2016.11.07

カリブのレゲエ天国は朝からゆる〜りがお約束

※本特集は2016年2月号で掲載した企画の抜粋です。

「ジャマイカ」と聞けばレゲエにラム酒に近年では陸上のスーパースター、ウサイン・ボルトに……。と日本の秋田県に相当する小さな国土ながら、すぐにイメージが浮かぶほど私たちにもおなじみの国。朝からレゲエでノリノリ、なイメージを裏切らないカリブの楽園は温暖な気候と陽気な人々に囲まれたハッピーな空気が流れています。リゾート地として名高いモンテゴ・ベイは北米のセレブリティからも愛されるラグジュアリーでのんびりとした魅惑の場所でした。

地元ジャマイカンのハネムーナーも訪れるモンテゴ・ベイにはたくさんのラグジュアリーリゾートが立ち並ぶ傍ら、写真のラウンド ヒルは老舗の一軒
古くから愛されるリゾートとして人気です
地元ジャマイカンのハネムーナーも訪れるモンテゴ・ベイにはたくさんのラグジュアリーリゾートが立ち並ぶ傍ら、写真のラウンド ヒルは老舗の一軒

やばい!!パスポートのページが足りなくてジャマイカに行けないよ〜!!」と出発前日にジローラモからS‌O‌Sがあり、嘘のような本当の話で今回はまさかのお留守番という事態に……。「本当行きたかったよ……」と肩を落とすのを横目に、ジローラモに代わってオヤジが楽しめるオトナなジャマイカをご紹介致します!

左上:見事なドレッドヘアが象徴的なジャマイカオヤジさん。左下:色とりどりのペイントが目立った美しい街並み。■右上:ローカルレストランでは昼間から地元っ子たちがおしゃべりに興じていました。 右下:カメラを向けるとおどける人が多いのも国民性?そんななか撮れたクールな一枚。
のんびり、ゆったりがジャマイカ流
■左上:見事なドレッドヘアが象徴的なジャマイカオヤジさん。■左下:色とりどりのペイントが目立った美しい街並み。■右上:ローカルレストランでは昼間から地元っ子たちがおしゃべりに興じていました。 ■右下:カメラを向けるとおどける人が多いのも国民性?そんななか撮れたクールな一枚。

今回訪れたモンテゴ・ベイはジャマイカの北西に位置するカリブ屈指のリゾート地で、アメリカ人がバカンスで多く訪れる地として知られています。喧噪に包まれた首都キングストンとは異なり、モンテゴ・ベイは古くから愛される伝統的なホテルや世界的にも有名なホテルが次々に進出するなど、安全かつラグジュアリーなエリア。ですが、リゾートから一歩足を延ばせば、ドレッドヘアにラスタカラーを纏った陽気な人々が行き交う街並みにレゲエが流れる店内でローカルなジャマイカ料理が味わえるなど、リアルなジャマイカが満喫できます。想像どおり、ジャマイカの人々はお茶目で親切、カメラを向けるとおどけてみせるノリの良さ! 陽気なカリブの楽園でのラグジュアリーな休暇をとくとご覧あれ。

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ホテルは用途に合わせて選びもいろいろ!

ここぞ!の贅沢ステイはセレブが愛するあの宿に

近年、ラグジュアリーホテルの建築ラッシュにあるモンテゴ・ベイのホテルは選びもいろいろです。今回は1953年にオープンした歴史あるホテル「ラウンド・ヒル」と広大な敷地でエンタテインメントに過ごせる「ハイアット・ジラーラ」の2軒にステイ。用途に合わせて選べますよ。

Round Hill ラウンド ヒル

小高い丘の上にホテルとヴィラが点在するリゾートのヴィラスイートの一室。多くの有名人に愛されるのはコロニアルな世界観です。
さまざまな要人を魅了する歴史ある一軒です
小高い丘の上にホテルとヴィラが点在するリゾートのヴィラスイートの一室。多くの有名人に愛されるのはコロニアルな世界観です。
■左上:広い敷地内のヴィラはまるで一軒家のよう。■左下:アフタヌーンティーをするラウンジも優雅な白の世界でゆったりと。■右上:離れのスパ。■右下:カリブ海が一望できるプールで一日中リラックス。
■左上:広い敷地内のヴィラはまるで一軒家のよう。■左下:アフタヌーンティーをするラウンジも優雅な白の世界でゆったりと。■右上:離れのスパ。■右下:カリブ海が一望できるプールで一日中リラックス。

リゾートホテルが軒を連ねるモンテゴ・ベイで今回宿泊したのはタイプの異なるこの2軒です。ひとつは小高い丘の上にヴィラが点在するプライベート感満載のラウンド・ヒル。1953年にオープンした歴史あるホテルは、ジョン・F・ケネディ元アメリカ合衆国大統領が夫人のジャクリーンとハネムーンで滞在したリゾートとして有名です。

 ■左/中央:バナナの葉を使った伝統的な編み物を披露してくれたジャマイカオヤジさん。■右:ピンクやブルーといった鮮やかなカラーの制服は褐色の肌に映えてスタイリッシュ。デザインは昔ながらでとても素敵。
古き良きジャマイカの文化に触れられます
■左/中央:バナナの葉を使った伝統的な編み物を披露してくれたジャマイカオヤジさん。■右:ピンクやブルーといった鮮やかなカラーの制服は褐色の肌に映えてスタイリッシュ。デザインは昔ながらでとても素敵。

白を基調としたウッディでクラシックな空間は現在ではラルフ・ローレン氏が常宿とするほど愛されていて、広大な敷地内のヴィラは緑に囲まれ、一軒家にいるような心地よさ。それぞれタイプが異なるため、何度訪れても飽きがこないのもうれしいところ。ここに来ると古き良き、ジャマイカのリゾートにタイムスリップしたかのような気持ちになるのでした。

Round Hill[ラウンド ヒル]
住所/John Pringle Drive, P. O. Box 64 Montego Bay, Jamaica, West Indies
☎1+876-956-7050
www.roundhill.com
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続いては昨年末にオープンしたハイアット ジラーラ ローズ ホールで、こちらは234室のモダンでスタイリッシュな大型リゾートです。

Hyatt Zilara Rose Hall ハイアット ジラーラ ローズ ホール

左:18歳以上のみ宿泊可能なハイアット・ジラーラと、子供もOKのハイアット・ジーバが一体となった複合リゾート。ふたつのホテルをつなぐ棟は一転して毛色の異なるクラシックな造り。モダンなホテル棟とのギャップも楽しめます。■中央上:大型リゾートはデートはもちろん大勢でワイワイも楽しいのです。■中央下:ミニマルなインテリアの室内。■右:オープンテラスでいただく朝食はカリブ海を眺めながら。
遊んで、食べて、飲んで!遊び尽くせるリゾート
■左:18歳以上のみ宿泊可能なハイアット・ジラーラと、子供もOKのハイアット・ジーバが一体となった複合リゾート。ふたつのホテルをつなぐ棟は一転して毛色の異なるクラシックな造り。モダンなホテル棟とのギャップも楽しめます。■中央上:大型リゾートはデートはもちろん大勢でワイワイも楽しいのです。■中央下:ミニマルなインテリアの室内。■右:オープンテラスでいただく朝食はカリブ海を眺めながら。

ホテル内には10以上のレストランやバーがあり、それらすべてがオールインクルーシブというエンタテインメントっぷり。海でのアクティビティやルームサービスまで含まれているというのですから、大いに遊んで楽しむのが吉。ふたつの違った魅力を有するホテルで休暇を過ごせば、懐の深いカリブの魅力を感じることができるかもしれません。

Hyatt Zilara Rose Hall[ハイアット ジラーラ ローズ ホール]
住所/Rose Hall Road Montego Bay, Jamaica
☎+1 876-618-1234
www.rosehall.zilara.hyatt.com
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街に出てリアルなジャマイカを体感!

燦々とした太陽の下で大人の社交場を楽しむ

年中夏!というジャマイカではオープンエアで食事をいただいたり、太陽の下でアクティビティに興じるのが断然オススメです。モンテゴ・ベイの街を楽しんだらちょっと遠出してオーチョリオスという街でボブスレーに挑戦!

Scotchie’s スコッチズ

■左上:ブーゲンビリアが咲き誇るオープンカフェでランチを食べるのが気持ちいいのなんの。■左下:開放的な雰囲気のお店ばかり。■右上:こちらがジャークチキンとジャークポーク。ヤム芋、揚げパンとともに。■右下:焼きあげたジャークチキンは食べる前からいい香りが……。
ジャークチキンを食べずして、ジャマイカは語れません!
■左上:ブーゲンビリアが咲き誇るオープンカフェでランチを食べるのが気持ちいいのなんの。■左下:開放的な雰囲気のお店ばかり。■右上:こちらがジャークチキンとジャークポーク。ヤム芋、揚げパンとともに。■右下:焼きあげたジャークチキンは食べる前からいい香りが……。

リゾートでのんびりもいいのですが、せっかくだからローカルなジャマイカも味わわなくちゃ! ということで、まずは代表的な料理でもあるジャークチキンの有名店「スコッチズ」にお邪魔しました。ジャークチキンとは、香辛料をミックスして作られたジャークというジャマイカ独自のスパイスを付けたチキンを焼きあげる料理を言います。他にジャークポークやジャークフィッシュもあり、スモーキーな独特の香りが食欲をそそります。素材を生かした料理はケチャップやヤム芋と一緒に食べるカジュアルなもの。太陽の光と風を感じるテラスで食事、がジャマイカ流です。

Scotchie’s[スコッチズ]
住所/Falmouth Road, Montego Bay, Jamaica
☎+1 876-953-8041
http://things-to-do-in-jamaica.com
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Miss T’Miss T’s Kitchenミス ティーズ キッチン

■左上:肉を使った料理が中心です。■左下:外気が入る気持ちいいレストランでリラックスしながらワイワイガヤガヤ。カラフルな店内もキュート。■右上:ラムを使ったカクテル。左はモヒートで右のカクテルは“ボブ・マーレー”!■右下:ジャマイカのスパイスを使ったラムのカレー。とろとろに煮込んでありました。小豆が入った伝統的なライスとともに。
洗練されたジャマイカ料理ならこちら
■左上:肉を使った料理が中心です。■左下:外気が入る気持ちいいレストランでリラックスしながらワイワイガヤガヤ。カラフルな店内もキュート。■右上:ラムを使ったカクテル。左はモヒートで右のカクテルは“ボブ・マーレー”!■右下:ジャマイカのスパイスを使ったラムのカレー。とろとろに煮込んでありました。小豆が入った伝統的なライスとともに。
 
Miss T’s Kitchen[ミス ティーズ キッチン]
住所/65 Main Street,Ocho Rios,Jamaica
☎+1 876-795-0099
www.misstskitchen.com

腹ごしらえをしたあとはモンテゴ・ベイからクルマで約1時間30分ほどの街オーチョリオスへ。カリブ海を一望に見渡せるミスティックマウンテンの上ではボブスレーにトライ! 雪のない国ですが、地元の人々がフルーツを台車で市場へと押して行く習慣の中で台車レースが始まり、そこからヒントを得てボブスレーを始めたそう。今では映画「クール・ランニング」でもジャマイカのボブスレーは有名です。このお茶目なアクティビティもぜひ体験すべし、ですよ。

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ボブスレーと言えば、この国!
雪がなくてもなんのその!ボブスレーに挑戦してきました。初心者でも意外と簡単に挑戦できますよ。
www.rainforestadventure.com/jamaica-mystic-mountain/

写真/中川 司 取材・文/菅 礼子(本誌)協力/ジャマイカ政府観光局

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