周囲の雄大な自然環境は「霧島錦江湾国立公園」の中に位置するからこそ。客室やビューテラスからの桜島や錦江湾を見下ろす壮大な眺め、特別室から望む高千穂峰、目の前一面にすすき野原が広がる湯浴み小屋など、それぞれの場所で趣きの異なる広大な自然が楽しめます。
全49の客室のうち19室には、桜島を眺めながらプライベートに湯に浸かれる贅沢な客室露天風呂も。寝室には、火山の噴出物が蓄積されたシラスを使ったシラス壁で霧島連山をイメージしたデザインのヘッドボードが。部屋を飾る薩摩和紙の照明、大島紬をモチーフにしたアートや薩摩錫器の工芸品などもモダンな中に鹿児島らしさを感じさせます。
▲ 桜島をひとりじめ、湯に浸かながらのこの眺めは最高に贅沢。
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星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」らしい他にはない温泉の楽しみ方ができるのは、すすき野原の中に佇む「湯浴み小屋」。内風呂には霧島の硫黄泉を存分に楽しめる源泉かけ流しの「あつ湯」と柔らかに浸かれる「ぬる湯」の2つの湯舟。さらに、絶景の露天風呂と計3種類の湯が。桜島をはるかに見渡し豊かな自然を眺めて心身ともにリラックスできます。

そして、客室棟から眼下にある湯浴み小屋まではガラス張りのスロープカーで移動します。豊かな自然が広がり、急な坂道を下って行くのはちょっとしたアトラクション気分。
▲ 沈む夕陽を眺めながらの露天風呂、心身ともにほぐれていくのが感じられる。
山々の影が夕景に浮かび上がる時間に、ゆっくり過ごすのにおすすめなのが、ファイヤーピットのあるビューテラスでいただく「だれやめセット」。“だれやめ”は、南九州の方言で疲れを癒すという意味。厳選の焼酎とスウィーツという組み合わせが、甘党にも辛党にもうれしいところ。絶景を肴に、一献いかがでしょう(限定1日3組、1名1300円)。
▲ 桜島と夕陽と。絶景に見とれるビューテラスは、夕べがおすすめ。
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夕食は、プライベートな半個室で出される会席料理を。旬の野菜が香る煮物椀や蓋物、新鮮なお造りと八寸、何から箸をつけるか迷う宝楽盛りなどが薩摩焼やおかもち風の器で出て来ます。

ここは、薩摩焼酎と一緒にゆっくりいただきましょう。メインは、鹿児島県特産の黒豚が花びらのように盛られて出て来る「黒豚しゃぶしゃぶ追いがつお仕立て」。削りたての鰹で追い鰹をした出汁でいただきます。〆は、特製の細麺の蕎麦で。
一日最後のメインイベントは、「界」が誇る各地の伝統工芸や文化を楽しめるおもてなし「ご当地楽」の「天孫降臨ENBU」。日本建国の神話として古事記に記されている「天孫降臨」のストーリーが勇壮な舞いと太鼓で演じられ、迫力十分!

天上界から地上界に使わされた天照大神の孫神ニニギノミコトが霧島に降り立ち、地上界の神サルタヒコと共に高千穂峰の山頂に逆鉾を突き立てるまでが描かれます。この逆鉾を目印に天上界から八百万(やおろず)の神が降り立ったのだとか。白い面のニニギノミコトと赤い面のサルタヒコの華やかな国拓きの舞いで夜が更けていくのでした。
翌日の朝食後には「まっ、茶いっぺ、飲んでいっきゃんせ」(慌てず急がずまあお茶でも一杯飲んで行きなさい)というおもてなしも。今や評価急上昇中の霧島茶の生産者によるお茶のテイスティングを提供しています。

この日は、あのクルーズトレイン「ななつ星」でもお茶を提供している「ヘンタ製茶」の有機茶3種をテイスティング。それぞれに一番おいしい湯温や淹れ方も教えてくれます。上品な香りとうま味が広がる有機茶は、隣に農薬を使う畑があるともうダメというぐらい厳しい条件で作っているそう。
※茶のおもてなしは5月末までで終了。現在、さらなる進化版の企画を検討中です。
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「界 霧島」からクルマで約10分、ぜひ立ち寄りたいのが天孫降臨の地に立つ創建6世紀という由緒ある霧島神宮。令和になって朱に塗り替えられた大鳥居から、二の鳥居、三の鳥居をくぐると国歌に出て来るさざれ石が鎮座し、奥に行くにつれて緑も深く、なんとも神々しい感じ。

境内の樹齢 800年の御神木はじめ、周辺には大岩のわずか10cmの隙間に文字が彫られた文字岩や毎年短期間だけ水が湧いてできる川など、霧島七不思議伝説もあって、南九州一のパワースポットと言われるのにふさわしい神秘的な雰囲気に満ちています。
昨夜見た「天孫降臨ENBU」の主人公であるニニギノミコトがご祭神の主神。古には霊峰高千穂峰にあったのが度重なる噴火で炎上し、高千穂河原での再興を経て、現在の地に重建されたのも300余年前という歴史ある社。

ここから自然林を歩いて高千穂河原を経て、約2時間ほどの登山で高千穂峰の頂上まで行けば、数百年前に設えられたレプリカとはいえ、坂本龍馬が引き抜いたという天の逆鉾も拝めます。
大自然の絶景に囲まれて日本の国の創造を身近に感じる霧島らしいスケールとロマンは、都会にいては決して経験できない新鮮な驚きに満ちています。ときには趣向を変えてこんな悠久の時間を彼女と楽しむ旅もよいのではないでしょうか。

星野リゾート  界 霧島

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