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2017.06.06

週末はカジノでワクワクドキドキ?!【2】-韓国「パラダイスシティ」編-

CREDIT :

文・写真/篠 泰樹(カジノジャパン編集長) 撮影/casinolab.jp ©Copyright PARADISE SEGASAMMY Co. Ltd.

今やカジノは「IR(Integrated Resort)=統合型リゾート」と呼ばれ、ホテルやレストラン、ショッピングモールが集まった巨大エンターテインメント空間となっていることは、前回(マカオ編)お伝えしました。オトナの週末カジノ第二弾は、日本から最も近いカジノがある国、韓国の最新IR事情をたっぷりご紹介します!

韓国初、最大規模のIR「パラダイスシティ」

東京から2時間30分程度のフライトで辿り着く先は、仁川国際空港。そこから車で5分、徒歩でも15分程度という立地にあるのが、韓国初であり、随一の広さを誇るIR、「パラダイスシティ」なのです。

▲2017年4月20日に開業した「パラダイスシティ」は韓国最大規模のカジノであり、初のIRだ。
▲2017年4月20日に開業した「パラダイスシティ」は韓国最大規模のカジノであり、初のIRだ。

韓国カジノと日本の深〜い関係

韓国初のIRとは言っても、カジノ単体では1967年に「仁川オリンポスホテル」が誕生していて、既に50年もの歴史があります。そして、その歴史には日本との深いつながりがあったのです。

そもそも外貨獲得を目的として誕生した韓国のカジノは、廃鉱となった街を再生する目的で誕生した「カンウォン(江原)ランド」というカジノ以外、韓国人の入場を禁止とする外国人専用のカジノばかり。

そこで、古くから日本人を始めとする外国人たちが、「パラダイス」や「セブンラックカジノ」といったカジノに足を運び、韓国のカジノは広がりを見せていくのです(現在、韓国内には17ヶ所ほど)。

そして時は2017年。韓国最大のIR「パラダイスシティ」の誕生の裏にも、日本の姿がありました。総合エンターテインメント企業「セガサミーグループ」と、韓国の老舗カジノ会社「パラダイスグループ」が合弁会社(パラダイスセガサミー社)を立ち上げ、この「パラダイスシティ」を開業させたのです。
▲「パラダイスシティ」のオープニングレセプションの様子。セガサミーグループの里見会長による挨拶が行われた。
▲「パラダイスシティ」のオープニングレセプションの様子。セガサミーグループの里見会長による挨拶が行われた。
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ここは“アートテイメント”な楽園(パラダイス)

「パラダイスシティ」は、“アートテイメント(造語)”というコンセプトを掲げ、一流芸術家の作品から注目される新人作家の作品まで、館内に芸術品を2700点も展示しているのも特徴です。

カジノ入口の手前、かなり目立つ位置に設置されているのは日本人のアーティスト、草間彌生氏の作品。
カジノ入口の手前、かなり目立つ位置に設置されているのは日本人のアーティスト、草間彌生氏の作品。
コンベンションセンターに設置されるアレッサンドロ・メンディーニ氏の作品。巨大な椅子のオブジェは圧倒的な存在感だ。
コンベンションセンターに設置されるアレッサンドロ・メンディーニ氏の作品。巨大な椅子のオブジェは圧倒的な存在感だ。
数もさることながら、並ぶアーティストの名前も飛び級です。ルイヴィトンとのコラボも記憶に新しい、草間彌生氏の巨大なカボチャのオブジェや、カルティエやエルメスなど世界の一流メーカーから作品を発表するイタリアの巨匠、アレッサンドロ・メンディーニ氏が手掛ける巨大な椅子のオブジェ、コンテンポラリーアートの巨星ダミアン・ハーストなど、数億円規模の美術品が施設内のあちこちに展示されているのは見逃せないポイントです。
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ここでは食さえ最高のエンターテイメントに

施設内にはトレンドの料理を提供してくれる4つのレストラン、カフェ、バー、ラウンジなどの飲食施設が数多く併設されています。魅力的な料理をビッフェスタイルで提供してくれる「オン・ザ・プレート」、彩り鮮やかなイタリアン料理を楽しめる「ラ・スカラ」などは見ても食べても楽しいメニューがずらりと揃っています。

さらに、ここで注目なのは大阪の老舗料亭「吉兆」で修行した徳島「青柳」の3代目主人、小山裕久氏が監修する和食レストラン「楽」。一流の味に海外の風味がミックスされた寿司や丼など、幅広い日本食が堪能できます。
モダンな雰囲気で現代日本料理の真髄を提供してくれる「楽」は、日本料理の権威、小山裕久氏が監修する洗練された和食レストランだ。
モダンな雰囲気で現代日本料理の真髄を提供してくれる「楽」は、日本料理の権威、小山裕久氏が監修する洗練された和食レストランだ。
2004年にシンガポールで誕生し、上海のミシュランで星を獲得している「インペリアルトレジャー」は、韓国初のファインダイニングレストラン。北京ダックや点心など、トップレベルの中華料理は是非堪能して欲しい。
2004年にシンガポールで誕生し、上海のミシュランで星を獲得している「インペリアルトレジャー」は、韓国初のファインダイニングレストラン。北京ダックや点心など、トップレベルの中華料理は是非堪能して欲しい。
そして食後に向かう先は、ナイトクラブのようなエンターテイメントバー「ルービック」。音楽と銘酒を楽しむにはもってこいの場所です。特別な気分を味わいたいふたりには、2階と3階に個室タイプのラウンジが用意されているので要チェックを。

他にも、スコッチウィスキーの専門ラウンジ、シャンパンの専用ラウンジまで!あるので気分に合わせて1軒、いやせっかくだから全部……なんて使い方もアリです。
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週末は生演奏などのパフォーマンスイベントも鑑賞できる「ルービック」はオトナの夜にふさわしい。
週末は生演奏などのパフォーマンスイベントも鑑賞できる「ルービック」はオトナの夜にふさわしい。

今どきカジノは誰にも優しい場所なのです

待ってました!の、カジノは何と言ってもその広さに驚くはず。韓国最大15529㎡(約4700坪)のスペースには、テーブルゲームが154台、スロットマシンが281台、機械式ゲームが4台(62席)設置されています。

バカラやブラックジャックなどの定番ゲームの他に、最近人気の高いテキサスホールデムポーカーも用意されているので是非多くのゲームに挑戦を。

他のプレイヤーを気にせず、自分のペースで遊べる機械式ゲーム(カードを配るディーラーの姿がモニターで中継され、それを見ながらテレビゲームのように機械を利用して遊ぶもの)もあるので、まずはここから始めるのもマカオ同様にアリです。

また、テーブルゲームでバカラを楽しむ場合、一回あたりの最低ベット額は1万ウォン(約1000円)程度なので(マカオだと低くても5000円以上が必要)、より初心者が安心して遊べるのもポイント !!

館内には日本語が通じるスタッフや、日本人スタッフが配置されているので、不明な点がある場合は直接聞くことができます。どこまでも「パラダイスシティ」は初心者、日本人が利用しやすいカジノなのです!
韓国にある他のカジノと比べてカジノスペースは広く、ゆったりとしている。ベージュを基調とした内装は上品でゴージャスだ。
韓国にある他のカジノと比べてカジノスペースは広く、ゆったりとしている。ベージュを基調とした内装は上品でゴージャスだ。
最新のスロットマシンが281台も設置されている。日本人スタッフも配置されているので、不明な点を質問できるのはとても嬉しい。
最新のスロットマシンが281台も設置されている。日本人スタッフも配置されているので、不明な点を質問できるのはとても嬉しい。
スロットマシン最大の特長はジャックポットによって一攫千金の夢があるということ。一撃で1000万円を掴むチャンスもある!?
スロットマシン最大の特長はジャックポットによって一攫千金の夢があるということ。一撃で1000万円を掴むチャンスもある!?
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特別な空間を楽しんでもらう豪華なVIPの世界!!

カジノフロアにはハイローラー(高額でプレイする人)専用のコーナーが設けられています。高額とは言っても、やはりマカオのVIPと比べると最低ベット額は低めなので、落ちついた空間で勝負したい人にも是非訪れてほしい場所です。

一般的なテーブルよりも最低ベット額が高く設定されているハイローラー専用のスペース。豪華で落ちついた造りが特徴だ。
一般的なテーブルよりも最低ベット額が高く設定されているハイローラー専用のスペース。豪華で落ちついた造りが特徴だ。
「いやいや俺は勝負に出るよ」と、高額な勝負を望む方にはVIP専用の個室も用意されているのでご安心を。珍しい3人掛けの特別仕様かつ豪華な専用バカラテーブルでVIPなゲームを堪能できます。VIPルームの利用に関して詳細は明示されていませんが、1000万円以上を遊ぶ人に向けていると思われるので我こそはという方はご準備を。
VIPルームは周りを気にせず、集中してカジノプレイしたい人に向けた特別な空間だ。
VIPルームは周りを気にせず、集中してカジノプレイしたい人に向けた特別な空間だ。
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また、地下駐車場から専用エレベーターで誰にも気づかれず、直接向かうことができてしまうスペシャルなVIPルーム「スカイカジノ」という映画のような部屋も存在します。

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客室はモダンかつシック、そしてラグジュアリー!!

施設内のホテル部分は地上10階、地下2階で客室は全711室。標準的なデラックスルームは45㎡という広さを持ち、バスルームにはシャワールームとトイレルーム、バスタブ付き。また、その2倍の広さ(90㎡)のデラックススイート、8倍の広さ(368㎡)のプレジデンシャルスイートなど、滞在の希望に合わせて様々な部屋が用意されています。
スイートルームの室料は一泊約100万円(正規客室料金)。ベッドルームは2部屋あり、広いジャクジー付きバスルームが嬉しい。
スイートルームの室料は一泊約100万円(正規客室料金)。ベッドルームは2部屋あり、広いジャクジー付きバスルームが嬉しい。
もちろん、宿泊客はスポーツジムやスパ、サウナを利用することもできます。
カジノといっても、客室はモダンで落ち着いた雰囲気なのだ。
カジノといっても、客室はモダンで落ち着いた雰囲気なのだ。
窓の外は開発が進む光景と空港…と、お世辞にも美しい光景とは言えないけど、逆に言えば開発前の風景を確認できるのは今だけ。空港の真横ということもあり、飛行機の離発着を眺めることもできるのであります。
現在、屋外プールは利用可能だが、周辺の多くは開発中。この何も無い風景が今後どのように変化するのか今から楽しみだ。2018年の上半期には、新たにブティックホテル、ショッピングモールを含めた商業施設、エステや韓国式サウナを楽しめるプレミアムスパ施設、世界トップクラスのDJがパフォーマンスしてくれるEDMクラブ、一年中プールパーティーが楽しめるルーフトップクラブ、韓国初のディスコクラブなどが開業予定。
現在、屋外プールは利用可能だが、周辺の多くは開発中。この何も無い風景が今後どのように変化するのか今から楽しみだ。2018年の上半期には、新たにブティックホテル、ショッピングモールを含めた商業施設、エステや韓国式サウナを楽しめるプレミアムスパ施設、世界トップクラスのDJがパフォーマンスしてくれるEDMクラブ、一年中プールパーティーが楽しめるルーフトップクラブ、韓国初のディスコクラブなどが開業予定。
「パラダイスシティ」からソウルへ向かう空港鉄道「A'REX」の車内には広報大使のキム・スヒョン氏による「パラダイスシティ」の広告が目立つ。ソウルまでは40分程度なので、街の観光も合わせて楽しめるのもポイント。
「パラダイスシティ」からソウルへ向かう空港鉄道「A'REX」の車内には広報大使のキム・スヒョン氏による「パラダイスシティ」の広告が目立つ。ソウルまでは40分程度なので、街の観光も合わせて楽しめるのもポイント。

気軽に行ける距離にあり、カジノ内で日本語にも対応してくれる「パラダイスシティ」は、日本のカジノ初心者にはぜひオススメしたい場所。非日常な遊びを楽しめる現代のカジノ=IRで、刺激ある大人の週末をお楽しみくださいませ!

■「パラダイスシティ(PARADISE CITY)」

◆ パラダイスシティ(PARADISE CITY)

住所/186, Yeongjonghaeannam-ro 321beon-gil, Jung-gu, Incheon, Republic of Korea
URL/www.p-city.com/
お問い合わせ/☎︎ +82 1833 8855

●篠 泰樹 / カジノジャパン編集長、casinolab.jp 代表

出版業界30年のキャリアを持ち、長年に渡る海外生活で世界各国のカジノを楽しんだ経験から、その楽しさを伝えるべく活動するカジノ伝道師なオヤジ。カジノは(IR)総合リゾート。ラグジュアリーでエンターテインメントな空間を楽しむこと全てがカジノ遊びであると考える。

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