「雨だから、ホテルでお籠り遊びしようか」なんてお誘いを

ある意味、雨はオトコにとってステキな口実となり得ます。普通、東京のホテルへ泊まる誘いには、何かしらの理由やロマンスの攻防戦がついてくるものだけれど、雨の日は特例。

「雨だから、ホテルでお篭り遊びしようか」

と、お誘いを。「え？？」と返されても、「いや、雨だから」と、迷いなく言い切れば、それはヨコシマな冗談のようにも聞こえて、相手はぷっと笑ってくれるかも。本気だけど冗談ぽいって、女性は返答しやすいものです（もしも断られても男性側のダメージも少ないし）。

そしてポイントは、雨の日こそ少し贅沢な部屋をとること。ホテルから一步も出ない前提で、エグゼクティブラウンジも自由に使えるグレードがベストです。そこで、厳選のエグゼクティブルームを3室ご紹介。選びの基準は、特典が多くお値打ちで、高層階の部屋ということ。雨粒ごしに見る東京の夜景はしっとりSEXYで、翌朝晴れた時にはまた違った街の表情を見せてくれます。

というわけで、日常では押さえがちな煩悩を、雨の日に解放してくださいませ！

懐かしの“赤プリ”の跡地に、「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」が誕生したのは昨年の夏のこと。そのホテルは赤プリとも他のプリンスともまったく別の攻めたデザインの施設となり、新たなファンを獲得しています。

そんなホテルで雨の時期にオススメするのは、クラブフロアを利用できる宿泊プラン“クラブステイ”。イチオシの部屋はグランド デラックス プレミア キング（62㎡）です。

「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」の面白い点は、ほぼ全室の窓際にデイベッドを配していることなのですが、この部屋のそれは幅3.5mの巨大なもの。30階以上の高さの部屋で巨大なデイベッドに横たわれば、まるで宙に浮いているかのような感覚になり、無心になる。ふたりが一緒に寝そべるには十分な広さがあるので、一面の雨空を背景にカップルで自由な使い方を。

温浴施設やジム＆プールの使用も宿泊に含まれています。眺望抜群のブロアバスに入れば、温泉に行ったかのように心身がリフレッシュ！

34階のクラブラウンジでティータイムやイヴニングカクテルを楽しめるのも、プランの特権。雨の日をデジタルデトックスとして、ここで読書やお喋りに興じるもよし。ゆったりとしたラウンジでの時間は、忙しい毎日のエネルギーチャージにもなるはずですよ。

ホテルの福袋といってもいい、これでもかと特典がつまった宿泊プランとなっているのが「コンラッド東京」の“おこもりスイート”という限定企画。泊まれる部屋は１泊7万円以上するスイートルーム（72㎡）なのに、5つの豪華特典が付き2名で9万2000円からと大特価（税サ別、日により変動）。雨の日をお祭りのような一日にしてくれる宿泊プランなのであります。

食事は館内にあるフレンチ、中国料理、日本料理、バー＆ラウンジからそれぞれ一品メニューが組み込まれた特別なルームサービス。さらにシャンパン１ボトル、ワインハーフボトル赤白それぞれ１本がいただけ、ホロ酔いも上等。翌朝の朝食はルームサービスまたはオールデイダイニングでの朝食ブッフェが選べて、心も胃袋も十二分に満たされる内容となっています。

また、アフタヌーンティーやイヴニングカクテルもフリーで提供されるエグゼクティブラウンジの利用も可能。このラウンジは2017年春にリニューアルされたばかりで、東京湾と浜離宮恩賜庭園を臨む、都内屈指の眺望を有します。

そして、外の雨を眺めながら、プールで優雅に泳ぐのもまた一興。夜の静まり返ったプールで彼女といっしょに泳げば、アーバンリゾートここに極まれり。プールやスチームサウナですっきりしたふたりが戻るのは、ピシッとシーツが敷かれたキングベッドを有する72㎡のスイートルーム。これぞ、逃避行でありますよ。

宿泊パッケージではなくとも、36階と37階に位置するホライゾンクラブフロアやスイートに宿泊するゲストへの待遇が格段にいいのが、「シャングリ・ラ ホテル 東京」。ホライゾンデラックス（50㎡）やプレミアムスイート（120㎡）、またそれ以上のクラスの客室からなるホライゾンクラブフロアの特権は多く、下記のとおり。

専任コンシェルジュ在中、スーツプレスと靴磨きが無料、専用ラウンジの利用、客室でのチェックイン（状況による）、16時までのレイトチェックアウト（その日の状況による）、ミーティングルームの利用（1日2時間まで）など。チェックインからチェックアウトまで、女性へのスマートなエスコートが約束されています。

ベッド周りのクオリティも徹底されたもので、客室に枕メニューをリクエストすることができ、テンピュールからケツメイシ枕まで、計6種の枕をオンメニュー。ラベンダーのポプリが入ったラベンダー枕に、女性が癒されること必至です。数量限定の枕も入れると計15種もの枕を用意しているというから、どのようなものが使用可能かは宿泊時にお問い合わせを。

29階のフィットネスクラブには天空のプールがり、ジムにはテクノジム社製の最新鋭のマシンを完備。トレーニングウエア、シューズ、水着はすべて無料レンタルなので身軽で来ても問題なし。

37階の高層階に位置するホライゾンクラブラウンジでは、14時半〜16時半の間にはアフタヌーンティーとしてケーキと紅茶を提供。17時半以降はシックなバーとなり、シャンパーニュやワインやオリジナルカクテルが充実します。

ホライゾンフロアに泊まるゲストだけが知る“名前のないバー”でのカクテルは、心身を潤す特別な一杯。そんなカクテル片手に見る雨に濡れた東京の夜景は、いつになく幻想的です。「雨だから…」という突然の誘いの意味を、彼女もじんわり知ることでしょう。