毎朝目覚めると見たことない光景が目の前に広がっている。そんな体験はクルーズ旅行でないとできないことです。

これまで日本では年配の方向けの旅というイメージがありましたが、クルーズ旅行はすご〜く楽チンでありながら、実はとってもエキサイティング。

ドレスアップした自分とめくるめく光景にもう気分はディカプリオかケーリー・グラントです!

2013年は日本におけるクルーズ元年ともいわれているようにクルーズ旅行への関心が高まっています。というのも、外国船が多数日本に寄港したり、日本発着のクルーズ船が就航したりと、さまざまな話題があるから。そんななか、オヤジさんにオススメしたいのは、数あるクルーズ船のなかでもっともラグジュアリーといわれる船で、もっとも美しい土地を巡る旅です。

クルーズ旅行というと2000人〜3000人が乗船する大型船が多いなか、今回乗船したシルバーシーの6隻の船はすべて小型船で最大540人程度の乗客数。さらに全室スイートでバトラー付きという群を抜いて豪華なクルーズ船。イタリア人オーナーの会社というのもLEONオヤジさん的にいい雰囲気かも。そんなラグジュアリーなクルーズ船で巡るのは小さな島々からなるカリブ海が断然オススメです。

欧米では浸透しているクルーズ旅行ですが、我々日本人にはなじみが薄いもの。そこにはクルーズ旅行ならではの“きまりゴト”があるんです。例えば、毎日18時からはフォーマル、インフォーマル、カジュアルといったように、ドレスコードが決まっていたり。「毎晩お洒落するの楽しい!」とジローラモが言うように、ゲストのファッションチェックも一興。フォーマルの夜は、まるで映画のなかの社交界に入り込んだよう。そんなシーンもクルーズ旅行の魅力のひとつなのです。

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■左上:誰もいないプールサイドでちょい酔いざまし。

■左下:今回はシルバーシーのなかでもっとも大きいシルバースピリットに乗船。主にカリブ海〜地中海を巡っています。

■右:船内にはさまざまなアクティビティが用意されていますが、こちらはシアター。毎日ショーやオペラなどが上演されているんです。

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フォーマルナイトにはちょっとしたパーティーが。女性も男性も華やかで非日常感が高まりますね。

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カジノでは、皆高額を賭けているので真剣なのが面白い!

The Caribbean[カリブ海]

今回はバルバドスから出発しセントルシア、ドミニカ、セントバーツ、バハマを巡りアメリカのフロリダ州、フォートローダデールで下船という全7泊8日のルート。

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日中は思いっきりアクティブに

楽しみは船の外にも広がっています

クルーズ旅行はほぼ毎日どこかに寄港するので、そこでしか体験できないアクティビティが多数用意されています。

もちろん個人的に街を散策したり、船の上でリラックスなんてのもありです。各島のオススメ、ご紹介します。

クルーズ旅行の醍醐味は船上だけに留まりません。特にカリブ海クルーズではほぼ毎日異なる国に寄港するので、寄港地ごとに雰囲気がガラリと変わります。イギリス領やフランス領もありますからね。

今回は南米にほど近いバルバドスのブリッジタウンから乗船。そのまま北上を続け、アメリカのフロリダ州フォートローダデールで下船というスケジュール。途中4つの国に寄港し、アクティビティやショッピングを楽しみます。自然豊かな土地では、トレッキングやヘリコプターに乗ったり、世界中のセレブリティが訪れる高級リゾート地では買い物を楽しみ、スターシェフの料理に感動するなど、自分好みの過ごし方ができるんです。

クルーズ旅行の最大の特徴は楽であること。というのも毎日異なる場所へ行けるのに各地でホテルを予約する必要もなく、パッキング、アンパッキングも1回だけ。つまり、楽してたくさんの土地を訪れることができるという、オヤジさんにピッタリな旅スタイル。クルーズ船の予約さえしておけば、後は乗るだけで、いろいろな体験ができてしまう、数ある旅のなかでももっとも優雅なスタイルですね。オヤジさんにはクルーズ旅行、ぜひ体験していただきたい!

St.Lucia[セントルシア]

古くはフランスの統治下にあり、その後イギリスへ。独立後もイギリス連邦の加盟国。

山が多く熱帯雨林に囲まれており崖に挟まれた湾に高級リゾートが点在しています。

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■上:世界遺産に登録されている山があるほど、自然豊か。火山島で、熱帯雨林に囲まれています。

■左下/下中央:であれば、それを空から見てしまおうということで、ジローラモが選んだアクティビティはヘリコプターライド。港のすぐ近くのヘリポートからヘリに乗り込み海の上や山頂ギリギリを飛行する空の散歩を楽しみました。自分が乗っている船を空から眺めるのも一興です。


■右下:どこの港も船からおりると土産物屋がズラリ。売っているものはどこも似ていたりするのですが、こんな帽子でイメチェンしてみるってのも……どうでしょ!

Dominica[ドミニカ国]

こちらはドミニカ国。葉巻で有名なドミニカ共和国ではありませんよ!

カリブの植物園といわれるほど自然が豊か。今回2番目の寄港地です。

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コロンブスが来島し、その日が日曜日(ドミンゴ)だったことからドミニカと命名されたというこの島は、高い山々と熱帯雨林に囲まれた国。というかまだ観光産業が発展途上なので、ぜひ自然を満喫しましょう。ジャングルに滝を見に行ったり、トレッキングやバギーで熱帯雨林を巡ったり、と植物や街の色がカラフルで可愛いんです。

St.Barts[セントバーツ]

正式名称をセント バルテレミー(Saint Barthélemy)というこの島はフランス領。ゆえフランス人やアメリカ人が多く訪れる、超高級リゾート地。

街の雰囲気も一気にフレンチ風味!物価も高めですが……。

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これまで訪れたのが素朴でのんびりした田舎な島だったので、ココに来てジローラモ買い物三昧!一流メゾンはズラリと揃っていますよ。

Eden Rock[エデン ロック]

St.Jean Bay, St Barthélemy F97133 French West Indies

☎+590-590-2979-99

www.edenrockhotel.com

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船が着く港と反対側にある街、サンジャンベイのビーチにて。エデン ロックはルレ エ シャトーに加盟する5ツ星ホテル。

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そこにあるレストラン、サンドバーでランチ。スターシェフ、ジャン・ジョルジュ監修のレストランだけあって盛りつけも味も最高。訪れているゲストもみんなお洒落でお金持ちそうです。だって、付けている時計が、リシャール・ミル、パテック フィリップ……しかもゴールドでしたから!言語はフランス語で通貨はユーロなので気分もフレンチに。

Bahamas[バハマ]

カリブ海といえば、のバハマの首都ナッソーが最終寄港地。

港も大きく、たくさんのクルーズ船がひしめき合っており、街は活気に溢れています。

巨大なカジノもあり、観光スポットが目白押しです。

Graycliff Hotel, Restaurant, & Cigar Company

8 thru 12 West Hill Street, Nassau, Bahamas

☎+1-242-302-9150

http://www.graycliff.com

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船で予約したシガーローリング体験へ。圧倒的な吸い心地を誇ることで有名なグレイクリフの工房では10人ほどの職人が丁寧にシガーを巻いています。美しいホテルやレストランも併設されており、建築を見るだけでもオススメ。

One & Only Ocean Club, Bahamas

Paradise Island Dr, Nassau, Bahamas

☎+1-242-363-2501

http://oceanclub.oneandonlyresorts.com/

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『007 カジノ・ロワイヤル』の舞台になったことでも有名なリゾート、ワン アンド オンリー オーシャンクラブ バハマへ。真っ白な砂と真っ青な海を眺めながら、カクテルを飲んでランチするのがオススメ!奇しくもこちらもジャン・ジョルジュ監修のレストラン「Dune」。ハンバーガーもお洒落な味付けです。

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新しい旅をお求めの方に

5ツ星ホテル以上の快適さとエンタテインメントが!

10年近く続いている本連載ですが、本格的なクルーズ旅行をご紹介するのは初めて。

ですが、クルーズ旅行はオヤジさんにぴったりな旅だと実感しました。特にシルバーシーがオヤジさんにオススメの理由、お教えします。

一週間以上船に乗るなんて退屈してしまいそう、と思われるかもしれませんが、シルバーシーのクルーズはアクティブ。もちろんの〜んびりすることもできますが、いつもどこかでイベントが行われているので退屈するなんてことはありませんし、ゲストも若者からオヤジさんまで幅が広い! 1週間ほど同じ船に乗っていると自然と会話をするようになり、一緒に食事をしたり、バーに集ったり、出会いもたくさんあるんです。サービスはもちろん一流でバトラーが何から何まで面倒を見てくれますし、全室スイートの部屋にはバルコニーが付いているので、船という感じはせず、5ツ星ホテル以上の快適さなんです。

Suite

予約時に枕の種類を選ぶことができます。また100本以上の映画がオンデマンドで見られるのもウレシイですね。バスタブやウォークインクローゼットもあるので、タキシードやスーツなどもキレイに保てます。バルコニーで朝食をとるのもオススメです。

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Facility

船内には、プールにジム、スパやカジノ、劇場にブティック、ライブラリーなど、ありとあらゆる施設が揃っています。

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■左上:ロビーには生演奏が行われるバーもあります。

■右/左下:夕焼けのプールサイドはとってもロマンティック。

Restaurant

旅での食事は重要なファクター。シルバー・スピリットには6つのレストランがあります。

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■左上:朝食から夕食までいただけるメインダイニング、ザ・レストラン

■右上:テラス付きのイタリアン、ラ・テラッツァ

■左下:フレンチのル・シャンパン

■右下:プールサイドのザ・グリル。

このほかにもアジア料理やラウンジ、もちろんルームサービスも充実。一部のレストランを除いて、食事代やチップは宿泊代にインクルードされているのも楽チンポイント。



Silversea Cruises [シルバーシー・クルーズ]


お問い合わせ/インターナショナル・クルーズ・マーケティング

☎03-5405-9213 www.silversea.jp
価格/2350ドル〜(7泊8日のカリブ海クルーズの場合、料金には一部のレストランを除く飲食代、チップが含まれます)

※「シルバー・スピリット」今後のスケジュールはサイトをご確認下さい。




写真/前田 晃(マエティコ) 取材・文/遠藤加奈(本誌) 協力/シルバーシー・クルーズ

2013年7月号より抜粋



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