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2021.03.14

横浜の最新ホテル3軒で贅沢なおこもりを楽しもう!

近ごろホテルのニューオープンが続いている横浜は、手軽なショートトリップにおすすめの街。真新しい客室でゆっくりしたり、海辺を散歩すれば、日常のなかでひとときリフレッシュできるはず。そこで、彼女と泊まるのに最適な3軒の新規ホテルをご紹介いたします!

CREDIT :

写真・八木竜馬   文・大石智子

自宅にこもりっぱなしでそろそろ息が詰まってきたという人も多いはず。とはいえまだリスクは避けたい。ならば横浜までドライブして、ホテルでおこもりを楽しむ週末を過ごしてみては?

いま横浜を盛り上げている3軒のホテルに注目!

横浜といえば、1927年開業の老舗「ホテルニューグランド」や、船の帆の形をした「ヨコハマグランドインターコンチネンタル」がおなじみ。しばらく新規ホテルのオープンは緩やかでしたが、ここ1〜2年で大手の参入が相次いでいます。今回はそのなかの「オークウッドスイーツ横浜」、「ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜」、「ハイアット リージェンシー 横浜」をご紹介。

ちなみに2022年には「ウェスティンホテル横浜」、2026年には「フォーシーズンズ・ホテル&リゾート」もオープン予定。街全体がさらなる盛り上がりをみせていくこと必至です。

それでは、いますぐ泊まれる3軒の見所をお伝えします!
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◆ オークウッドスイーツ横浜

バルコニー付きの超高層サービスレジデンスで、飲茶&シャンパンパーティーを!

醍醐味から言うと、ここは中華街で飲茶を爆買いしてシャンパンパーティーをするのがめちゃくちゃ楽しいホテル。しかも料理はすべて熱々ホカホカ。なぜそれが可能かといえば、全客室にキッチンがついているからです。

オークウッドは国内に12軒あるブランドで、高級サービスレジデンスとしてのイメージが根強いはず。実際、いくつかの施設は1カ月以上の滞在が条件となっていますが、10月末にオープンした「オークウッドスイーツ横浜」は1泊から滞在ができます。
▲ 6名まで宿泊できる「3ベッドルームコーナー スイート」(136㎡)のキッチンエリア。広いバルコニーを2面もつ客室で、友人同士のパーティーにもおすすめ。一泊17万円〜(税サ別)
客室に食器&調理器具が揃うキッチンや洗濯乾燥機を完備し、ハウスキーピングやコンシェルジュのサービスもあり。まさに、高級マンションとホテルのいいとこどりといったお宿で、だから大飲茶パーティーが楽にできてしまう。食器が高級なので飲茶がこれまた映えます。

中華街はテイクアウトが充実しているゆえ、好きなワインと中華料理を合わせられるのも嬉しいところ。お店だとワインの選択肢はどうしても限定されますよね。また、ホテルが入るビルの1階にはスーパーもあるので、追加のドリンクや食材もすぐに買いに行ける。使用した食器等はお掃除の際に洗ってくれるため片付けの心配も無用です。
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▲ 窓の外に見える大型船が、客船・飛鳥。ちなみにオークウッドがコラボしている出張シェフサービス「PRIME CHEF」からシェフを客室に呼ぶことも可能。
そして、ずらり並んだ本格飲茶の背景は、横浜ベイエリアの絶景(海側の客室の場合)。肉まんの向こうに見えるは客船・飛鳥! こんなシチュエーションは「オークウッドスイーツ横浜」でないと味わえません。さらに、46〜51階という超高層階に入るホテルにして、全客室がバルコニー付き。昼からお酒を飲んで、窓を開ければ海風を感じられるわけです。
そもそも日本では高層階のホテルは窓が開かないのが通例で、ちょっと息が詰まったりするもの。それがここでなら朝起きてバルコニーで伸びもできて、風に肌をなでられながらの昼寝も気持ちいい。何よりバルコニーから直に眺める景色が最高です。西側を向く客室からは天気がよければ富士山も見えて、夕陽に染まる姿が神秘的であります。

そんなホテルは横浜グルメ探訪と飲茶パーティーの両方を楽しむために、2連泊するくらいがちょうどいい。 中華街で鍋を食べて服に臭いがついても、洗濯できるから快適ですよ。

■ オークウッドスイーツ横浜

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◆ ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜

あのハワイの老舗ホテルの日本版は、ダイニング がときめき要素満載!

▲ 14Fにある「ザ・カハラ ラウンジ」。毎日16時と18時からピアノの生演奏が行われています。
お次は昨年9月にオープンした「ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜」です。ホノルルで50年近い歴史をもつ老舗ホテルの日本版として当初から話題ですが、オープンから半年経って落ち着いてきたいまが狙い目。

ここはハワイとはまったく違う個性の館内ダイニングが必見です。まず、弾みをつけるために向かうべきは「ザ・カハラ ラウンジ」。ハワイの花“プルメリア”のシャンデリアとクリスタルのカーテンがなんとも優雅な空間ですが、そんななかいただけるカクテルがとても面白い。
いちおしは、“キングス・ピニャコラーダ”と“Fly me to the moon”。特に彼女に味わってほしいのが、後者のカクテルです。くねりとしたクラゲの腕がついたグラスの上に、謎の丸い気体がのり、そのビジュアルはまさにクラゲ!

なんでもバーテンダーの戸塚信弥さんが横浜の海を眺めていた時、海面に月が見えたと思ったら実はクラゲだったというエピソードから誕生した逸品。
▲ 指でちょんと頭を触ると中からシトラスの煙が! 真珠のリキュールが入っているので液面に光沢があり美しい。他、すみれのリキュールやりんごジュース、レモンジュース入りで塩が少し効いています。
飲み方は、指でちょんと気体の膜を弾くか、口付けして崩すか。シャボン玉が壊れるように球体が弾け、煙からシトラスの香りが漂います。まるでマジックのような体験!

中はクラシックカクテル「ブルームーン」のアレンジで、なんと刻んだクラゲが入っている! レモン漬けにされたクラゲはコリコリした食感で新種のフルーツのようです。ビジュアルよし、サプライズあり、味もよしなカクテルは5月中旬までの期間限定なのでお早めに。
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▲ 「リストランテ オッツィオ」スペシャリテ“キャビアを纏った甘鯛のヴァプール、ソースフヌイユ”。2万円(税サ別)のコース「シリウス」から。
そしてディナーは「リストランテ オッツィオ」のシェル型カップルシートへ。誰の視界も入らないふたりだけの空間でいただけるのはエレガントなイタリアンです。料理長の大塚浩介さんは2度のイタリア修業を経て、帰国後はフレンチの名店「FARO」で経験を積み、その後「ル サロン ジャック・ボリー」の料理長として活躍した人。
▲ 周囲の視線が入らない「リストランテ オッツィオ」のシェル型ソファ。
スペシャリテは“キャビアを纏った甘鯛のヴァプール、ソースフヌイユ”。キャビアのまろやかな塩みが甘鯛の旨味を引き立て、フヌイユ(フェンネル)のソースが加わり三位一体に。爽やかな香りのあとに奥深い余韻もあり、仕上げにシャンパンを流し込めば言うことなし。そのまま客室のベッドへ横になれる環境とくれば、贅沢にむせび泣きます。
ここまでの流れで予算に余裕がある方は、どうぞ海を望むスイートルームへ。窓際に鎮座する大理石の大きなバスタブとシャワールーム、天蓋付きのクイーンサイズのベッド、ふたりには広すぎるくらいのラウンド型のソファetc.艶やかな要素満載の空間で、ほんの一泊の小旅行でも非日常の時間となりましょう。

■ ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜

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◆ ハイアット リージェンシー 横浜

金屏風・銀屏風ベッドのある客室と厳選グルメで優雅な横浜滞在を 

山下町に位置する「ハイアット リージェンシー 横浜」は、315室を擁して昨年5月にオープン。こちらのホテルでユニークなのが、なんと全客室のベッドボードが金屏風または銀屏風ということ! 異国情緒溢れる横浜らしさを表すため、和の様式美の象徴として取り入れられました。
ベッドボードに屏風を採用している理由を広報担当者さんに教えていただきました。

「昔は風や寒さをしのぐためにお客さまの枕元に屏風を置いていました。そんな日本の伝統美を“最高のおもてなし”として、当ホテルにご宿泊されたお客さまにお伝えできるよう設置しています」
そして耳よりなのが、こちらの海を望むベイビュースイートが77㎡という広さにして6万円代からという手の届く価格帯であること。横浜の象徴であるジャズを感じられるクラブラウンジでチェックインして、瀟洒なお部屋のリビングで寛ぎ、夕食前にはラウンジでアペを楽しむといった優雅なエスコートが叶います。
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▲ 春野菜と旬の魚介の前菜。スプリングコース1万1千円(税サ込)~。
ディナーはシグネチャーレストランである「ミラノ・グリル」へ。河合総料理長は、ヨーロッパとアメリカで約20年の経験をもち、かつて「マサズ・サンフランシスコ」を全米NO.1フレンチに導いたこの道38年になるいぶし銀。

その河合シェフによる春のコースでは、アワビのグリルやコンソメ仕立ての鮮魚のポワレ、メインに和牛のグリル、最後に蟹のクリームパスタと、王道のご馳走といったコースが提供されます。長い経験をもつシェフこその浮ついてない料理の数々は落ち着いていただけるもの。フレンチの技法もいかしながらのイタリアンを前に、快適にワインを堪能できます。
▲ 人気の高級食パン「nikin」は一日2回の焼き上がりの時間を狙うべし(10:00〜10:30、11:30〜12:00)。800円(税込)
最後に、お土産でおすすめするのがペストリーショップ「マーケット」の食パン“nikin”です。発酵バターが香るもちフワ食感の食パンで、家で焼き直すと耳の風味にまで高級感を感じられる。ショップでは自家製ジャムも販売しているので、セットで購入すれば最高のコーヒーのお供となります。

■ ハイアット リージェンシー 横浜

以上、来週にでも実践できる横浜のホテル遊びでした。なんならホテルを梯子するのも楽しいはず。これを機に横浜通になってみてはいかが?

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