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2022.01.05

花火のベストシーズンが冬って知ってました!? プロ推薦、絶対見るべき大会5選

浴衣姿の彼女と見上げる夏の花火もいいけれど、寒空の下、肩を寄せ合い眺める冬の花火もおつなもの。事実、花火が一番きれいに見えるのは、冬なのだそう。写真家にしてハナビストの冴木一馬さんに、冬の花火の魅力とオススメの花火大会を教えていただきました。

CREDIT :

監修・写真/冴木一馬(ハナビスト) 文/大塚綾子

「花火といえば、夏の風物詩と思われがちですが、空気が澄んだ冬に見る花火は格別な美しさ。かつてマイナス23℃の極寒の地で撮影が終わり、フィルムを巻き戻した際には、あまりの寒さでバリバリとフィルムが裂けてしまったことがありました。しかし氷の中に留まったような光の粒子は、未だにまぶたの裏に残ったまま。凛とした空気の中で打ち上がる花火は、生まれたばかりの赤ん坊のように汚れなく無垢で純粋なのです」

そう語るのは、自らも花火師の資格を持ち、日本国内はもちろん海外の花火大会にも遠征する写真家でハナビストの冴木一馬さん。

そもそも海外では、新年のカウントダウンを始め、花火は冬に楽しむのが一般的。日本でも2000年を迎えるミレニアムカウントダウンがきっかけで、冬の花火大会が年々増えている状況なのだとか。

「空気の透明度が格段に高く、澄んだ冬の空に上がる花火は、とても色鮮やか。夏に比べて風が強いので煙が滞留しにくく、見やすいのもポイントです。また花火の醍醐味といえば、やはり音。湿度が低い冬は、空気を切り裂くような破裂音が響き渡ります。冬の花火大会は打ち上げ時間も短く、比較的人出が少ないため、夏のように早くから場所取りする必要もほとんどありません。会場によっては、5分前に到着しても余裕で見られますよ」

それでは、ハナビストの冴木さんがオススメする全国の冬の花火大会をご紹介します。

【1】 阿寒湖ICE・愛す・阿寒「冬華美」

極寒の中、花火も凍りつく。一瞬止まって見える不思議も味わって

北海道・阿寒湖で2月1日から3月19日まで開催されている、冬のお祭り『阿寒湖ICE・愛す・阿寒「冬華美」』。スノーモービルなど、北海道の冬を楽しむアクティビティを体験できるこのイベントのクライマックスが、氷上で打ち上げられる花火です。

気温は今回紹介する花火大会の中でも最も寒く、時にはマイナス20℃になることも! 1カ月半のイベント期間中、約300発の花火が毎晩打ち上げられるロングランの花火大会です。その寒さの中で眺めていると花火が空中で凍りつき、一瞬止まっているような不思議な感覚が味わえるのだとか。周辺は温泉地なので何泊か滞在して、湖畔のさまざまな角度から眺めてみるのもオススメです。
▲ 凍てつく寒さの中で眺める花火は、きっと忘れられません。

阿寒湖ICE・愛す・阿寒「冬華美」

開催予定期間/2022年2月1日〜3月19日
時間/20:10頃〜
会場/北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉、阿寒湖氷上特設会場
お問い合わせ/0154-67-3200(NPO法人阿寒観光協会まちづくり推進機構)
http://ja.kushiro-lakeakan.com
※最新の開催情報は各自治体やホームページでご確認ください

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【2】 熱海海上花火大会

冬のビーチで肩を寄せ合い見上げるもよし、宿からしっぽり眺めるもよし

都心からのアクセスも良く人気の高い『熱海海上花火大会』は、温泉地・熱海で1952年から始まった歴史ある花火大会。夏だけでなく、年間を通して10回以上開催され、季節に合わせてプログラムが変わるので何度行っても飽きません。水面に映る花火も美しいのですが、フィナーレを飾る大空中ナイアガラが圧巻! 銀色の光が視界いっぱいに広がる、ダイナミックな輝きは一見の価値ありです。

また会場の熱海サンビーチは、周囲三方を山に囲まれたすり鉢状の地形なので、音の反響がすこぶる良く、迫力満点。冬は山からの吹き下ろしが吹くので、煙がこもらず最高のコンディションで見られます。冬のビーチで肩を寄せ合い見上げるもよし、宿からしっぽり眺めるもよし。いろんな楽しみ方ができちゃいます。
▲ 季節に合わせて変わる華やかな演出も見ものです。

熱海海上花火大会

開催日/2022年1月9日、1月15日
時間/20:20〜20:40
場所/静岡県熱海市渚町地先、親水公園ほか
お問い合わせ/0557-85-2222(熱海市観光協会)
https://www.ataminews.gr.jp
※最新の開催情報は各自治体やホームページでご確認ください

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【3】 河口湖冬花火

真っ白に雪が積もった富士山と花火のコラボレーション!

1月末から2月23日の富士山の日まで、毎週末開催されているのが『河口湖冬花火』。約600発の花火が湖畔の3カ所から打ち上げられ、湖面に映る「逆さ花火」も実に美しい、人気の花火大会です。

ココならではの魅力といえば、なんといっても世界遺産・富士山と花火のコラボレーション! 特に冬は真っ白に雪が積もった富士山と花火の共演が眺められます。満月に近い日程を狙うと、月明かりに煌々と照らされる真っ白な富士山と、色鮮やかな花火の対比も美しいかと。会場には駐車場もあるので、ドライブデートで訪れるのにもぴったりです。
▲ 場所によっては3カ所から上がる花火を眺められます。

河口湖冬花火

開催予定期間/2022年1月22日〜2月20日の土日、2月23日
時間/20:00〜20:20
場所/山梨県南都留郡富士河口湖町 大池公園、畳岩、八木崎公園
お問い合わせ/平日0555-72-3168(富士河口湖町観光課)、土日祝0555-72-1111(富士河口湖町役場)
https://fujisan.ne.jp
※最新の開催情報は各自治体やホームページでご確認ください

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【4】 八方尾根火祭り

気になるあのコと眺めれば、ゲレンデがとけるほどのアツい恋が始まる!?

たっぷり雪で遊んだ夜にゲレンデから眺める花火は、ウィンタースポーツの醍醐味のひとつ。冴木さんのオススメは、白馬八方尾根スキー場で開催される『八方尾根火祭り』。スクールのインストラクターたちが一斉に滑り降りてくるたいまつ滑走から始まり、デモンストレーターによる華麗な演技など、ゲレンデならではの華やかな演出が続くなか、締めくくりに上がるのが花火です。

一夜に上がる花火は約150発。真っ白なゲレンデに色とりどりの花火が反射して、山全体が浮かび上がる様子は、とても幻想的。気になるあのコと眺めれば、ゲレンデがとけるほどのアツい恋が始まるはず。
▲ 真っ白なゲレンデを花火の光が照らします。

八方尾根火祭り

開催予定日/2022年2月18日
時間/19:30〜21:00(火祭りの開催時間中)
場所/長野県白馬村白馬八方尾根スキー場
お問い合わせ/0261-85-2870(八方尾根観光協会)
https://www.happo-one.jp
※最新の開催情報は各自治体やホームページでご確認ください

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【5】 若草山焼き行事

冬の夜空を染める大花火を合図に‟若草山焼き”がスタート!

関西を代表する冬花火といえば、古都・奈良に早春の訪れを告げる『若草山焼き行事』。諸説ありますが、山頂にある鶯塚古墳の霊魂を鎮めるための祭礼がルーツと言われ、山焼きの前には例年盛大な花火が打ち上げられます。

冬の花火では珍しい尺玉を始め、日本トップレベルの花火職人たちが手がける玉が上がるので、花火フリーク垂涎のイベントなのです。さらに花火の感動も覚めやらぬ間に始まるのが、メインイベントの山焼き。33ヘクタールの広大な草地を炎が包み、夜空を赤々と染め上げる様子はまさに圧巻!

なお新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から今年の花火は規模を縮小して、5分程度の打ち上げに。また、奈良公園周辺での観覧には事前登録が必要です。
▲ 長時間露光により撮影したもので、実際の見え方とは異なります。

若草山焼き

開催予定日/2022年1月22日(毎年1月の第4土曜)
時間/18:15点火 ※花火は点火前に2022年は規模を縮小して5分程度打ち上げ
場所/奈良県奈良市若草山麓
お問い合わせ/0742-27-8677(若草山焼き行事実行委員会事務局・奈良県奈良公園室)
https://www3.pref.nara.jp/yamayaki
※2022年は奈良公園周辺で観覧の際、上記ホームページから事前登録が必要
※最新の開催情報は各自治体やホームページでご確認ください

● 冴木一馬(さえき・かずま)

写真家。世界を股にかけ花火を撮り続けて35年。撮影だけでなく、花火の歴史や民俗文化をも調査・研究し、花火のことならなんでもござれ、花火師の資格まで有する日本唯一の“ハナビスト”。山形県出身。近著は、『花火景』(3300円・赤々舎刊)。

※掲載商品は税込み価格です

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