そこでお手本にしたいのが日本でも屈指のリゾート地である、軽井沢での遊び方。なぜならそこには歴史があり、クラス感が備わっていて、かつ新しさもあるから。つまりリッチな非日常を楽しむための、すべてが整っているのですね。
だからお洒落も遊びも仕草もいつもとは違うTPOそれぞれにふさわしいスタイルがある。そういうひとつひとつのことをマスターしているというのが、本当にモテるオヤジだと思うのです。
デートのお誘いは「気持ちいい季節になったから」とかそんな簡単なもので十分。その先にある、ふたりで楽しむためのモテるテクニックを、本特集ではずい〜っとご紹介いたします。
初夏のリゾートスタイルはクラス感が基本です
答えは、クリーンな印象で、かつ大人としての節度のある、白いリネンのシャツに、クリースがきれいに入ったスラックスです。どちらもとてもベーシックなものですが、これらが軸になっていれば、あとは上にニットを着ようがブルゾンを羽織ろうが、スニーカーを履こうがブーツを選ぼうがまったく問題なし。
シャツにスラックスというコンサバな装いは、高原リゾート特有のリッチな感じ、言うなれば“クラス感”のある街に溶け込むためのドレスコード。ここさえ押さえればあとはゆっくり、リラックスでOK。
そもそもドレスコードを堅苦しく考える必要なんてないわけで、TPOに応じて変化する装いを大いに楽しむ気持ちが大切です。そうすれば時間がいつもよりゆっくり、それでいてとても上品に流れていくのを感じられるハズ。
そうなったらしめたもの、ドライブに出かけるもよし、木漏れ日のなかで読書を始めるもよし。ようこそ、高原リゾートへ。
Ralph Lauren [ラルフ ローレン]
リネンの白ならシワも味に
ディテールだってクラス感が大事なのです
リラックスしたリゾートスタイルこそ細部のツメが大事なのは、言わずもがな。そこはヌカリなくセンスのいいものを選びましょう。
Oliver Peoples [オリバーピープルズ]
サングラスはちょいレトロで
Vacheron Constantin [ヴァシュロン・コンスタンタン]
品格重視ならちょい小ぶり
Ralph Lauren [ラルフ ローレン]
仰々しさよりこなれ感が大切
スタイリング/四方章敬 ヘアメイク/北村達彦
文/いとうゆうじ
イラスト/早乙女道春
写真提供/アフロ、Getty images、amana images、PPS通信社、万平ホテル