2016.02.02
オヤジの終わりなき冒険心 オーロラ・ハンティングの旅
高級リゾートでゴロンと寝そべるセレブな旅もいいけれど、今回は、オーロラ・ハンティングというオヤジの浪漫に挑戦する旅です。で、行ってきましたよ、はるばる北極圏まで!目的地は、オーロラの出現率が高いと言われる街、ノルウェーのトロムソです。ご覧のとおり、3日間の滞在でもオーロラ観測できた街は、ショッピングやグルメも楽しめましたよ!
文化が息づく"北のパリ"の目抜き通りへ
短い昼間を謳歌するように活気づく街を散策
太陽が昇らない極夜の時季を抜けたばかりのトロムソの街は、短時間ながらも街を照らす日差しを歓迎するかのように賑わっていました。北極圏独特の薄ピンクの光とブルーの闇の共演を楽しみながら、街の目抜き通りでショッピングしたジローラモ。どうやら、お店の窓からこぼれる光や外壁の色づかいにも心が温まったようです。
Tromsø[トロムソ]
19世紀に西ヨーロッパとの交易や北極への玄関口として発展した街は「北のパリ」とも呼ばれ、その名残が趣のある古い木造建築にも。青や緑、黄色に赤と、カラフルに塗られた外壁は、長く暗い極夜の日々を少しでも楽しく過ごそうする人々の知恵の象徴でもあります。
いっぽう、寒さをしのぐ文化の表れか、街のあちらこちらに美味しそうなカフェが点在。
「ちょっと寄ってみようか?」
街の広場に面したガラス張りのカフェで、カプチーノとスコーンを頬張りながら、「ひと休みしたら、あそこのスポーツ用品店にも行ってみようよ」と続けるジローラモ。
極北の地でもスポーツ好きの血が騒ぐのか、山登り用具や最新のスキー板に興味津々です。
「こんな風景、北極探検家のアムンゼンも見たのかな。」
トロムソにゆかりのある偉大な冒険家に思いを寄せながら、オーロラツアーに向かうのでした。
Radisson Blu[ラディソン・ブルー]
住所/Sjogata 7 P.O. Box 928N-9259 Tromsø, Norway
☎ +47 77 60 00 00
http://www.radissonblu.com/hotel-tromso
犬たちと一緒になって大雪原を駆け抜ける
犬ぞり初体験は「とても面白かったヨ!」
夜はオーロラ・ハンティング、昼は犬ぞりというアクティビティざんまいな3日間。実のところ寒さは得意ではないけれど、探究心や冒険心を満たすための挑戦は、セレブならではの旅、なのですよ。
CAMP TAMOKという、先住民のサーメ人の集落を再現したキャンプ地に向かいました。この日は絶好の犬ぞり日和。バスの中から見るフィヨルドの雪や湖の氷が、穏やかに日差しを照り返しています。
到着してバスから降りると、この地では珍しい氷点下20度の冷気が肌を刺し、専用の防寒着を着用することに。犬ぞりを管理するトマスさんにブレーキのかけ方やバランスのとり方を教わったら、ぶっつけ本番。約1時間半の滑走に出かけました。
徐々に慣れてくると、風を切るスピードや犬たちとの一体感を凄く楽しめたそう。走りから戻り、冷えた体はテントの中にくべた火とホットドリンクで温めます。
ほかの参加者との会話も楽しみ、いつも以上にリラックスした様子のジローラモでした。
フレッシュな魚介はどれもビッグ!
フレッシュな魚介はどれもビッグ!
水産業が盛んなトロムソ。広場では穫れたての魚を販売するブースも。試食用の小エビが飛ぶように出ました。
街唯一の魚屋さんも、1月には毎日、タラやサーモンなどの新鮮な魚が300〜400㎏も入荷するそう。
街のレストラン「Fiskekompaniet」では、フレッシュな魚介類の創作料理をたらふくいただけます。
ロブスターの身もプリプリですぞ!上質な白ワインと一緒だといっそう最高の幸せ気分になります。
スカンジナビア政府観光局、トロムソ観光局
2014年4月号より抜粋