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2021.04.04

【比較分析!】 最旬東京ライフスタイルホテル10 [その3]

注目ホテル・リポート「THE LIVELY 東京麻布十番」と「ノーガホテル 秋葉原 東京」

東京を中心に近年次々と開業している「ライフスタイルホテル」と呼ばれるホテル。デザイン性が高くしっかりしたコンセプトをもった個性的なホテルが多く、その魅力は様々。本特集では注目の10軒をご紹介します。今回は「THE LIVELY 東京麻布十番」と「ノーガホテル 秋葉原 東京」をピックアップ。

CREDIT :

写真・文/古関千恵子

最近、よく耳にする「ライフスタイルホテル」。これまでのホテルと何が違うのか? なんとなくわかっているようで、実際のところ曖昧だったりしませんか? そこで東京のライフスタイルホテルの最新10軒を5回に分けてチェック。それぞれコンセプトも、ロケーションも、サービスも様々。正直、どこに泊まるかで“東京”の印象もガラリと変わります。これを読めば、自分にぴったりのライフスタイルホテルが見つかるはず。今回ご紹介するのは「THE LIVELY(ザ ライブリー) 東京麻布十番」と「ノーガホテル 秋葉原 東京」です。
▲ 麻布十番の通り沿いに構える「THE LIVELY(ザ ライブリー) 東京麻布十番」。

■THE LIVELY(ザ ライブリー) 東京麻布十番

麻布十番のど真ん中のホテルで泊まる・暮らす・働く

かつての麻布十番温泉の跡地である、麻布十番のど真ん中。六本木や東京タワーなどに近く、東京屈指の高級住宅街であると同時に、300年以上の歴史を持つ商店街であり、名店も軒を連ねる、プレミアムなロケーションにあるホテルです。
▲ 宿泊前日にホテルから届くメールに書かれたURLにアクセスし、事前に必要事項を記入。到着時はロビーでルームキーを受け取るのみ。
ホテルを「人が集まり、情報が集まり、機会が集まる場所」と再定義し、空間・サービス・コンテンツから、訪れた人が何かしらのインスピレーションを得られる場所を目指すTHE LIVELY。そのため、遊びと自由に溢れたモダンなデザイン、多様なジャンルのグラフィックアート、テクノロジーを活用したゲストサービスなどが特徴となっています。
▲ コンセプトの「人々が集まり、情報が集まり、機会が集まる」を象徴するパブリックスペース。
麻布十番商店街の通り沿いのホテル専用の入口から2階のロビーフロアのフロントへ。実は、宿泊前日にメールでリンクが届き、すでにレジストレーションカードのような必要項目やクレジットカード情報は入力済み。ここでは、ルームキーを受け取るだけでOKです。事前に館内情報の確認やチャットでフロントデスクへの問い合わせもでき、加湿器やワインオープナー、カトラリーなどを手配しておくこともできるのです。チェックアウトもモバイルで済ませられるので、長い列に並ぶ必要もありません。
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宿泊していなくても利用したいラウンジとバー

▲ 天井から吊るしたイスやビリヤード台など、遊びの要素もたっぷりの「ライブラリー」。
ロビーと同じ2階にあるライブラリーはラウンジであり、ワークスペースでもある多目的なパブリックスペース。カウンターエリアやソファエリアもあれば、天井から吊るしたチェアもあり、一画にはビリヤード台も置かれています。なにやら、遊び場にやってきたような、楽し気な雰囲気。そして宿泊者には毎日夕方、フリービールのサービスも!
▲ ライブラリーはフリードリンク。
宿泊していなくてもコワーキングスペースとして有料で利用することができ、USBや電源も充実しています。たとえば、アポとアポの間の隙間時間に活用するのもアリ。コーヒーや紅茶などもフリードリンクです。

また、最上階の9階の「ザ ライブリー バー」は、きらめく東京タワーの夜景を望む、穴場なデートスポット。暖かい季節なら、テラスで夜風に当たりながら東京の夜景を眺めることができます。ここでしか味わえないシグネチャーカクテルをはじめ各種ウイスキーやワインを取り揃えていて、バーテンダーがゲストの好みに合わせてカクテルを作ってくれますよ。
▲ 東京タワービューを誇る隠れ家的バー「ザ ライブリー バー」。
また、建物内にある飲食施設とのコラボプランも。朝食は『Caffera bar and lounge by 上島珈琲店』にて、エッグベネディクトやアボカドトーストなど6種類のプレートからチョイス。人気の行列店でも部屋食ができるプランなど、麻布十番ならではの美食も堪能できそう。
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収納の工夫で、実際よりも広く感じる客室

客室は3タイプ62室。シャワー、トイレ、洗面台が独立した造りで、広さは19平方メートル以上を確保。テレビやデスクがたたんで収納できるなど、効率よくスペースが活用でき、実際よりも広く感じられるはず。トラディショナルな色使いのオリジナル家具や、全米ナンバー1シェアの「Serta(サータ)」のベッドも居住性を高めています。
人気は最上階にあるライブリーロフト。4ベッド(2段ベッド×2)とソファベッドがあり、グループでの利用に便利。そしてこの部屋のみ、レインシャワーやバスタブ、テラス付きなのです。

POINT

・麻布十番のど真ん中のロケーション
・ラウンジやバーなど、宿泊者のみならず利用したい施設
・コンパクトながら広く感じる機能的な客室

ホテルに聞いた「ライフスタイルホテルとは?」
「新しい文化が生まれる場所。人と機会が集まる場所」

■THE LIVELY(ザ ライブリー) 東京麻布十番

住所/東京都港区麻布十番1-5-23
HP/https://www.the-lively.com/azabu
予約・お問い合わせ/TEL 050-3733-9296

●室料/ダブルルーム1万9789円~、ライブリーロフトルーム4万8793円~(税サ込み、2名利用時の1室料金)

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■ノーガホテル 秋葉原 東京 

音楽・カルチャーを通して、秋葉原という街を多角的に体感

野村不動産グループが手掛けるホテルブランド「NOHGA(ノーガ)」。ネーミングは“思いがけないステキな経験、幸せ”=冥加(みょうが)と、社名を掛け合わせたもの。コンセプトは「地域と深くつながることで生まれる、ステキな経験ができる滞在」を掲げています。こちらは、上野に続く2軒目となり、2020年9月1日にオープンしました。
▲ 2階屋外の吹き抜けにネオン管のアートが。このホテルのために作られた作品。
秋葉原といえば、日本を代表する電気街であり、サブカルチャーをはじめ多様な文化の発信地。そんなアナログとデジタルが共存する世界観をデザインに取り入れ、居心地の良さを備えた、地域一体型のホテルを目指しています。

トランジスターラジオやステレオ部品などを求めて、音楽通が訪れた、秋葉原。音楽文化を担ってきた一面から、館内のいたるところで高音質のオーディオを体験できます。2階のギャラリースペースではミュージックセレクターによって選び抜かれたラウンジミュージックや、DJのプレイを特製スピーカーで満喫する音楽イベントを不定期で開催予定です。
また、2階のギャラリースペースでは数カ月ごとに入れ替わる現代アートの企画展示を実施。加えて常設アートには、これからが期待されるアーティストが、このホテルの空間のために創作した作品を展示。吹き抜けのテラスにもネオンアートが飾られ、作品を眺めながら、秋葉原の夜空を見上げるのもオツですよね。

環境への配慮も抜かりなく、CO2排出量ゼロのグリーンエネルギーを採用するなどエネルギー消費抑制、廃棄物・排水対策、食品への配慮、地域貢献など、社会的な責任も果たしています。ホテルはただ眠れればいい、というだけでは済まない時代なのですね。
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アナログ感がなつかしい客室でアートを楽しむ

客室は10階建て120室。エントリークラスのダブルルーム(18平方メートル)46室とスーペリアダブルルーム(21平方メートル)46室が主流。オリジナルの家具はウッドやレザーなど、手に触れるものは天然素材です。

全室に音質にこだわったスピーカーを配置し、中でもデラックスツインルームは高音質のスピーカーを厳選しています。テレビではホテルのオリジナル音源や映像作品も配信。各部屋で異なるアートが飾られ、感性が刺激される滞在となりそう。
備品やアメニティも、ひとつひとつ吟味されています。湯島の「木村硝子店」の薄手のグラス、蔵前のモノづくりにこだわった雑貨店「SyuRo」のマグカップやアメニティボックス、上野の紋章上絵師(家紋のデザイン)「京源」のルームキーデザインなど、職人へのリスペクトが伝わってきます。

心地良さも大切な要素。「アトモスフェールジャポン」のルームウエアに、「モラルテックス」のふんわりとしたオリジナルタオル、バスアメニティは爽やかな香りの「OSAJI」。基本はシャワーですが、バスタブ付きも7室あります。
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本場からピザ窯を取り寄せた、地元の人も立ち寄るレストラン

▲ ミラノから取り寄せたピザ窯が活躍するピッツアリア&バー。レストランとして、宿泊していなくても利用したい。
1階にあるピッツアリア&バーは、ホテルゲスト以外にも人気のお店。ミラノから取り寄せたピザ窯で焼き上げたピザやフォカッチャ、そして創作タパスなど、“スパニッシュ・イタリアン”を提供しています。ワインソムリエがスタンバイしているので、個性的なワインを手頃な価格でいただけるのも魅力。

また、地元と連携したユニークなツアーもこのホテルならではの特徴です。Akiba.TVとコラボした「e-Sports ビギナーツアー」や、神田明神での「神社にまつわる知識や伝統を体験できるツアー」など、さまざまなジャンルで充実させていく予定とか。

POINT

・秋葉原の地域と密接につながった体験
・音楽とアートに特化
・モノづくりへのこだわりを感じる客室アメニティ

ホテルに聞いた「ライフスタイルホテルとは?」
「その地域でしか味わえない文化や歴史、魅力を体験。地域とのつながり、人と人のつながりが生まれるホテル」

■ノーガホテル 秋葉原 東京 

住所/東京都千代田区外神田3-10-11
HP/https://nohgahotel.com/akihabara/
予約・お問い合わせ/TEL 03-6206-0569

●室料/ダブルルーム9009円~、スーペリアダブルルーム9909円~、デラックスツインルーム(特別オーディオ付き)1万4053円~(税サ込み、2名利用時の1室料金)

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