月鍋を食べるために京都の食通も遠出
やっと叶いました。京都市内から滋賀県を目がけてクルマで小1時間。
比良山の山深い曲がりくねった道を走り続けると、左手に琵琶湖を源流とする安曇川が流れる山里に到着。家の前に流れる疎水で野菜を洗うお父さん、そんな里山原風景が似合う一軒屋が「比良山荘」です。
比良山系の裏登山口でもあるため、登山者の宿として昭和34年にでき、その後、鮎を名物とする料理旅館となったそう。

ちなみに熊の捕獲量は、なんと猪100頭に対して1頭と言われるほどの稀少ぶり。秋に木の芽を食べ、冬眠のために脂がのっている時期が良いそう。脂身をしゃぶしゃぶのようにいただくのだけれど、そのかつてない美味しさはわざわざ行く価値ありよ。

淑女のトキメキポイント
グルメな友人から聞いていました。熊って食べたことなかったの。噂に違わぬ美味です。雪の日に行くと凄〜く風情があるんですって。でも雪道、危ない?だったらハイヤーで行きましょ。

比良山荘
比良山荘
■客室(左):2階には宿泊できる部屋が4室だけあります。数が少ないので、かなり前からの予約が必須。
■外観(右):安曇川の沿道から路地を曲がると、地主神社の鳥居の手前、疎水が流れる一軒屋が比良山荘。こんなのどかな原風景に出合えますよ。
滋賀県大津市葛川坊村町94
☎077-599-2058
営業/11:30〜13:30、7:00〜19:00(完全予約制) 無休
●月鍋コース(3月末まで):1万5000円、2万円の2種、ハーフボトルシャンパン6000円〜、◯宿1泊2食3万円〜/人(税・サ別)
滋賀県大津市葛川坊村町94
ナビゲーション・文/YULI*YULI
2015年03月号より抜粋