2017.06.05
「え?」と言わせる意外な行き先【3】ー熱海で非日常を共有編ー
デートはエスコートに始まり、エスコートに終わるといっても過言ではありません。といっても、財布の出番が多いだけ、というのでは芸がない。意識すべきは、五感への刺激。つまり、四季が感じられ、国宝級の芸術を愛で、至福のリラクゼーションを体験する、という互いの感性を存分に刺激し、心身ともに解放されるドライブデートへいざ。
- CREDIT :
文/中島由貴
アートやスパの一流を五感で味わう
そこで、「熱海へ行かない?」とハードルを上げた後、間髪入れずに「日帰りのドライブで」と付け足せば、難易度が下がったオファーに彼女も(日帰りならいいかも…)と、思わずOKしてくれる可能性は大。
メインロビーから望む相模灘の大パノラマに、きっと彼女は歓喜の声を上げるはず。
黒漆喰の壁を背後に新たに立てることで展示ケースのガラスの映り込みをなくしているため、じっくりと作品を見ていると、まるでガラスをすり抜けて中に吸い込まれていく感覚になるほど。だから、気がつけば彼女の顔がすぐそこに!? なんてドキドキが頻繁に起きるとか起きないとか。
MOA美術館をあとにして緑豊かな森をしばらく走ると見えてくるのがラグジュアリー旅館「熱海 ふふ」。全室源泉掛け流しの露天風呂完備というなんとも贅沢なプライベートステイが叶う一流のお宿ですが、今回の目的は“立ち寄りスパ”という小粋なもの。
しかも、こちらのスパは国内でも数カ所にしかない “Spa by sisley”となれば、どんなハイメンテ系女子でも喜ばないわけがないのです。
その製品を惜しげも無く使っているだけでなく、玄武岩のストーンによる施術や、ハワイ式ロミロミとタイ式ストレッチを織り混ぜたオリジナルのマッサージなど、個々の体調に合わせてカスタマイズしてくれるトリートメントコースを、正真正銘のゴッドハンドを持つスペシャリストの手によって受けられます。
さらに竹林が立ち並ぶ静謐な雰囲気との相乗効果で、紳士淑女のふたりそろってまさに至福の境地へ。
心身ともにスッピンになった彼女とさぞかしお話が弾むことでありましょう。ここまで「シャンパン飲みたい! 泊まりたい!」というヨコシマな気持ちをグッと我慢したよい子のドライバー諸兄には「帰るの明日にしない?」のご褒美コメントがいただけちゃう。なんてこともあるかも、ないかも……。
■MOA美術館
◆ MOA美術館
住所/静岡県熱海市桃山町26-2
お問い合わせ/☎0557-84-2511(代表)
開館時間/9:30 - 16:30 (最終入館は16:00まで)
休館日/木曜日(祝休日の場合は開館)、展示替日、年末年始
URL/http://www.moaart.or.jp/
一般 1,600円
※駐車台数 200台 無料
■熱海 ふふ
◆ 熱海 ふふ
住所/静岡県熱海市水口町11-48
予約・お問い合わせ/☎0557-86-3646
Fufu Spa by sisley
受付時間/13:00~21:00
営業時間/13:00~22:00
URL/http://www.atamifufu.jp/