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2021.01.22

【第37回】

池田エライザ似美人の波乱万丈半生「家族のために高校出てすぐに結婚して……」

美人とは「美」という高スペックを備えたスーパーカーのような存在。その“スーパーぶり”に男は憧れるわけですが、果たしてそのスペックは彼女に何をもたらすのか? 「ワイングラスのむこう側」(cakes)で人気の林伸次さんが、世の美人たちの隠された恋愛事情に迫ってみる連載です。

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取材/林伸次 写真・構成/木村千鶴

「ワイングラスの向こう側」(cakes)でおなじみ、奥渋谷のバー「BAR BOSSA」(バール・ボッサ)のマスターにして作家の林伸次さんが、バーテン仕込みの絶妙な話術でさまざまな美人さんの本音を聞き出す連載です。

テーマは今どきの美女たちの”悩める恋愛事情”。美人が出会った最低男を裏テーマに、彼女たちの恋愛体験(主に失敗)談と本音の恋愛観に迫ります。

第37回目のゲストは、商社勤務のエライザさん(28歳)です。

中学の時は、誰が1番不良で強いかで彼氏を決めました

── こんにちは、林です。今日はよろしくお願いします。

「これって本当に一般の人にインタビューしているんですね。きれいな人が出てるから、モデルさんばかりなのかと思ってました(笑)。私が出ていいのかなって思いながら今日来たんですよ」

── こんなにおきれいなのに! あの、横顔がモデルの池田エライザさんに似てますね」

「あ、たまに言われます」

── では、今日はエライザさん、は長いのでエラさんと呼ばせてもらいますね(笑)。エラさんが自分のこときれいだって知ったのはいつですか?

「きれいだなんて思ったことはないです。男の子に告白されても、私が強いからかなと思ってました」

── 強い?

「ボスだと思ってるのかなって」

── ボスの要素は何も感じないのですが……(笑)。

「私がそう思った発端はかなり昔にあってですね、まず、私が小学5年生の時に、家が火事にあって焼け出されたんです。みんなひとまず無事だったんですけど、その頃にはすでに両親が離婚していて、それをきっかけに母と弟たちと小さなアパートに引っ越しをしまして……」

── それは大変な目に遭いましたね。でも命が無事でよかった。

「本当に。全員留守の時だったので助かりました。うちは超絶貧乏だったし、火事で持ち物もなくなっちゃったけど、みんなから洋服をたくさん寄付してもらえたんです。そしたら転校先でのあだ名が“オシャレ番長”になった(笑)」

── 番長!  それで「強い」なんだ(笑)。

「そう(笑)。その頃から、“あれ?  私イケるんじゃない?”とは思いましたね。それに思春期はギャルでもあったので実際、強めでした」
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──「禍を転じて福となす」と言いますか、精神的な強さを感じる言葉ですね。こんな可愛いギャルだったら、中学の時にはかなりモテますよね?

「そうですね(笑)。とりあえず告白してくれた人の中で誰が一番モテるか、誰が不良で強いか吟味して彼氏を決めました」

── あ〜(笑)なるほど。やっぱり不良っぽい男の子が好きなんですか。

「はい、当時は。廊下を闊歩する姿がカッコいいとか、教室が騒がしい時に、その人が『静かにしろよ』っていうだけで静める力を持っているとかが、好きだったんだと思います」

── じゃあ今は変わっちゃったんですか。

「今は協調性のある人が好き」

── なるほど。でも不良っぽい子のオラオラしてるのとかは大丈夫だったんですか。

「あの頃は私もそれなりにギャルでしたし、権力のある状態で学校の中を歩けることの方が居心地が良かったんです」

── あ、ヒエラルキーの上の方にいられるんですね。

「そう! 席替えもいつも好きなところを最初に選べるし」

── 面白い、そんな特典があるんだ〜!
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初体験をしたら、行為にのめり込んじゃいました

「それで中学2年の時に彼氏ができました」

── 不良なわけですよね。どんな付き合いになるんだろう。彼も中2だからもちろん未経験ですよね?

「そうでした。でも、夏休みに彼の家に遊びに行くようになって、最初はベッドでイチャイチャするだけでしたが……」

── わ〜、青春っぽい。いいですね〜。

「そのうちに向こうが下着の中に手を入れるようになって……最初は怖かったけど、だんだんそうしているうちに彼の手で開発されて(笑)」

── えっ!

「気持ち良かったもんですから、こっちが乗り気になっちゃって。じゃあその先もアリかも、って思って、しちゃいました(笑)。

── 大丈夫でした?  痛かったですよね?

「全く痛くはなかったです。たぶん手のほぐし方が良かったんじゃないかな(笑)。最初から気持ち良かった。その日に家に帰って、『ママ、今日、初体験した』って言いました」

── え〜! 親御さんにそういう話をちゃんとするんですね。

「はい。避妊はしたのか聞かれて、したって言ったら12個入りのコンドームを買ってきて『今度からもちゃんと使いなさい』って言われました。でも5日もしないうちに使い切った(笑)」

── お母さん大変〜〜!!

「だってその頃はどんなペースが普通なのかって知らないから(笑)。でもその夢中になりすぎが原因で、両方の母と祖母、当人同士での話し合いの場ができたんですよ」

── 凄い!! どんな話し合いを?

「彼の母は看護師なんです。その観点から見て、中学2年でするのは早い、内臓が未熟なうちに内部刺激を与えるのはよくないって話でした」

── 女の人って凄いですね。そういう話って父親だと入っていけないけど、お母さん同士だとやっぱり女の子の体のことを一番に考えるから、そういう場を設けるんですね。

「はい、そうしてくれました」

── 彼とはどうなりました?

「結局高校1年まで付き合ったんですけど、その頃からひどく束縛をするようになって、ここには書けないほどのオオゴトに発展したので、別れました」

── それは……無事に別れられてよかった。
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運命の相手と結婚、と思いきや

── では大人になってからの恋愛についても聞いていいですか。

「はい。実は私、高校卒業してすぐに結婚したんですよ」

── え〜早いっ! それは結婚願望があったから?

「というより、母に家賃のかからない家を買ってあげたかったんですね」

── えっ、凄い。でも、結婚とどう結びつくんですか?

「私が高校生の頃もやっぱり極貧状態が続いていました。入学式当日にバイトを探しに行くくらい。その高校も1年で中退して通信制の高校に入り直して、夜はバイトをしていました。結婚相手はそこで知り合った人。うちの母に家を買ってくれるって言ってくれたので、それだけで結婚したんです」

── そうか〜、お母さんの生活が安定するのが一番の幸せだったんですね。

「そう、家族の心配をするのが一番しんどいから。私も幸せに、お金持ちになりたいんだけど、自分だけいい思いをするのは気が引け過ぎるでしょう。母や弟たちに惨めな思いをさせたくなくて。家を出るなら、何かしら母への支援をしたかったんです」

── で、相手の人はちゃんとお金持ちだったんですか。

「のはずだったんです。でも本当は婚約者が他にいたらしくて、私と一緒になるために婚約破棄したと。聞けば7年も付き合ったという女性でした。そのためにかなりの額の示談金を払ったからお金がなくなったって言われまして」

── えええええ!!

「でも当時の私はアホすぎて『そんなお金を払う価値が私にはあるんだ』って、逆にキラキラした気持ちになりました(笑)」

── そうまでして私のところに来てくれたんだ、って。うれしかったんですね。

「そう、今思えば7年も付き合った女性を簡単に裏切れるクズなのに(笑)」

── おお〜、女性ってそうして男性を見る目を養っていくというか、ステップアップしていくんですね。ということは?

「入籍したら、やっぱりクズだった(笑)」

── あらら〜。

「その頃私はヘルニアを抱えてて、そのままだと妊娠、出産ができないと診断されて腰の手術をしたんです。それでセックスできない期間が3カ月あったんですが、その間に浮気をされました。彼は学校の先生だったんですけど、保健の先生と浮気してたんです」
── うわっ、昼ドラみたい。でも、それはダメなヤツだな〜。

「本当に。私がリハビリに励んでいる時にですよ。しかも財布からおっぱいパブのポイントカードまで出てきて(笑)。スタンプが溜まってたから、通ってるのもわかって。ふざけんなって思いましたね」

── ワハハハ!  ポイント貯めるって(笑)。

「ふたりで貯めてた五百円玉貯金があったんですけど、それの瓶の底が割れてて、テープで止められてたの(笑)。おっパブの資金源はここかよ!  って思った」

── ひどい〜!  何もかもがダメですね〜その人。

「それで結局22歳の時に離婚して。ずっと真面目にしてきたんですけど、腹が立ってたんでしょうね。引っ越しをしたその日に、乱交パーティーに行きました(笑)」

── え? っと、乱交パーティ?  それはどうしてですか。というか、そういうのって突然に参加できるんですか? すごく気になりますが、詳しくは後編でお聞きしましょう。

後編では、離婚後に一変したエライザさんの生活について伺います。
続きは、こちら

■ bar bossa(バール ボッサ)

ワインを中心に手料理のおいしいおつまみや季節のチーズなどを取り揃えたバー。 BGMは静かなボサノヴァ。
住所/東京都渋谷区宇田川町 41-23 第2大久保ビル1F
営業時間 / 月~土 19:00~24:00
定休日 / 日・祝
問い合わせ/TEL 03-5458-4185

● 林 伸次(はやし・しんじ)

1969年徳島県生まれ。早稲田大学中退。レコード屋、ブラジル料理屋、バー勤務を経て、1997年渋谷に「bar bossa」をオープン。2001年、ネット上でBOSSA RECORDSを開業。選曲CD、CD ライナー執筆等多数。cakesで連載中のエッセー「ワイングラスのむこう側」が大人気となりバーのマスターと作家の二足のわらじ生活に。最新刊「なぜ、あの飲食店にお客が集まるのか」(旭屋出版)は、林さんが「このお店はすごい! 」と感じた飲食店のオーナーに自らインタビュー取材。繁盛店の秘密に迫ったドラマティックなビジネス書です。

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