今回ジローラモが訪れたのは東南アジア6カ国を流れるメコン川のクルーズ。
冒険気分で勢いあるアジアの自然に触れるかたわら、五ツ星ホテルさながらの豪華な船内でゆったりとした時間を過ごすのが大人のクルーズの醍醐味です。
毎日小舟に乗り換えてアジアの奥地を探索するジャングルクルーズに冒険好きの男の血が騒ぐ一方で、船で過ごす時間はラグジュアリー。メリハリのあるメコン川クルーズをご堪能ください。

人々の生活を支える大河は、その存在感同様、穏やかな水の流れが印象的。今回の旅はアクア・エクスペディションズが主催するクルーズ「アクア・メコン」でベトナムホーチミンとカンボジアのプノンペンを結ぶ5日間のクルーズです。
水量の多いハイウォーターシーズン(7月〜11月)は7日間のコースもあり、世界遺産、アンコールワットへと足を伸ばします。
何と言っても驚きなのが船の豪華さ!全20室のプライベートな船内にはジムにプールにミニシアター、スパまで完備され、広々としたラウンジとデッキではハウスワインからハウスシャンパーニュまで飲み放題!
各ゲストの部屋には毎日何度もベッドメイキングが入り、毎日クリーニングのサービスまで。至れり尽くせりのさまは、まさに水上の五ツ星ホテルです。
水上交通の大動脈、メコン川はアジアの活気溢れる文化の発信地。エネルギッシュな地元の文化を体感し、ヨーロッパ、北米と世界各国からゲストが訪れる人気ぶりです。
水牛のいる豊かな水田から毎朝賑わう水上マーケット、袈裟を纏った僧侶たちがお勤めに励む伝統的な寺院まで、その豊かな表情はここでしか出会えない貴重な体験ですよ。
エネルギッシュなアジアンパワーが刺激的
毎日小舟に乗り換えてぐんぐん奥地へ。魅惑的なアジアの文化は時にエネルギッシュで時にエキゾチック。刺激とパワーで溢れます。

プノンペン
優雅な空間は船の上を忘れる快適さ
水上の五ツ星ホテルへようこそ
昨年10月に完成したアクア・メコンクルーズ船は3層から成りスイート20室、乗客40名までのプライベートな空間。広々としたラウンジに開放感のあるデッキ、プライベートなプールまで……まさに水上の五ツ星ホテルなのですよ。

アクア・エクスペディションズのクルーズは3食の食事とドリンクがオールインクルーシブ。毎日エクスカージョンがあり、用意された小舟に乗って支流を巡ります。
そこで出会うのは、交通路では見ることのできない、メコン川を生活の支えとする人々のリアルな生活。水上を行きかう船の活気に元気をもらいました。
とある日はマングローブが鬱蒼としたジャングルをクルーズ。そこでは色とりどりの野鳥に遭遇したり、と、毎日違った体験が待ち受けています。

船がカンボジアに入ると川の水も、よりクリアなエメラルドへ。夕暮れ時、川の中ほどにある小島でくつろいでいると、「川で泳いでいいかな⁉」と。
Tシャツを脱いでドボ~ン!とダイブ。水温も温かいため、泳ぐ泳ぐ。川から上がるとスタッフがすぐさまタオルを用意。部屋に戻るとシャワーも浴びられてクリーニングされた洋服も準備されています。
クルーズでしか訪れることのできない奥地はそれだけで新たな発見があること請け合いですが、不自由のないラグジュアリーな船でのひと時も、オトナにしかできない極上の旅ですよね?

![Aqua Expeditions [アクア・エクスペディションズ]](https://assets-www.leon.jp/image/2016/05/28062651102148/0/celeb_0502_06.jpg)
Aqua Expeditions [アクア・エクスペディションズ]
Aqua Expeditions [アクア・エクスペディションズ]
ICM(日本地区販売総代理店)
住所/東京都港区虎ノ門5-3-20仙石山アネックス501
☎03-5405-9213
3泊$3315〜、4泊$4420〜、7泊$7735〜(1名分)
www.icmjapan.co.jp/aqua
活気ある街ホーチミンで優雅にステイ
今、注目ホテルは煌びやかで豪華!!
なんといっても色使いは鮮やか内装はキラキラ、が、こちらのお国のステイタスなんです。
The Reverie Saigon [ザ・リヴェリー サイゴン]
住所/22-36 Nguyen Hue Blvd,Dist.1,HCMC,Vietnam
☎ +84-8-3823-6688︎
www.thereveriesaigon.com

稀少な大理石で作られたフロアやシャンデリアで飾られたエントランスなど……インテリアは贅の極みと言っても過言ではないのですが、イタリアを愛するオーナーが取り寄せたイタリア製の家具も凄い!

「ここの家具やバスローブは下のお店で買えるの?派手だけど、居心地もいいし気に入ったよ」。日本ではなかなか見られない鮮やかで煌びやかなインテリアは発展目覚ましいホーチミンならでは。
12タイプある部屋は4人の異なるデザイナーがインテリアデザインをしているため、印象はまったく違うものに。何度泊まっても楽しめそう。
ホテルの周辺は新たな商業施設や公園の建設ラッシュで勢いは止まりません。

文/菅 礼子(本誌)
協力/キャセイパシフィック航空
2015年7月号より抜粋