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2026.10.06

黒木 華インタビュー。「大人の恋愛作品に挑戦してみたい。恥ずかしくて笑っちゃいそうですが」

作家・樋口毅宏さんの連載対談企画「樋口毅宏の手玉にとられたい!」。 今回のゲストは、楚々とした稀有な存在感と確かな演技力で、日本映画・ドラマ界に確固たる地位を築いている黒木 華さんです。新作映画『本当にあった話(の話)』の話から、大好きなお笑い芸人、プライベートの素顔まで伺いました。

CREDIT :

インタビュー/樋口毅宏 文/井上真規子 写真/トヨダリョウ スタイリング/田畑アリサ  ヘアメイク/村上 綾  編集/森本 泉(Web LEON)

黒木華 本当にあった話(の話) 樋口毅宏 手玉にとられたい! LEON

『さらば雑司が谷』『タモリ論』などの著書で知られる作家の樋口毅宏さんが、時代の先端を走る女神たちの魅力に迫る連載対談企画「樋口毅宏の手玉にとられたい!」。 今回のゲストは、楚々とした稀有な存在感と確かな演技力で、日本映画・ドラマ界に確固たる地位を築いている黒木 華さん。デビュー以来、数々の名だたる監督や共演者たちと渡り合い、常に第一線を走り続けてきました。

そんな彼女が、10月2日公開の映画『本当にあった話(の話)』で挑むのは、人生の崖っぷちに立たされた舞台女優・米良。一癖も二癖もある登場人物たちが織りなす、不穏でユーモラスな世界観が描かれた今作でも、ならではの存在感を放ちます。芯の通った仕事観から、大好きなお笑い芸人、プライベートの素顔まで樋口さんが伺いました。

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「主役の多い黒木さんには、貴重な役どころ」(樋口)

樋口毅宏さん(以下、樋口) よろしくお願いします。10月2日公開の映画『本当にあった話(の話)』、一足お先に拝見させていただきました。劇中では、“実際に起きた殺人事件”というフィクションを題材にした舞台と、取り巻く関係者たちが次第に崩壊していく様が描かれます。最初に本作のお話をいただいた時、もしくは脚本をもらった時の感想をお聞かせください。


黒木 華さん(以下、黒木) 「このよくわからないものを、どうやって作っていくのだろう?」というのが最初の感想でした(笑)。あとは小池(栄子)さんと(佐々木)蔵之介さんとご一緒できるのが楽しみだなと思いました。


樋口 今回、水上恒司さんが演じた「夛田(ただ)」は、自己と役が同一化して現実と虚構の区別がつかなくなっていく役どころですが、黒木さんも演じていて、長いこと役から抜けられないことはありますか。


黒木 私はないです。役が抜けないという感覚がわからないんです。役と自分はまったく別ものですし、監督がおっしゃったことをなるべくその場で反映できるように、冷静な部分を持って役を作っているので。ある意味、羨ましくもありますね。

黒木華 本当にあった話(の話) 樋口毅宏 手玉にとられたい! LEON
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樋口 そうなんですね。今回、黒木さんが演じられた米良という女性は、年齢を重ねて追い詰められ、「あとがない」と舞台に上がることを決意した人物ですが、役づくりというのはどのようにされたんでしょうか。


黒木  はじめに監督から米良の性格や経歴がわかるプロフィールのようなものをいただいたので、それを元にキャラクターを掴んで作っていったという感じです。


樋口 そういうことは、これまでの作品でもあったことですか。


黒木 時々ありますね。監督によっては、幼少期の背景などをとても丁寧に作ってくださる方もいらっしゃるので、いただいた時はそれを元に役作りをします。

樋口 今作は全体的に怖いトーンの映画となっていますが、撮影の合間は案外、和気あいあいだったりするものですか?


黒木 そうですね。ギスギスすることもなかったですし、皆さん大人なのでそれぞれの時間を過ごしていました。水上さんは役柄的に、あまりコミュニケーションを取らないようにされていた印象があります。現場でも雑談をした思い出がほとんどなくて。それだけ集中されていたのかなと思います。撮影期間も約2週間ほどでしたし。


樋口 なるほど。カメラが回ってないところでも、自分を孤立に追い込んでいたんですかね。小池さんや蔵之介さんらもそれをあえて見守るという?


黒木  きっとそうだと思います。

樋口 僕は今作を観て、映画『ゴールドボーイ』を思い出しました。ド素人が恐縮なのですが……黒木さんの受けの演技というか、「頭がおかしい人の言っていることを引き出す」みたいな部分で想起したんです。蔵之介さん演じるパワハラ演出家とも対峙していますし。黒木さんは主役が多いので、こういう役どころは貴重だなと思いました。


黒木 ありがとうございます。

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黒木華 本当にあった話(の話) 樋口毅宏 手玉にとられたい! LEON

樋口 ちなみに、演じた役に触発されるなんてことはありますか。というのも、最近黒木さんが『はるの献立日記』という料理本を出版されたので、『みをつくし料理帖』の澪ちゃんが今来たか?って思って(笑)


黒木 元々料理は好きでよく作っていたのですが、『みをつくし料理帖』の時に、色々な種類のお魚の捌き方を教えていただいたり、改めて料理の基本を学ばせていただき、料理の幅が広がったのは確かです。

「小さい頃は、幼稚園の先生になりたかった」(黒木)

樋口 黒木さんは、大阪で生まれ育った時から演じたいという希望があったんですよね。


黒木 そうですね。でも、大阪の田舎で役者さんになれるとは思っていなくて、小さい頃は幼稚園の先生になりたかったんです。


樋口  黒木さんなら絶対いい先生になれますね!


黒木  子供が好きなので、いい先生にはなれたと思います(笑)。でもたくさんの人の縁に助けられて今があるので、本当にありがたいです。


樋口 役者としてのそもそもの原点というのはどこにあるんでしょう。やはり映画ですか?


黒木 子供の頃に、母が映画を色々観せてくれたというのはあると思います。だからか映画は、今でも「観るもの」という感覚が強いですね。

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黒木華 本当にあった話(の話) 樋口毅宏 手玉にとられたい! LEON

樋口 僕が黒木さんを初めて知ったのは、12年前に公開された映画『小さいおうち』でした。黒木さんは現れた時から完璧で、それ以後も見続けて欠点がない人だなと思っていました。黒木さんの俳優としての原点はいつからなのでしょうか?


黒木  自分を完璧だと思ったことがないのでわからないですが(笑)、元々高校で演劇をやっていたので、それが始まりといえば始まり。学生時代から野田秀樹さんが好きだったので、野田さんのアンサンブルオーディション※を受けて。そこで合格してデビューした形ですね。

※2009年12月に行われた「野田秀樹演劇ワークショップin大阪」

樋口  そこからいきなりデビューされましたもんね。


黒木 はい。そこから事務所に入って、本格的に始まりました。

「試写を見ても反省ばかりだし、悩むこともたくさんあります!」(黒木)

樋口  『凪のお暇』や『リップヴァンウィンクルの花嫁』など、これまでの黒木さんが演じられてきた役どころは、所在なさげというか、自分に自信がない人物が多い印象があるんですが、実際の黒木さんはきっと真逆で、強靱な意志をお持ちなんだろうなと。やると決めたらやるという。


黒木  強靱(笑)。そうですね、やると決めたらやりますね。

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黒木華 本当にあった話(の話) 樋口毅宏 手玉にとられたい! LEON

樋口  松方弘樹さんがまだご存命だった時に「(俳優には)自分のままでやれる役か、まったく自分にない真逆の役をやるか、どっちかしかない」と言って、やくざかマイホームパパばっかりやっていたんです。黒木さんの場合は、素の自分の方を出した方がやりやすいのか、それともまったく関係なくできるものでしょうか。


黒木 私はなるべくいろんな役をやりたいと思っていて、特に今までやったことのない役をやりたいですね。

樋口 これだけ次々に話題作に出続けて、目標やなりたい自分みたいな部分で、夢が叶っている状況だと思うんですが、一つ叶えたら次の目標を決める、という感じなのでしょうか。


黒木 基本的に「役をやりきれた」と思うことはないんです。試写を見ても「こうしておけばよかったな」と反省するばかりで。だから叶ったという感覚はあまりないのかも。


樋口 黒木さんも悩まれるんですね。完璧主義ですか?


黒木  悩みますよ! 毎回、もっとできたのではないかと思ってしまいますね。それで20代の頃など苦しい時期もあったのですが、「監督がOKを出したのだから監督のせい」と思うようになってから楽になりました(笑)。

樋口 そんな中で、励まされたり、自分の中で良かったって思えたりするのは、カメラの前で会心の演技が終わった後なのか、または「あれすごく良かった」って街中や楽屋で言われる時なのか。どんなタイミングなのでしょうか。


黒木  やっぱり見てくださっている方に喜んでもらえるとやってよかったなと思いますし、もっと頑張ろうって思いますね。やっている時は、手応えみたいなものはあまり感じないので。

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黒木華 本当にあった話(の話) 樋口毅宏 手玉にとられたい! LEON

「お笑いが大好き。応援しているのはドンデコルテの銀次さん」(黒木)

樋口 僕のような、東京生まれ東京育ちの人間は、大阪の人に幻想を抱いているんです。日本の文化は大阪から生まれてきたと思っているので、この人がすごいのは日頃の丁々発止のやり取りみたいなところから鍛えられてきたんだろうなって思うんです。


黒木 大阪出身だからといってみんなが面白いわけではないですよ。私は大好きですが、お笑いを見ない人もいますし。


樋口 お好きだそうですね! 今、おすすめなのは?


黒木 『銀河の一票』(4月に関西テレビで放映された主演ドラマ)の頃から野呂(佳代)さんと応援しているのは、ドンデコルテの銀次さん。撮影中に、野呂さんとドンデコルテさんの話で盛り上がって(笑)。あとは、爛々さんという2人組の女性芸人さんもとても面白くて、大好きです。

樋口 やはりお詳しい! 僕も観てみたいと思います。最近、ご自身が出演されている以外の映画やドラマ、舞台って観られていますか。


黒木 最近はあまり観れてないです。


樋口  お忙しいですよね。この間、『銀河の一票』が終わったばかりなのに、次々に作品が目白押しで、一体、黒木さんはいつ休んでいるんだろうって思います。


黒木 きちんと休んでいますよ。

樋口 そうですか! 多忙な中での健康維持や体力作りのルーティーンとかあったら知りたいです。

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黒木華 本当にあった話(の話) 樋口毅宏 手玉にとられたい! LEON

黒木 必ず湯船に浸かるようにしています。疲れが取れる気がして。あとは現場が続くとロケ弁が多くなるので、おにぎりを握っていったり、野菜を詰めて持っていったり、なるべく自分で作るようにしています。無理な時はコンビニでサラダを買って食べたり。


樋口 素晴らしいです。料理は実家にいる頃からされてるんですか?


黒木 そうですね。でも一人暮らしをしてから、よりやるようになりました。簡単なものばかりですが、だいたい鍋にしとけば大丈夫! と(笑)。

「大人の恋愛作品に挑戦してみたい」(黒木)

樋口 黒木さんはキャリアの初期から、仲代達也さん、野田秀樹さん、山田洋次さんなど錚々たる顔ぶれの方々とご一緒されてきましたが、皆さんとどう向かい合ってきたのでしょう。撮影の前日など、プレッシャーで押し潰されそうになりませんか?


黒木 そういったことはないですね。自分が何かしよう、何かできると思うからプレッシャーになってしまうのかもしれませんね。私は何もできないし、助けていただくことばかりなので。むしろ皆さんの仕事を間近で見られるだけでうれしいので、緊張はしないですね。


樋口 やっぱりすごい……。『海辺のリア』でも、仲代さんと共演されて、あんなに時間を割いて、ちょっと切れ気味でこうやって返してくれって言われたら、どういうふうにしたらいいんだろうって思っちゃいますよ。


黒木 仲代さんはとても懐が深いんです。だから何をしてもいいよ、という空気を出してくださるので、こちらはその懐に身を委ねるだけでいいんです。


樋口 なるほど〜。今後、やってみたい役などあれば教えてください。


黒木 悪い役にも興味がありますし、あとはこれまで恋愛系にあまり縁がなかったので、大人の恋愛作品にも挑戦してみたいかも。恥ずかしくて笑っちゃいそうですが(笑)。

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黒木華 本当にあった話(の話) 樋口毅宏 手玉にとられたい! LEON

樋口 言われてみればそうですね!


黒木 母や既婚者の役が多くて。

樋口 ちなみに、もしご自身が監督だったら「女優・黒木 華」にどんな役をやらせてみたいですか。黒木さん、いまにも撮りそうです!


黒木 私は器用ではないし、全体を見れないので、撮らないと思います。それに、やっぱりお芝居をする方に興味があります。


樋口 そうですか。いや、近年はアメリカあたりでは演じる側が、撮ることも増えてきたので、個人的には日本でもそういう演者の方が撮った作品も見たいなって思っていて。絶対にいい作品を撮りそうだなと思います。


黒木 ただ、こういう作品を作ってみたいと企画するのは楽しそうだなと思いますね。

樋口 プロデューサー的立ち位置ですね。


黒木  わからないですが(笑)。


樋口 最後に今作で、観客の方にここを見てほしいなどあれば教えてください。


黒木 そのままを観てほしいと思います。考えなければいけない映画ではないと思うので、観たものをすっと受け止めてもらえたらなと。「なんか不思議な映画だったな」みたいな感じでもいいですし。私は、みなさんの感想を聞いてみたいですね。

樋口 観てみると意外に陰鬱な感じが全然ないし、変に暗くないのがいいと思いました。


黒木 そうですね。笑えますしね。


樋口 わかります。うまいな、やられたなって思いました。


黒木 ありがとうございます。そういう感じで観ていただければいいなと思います。


樋口 どうもありがとうございました。

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黒木華 本当にあった話(の話) 樋口毅宏 手玉にとられたい! LEON

【対談を終えて】

黒木さんを見ていて、思い浮かぶ四字熟語は「実力主義」。


若くして世に出る俳優は、こちらも成長する過程を見守るところがある。しかし黒木さんの場合、初めて観た時から成熟というか、「完成品」だった。誰かにとってのゴールが黒木華にはスタート地点だったほど。


演じられない役はない。どれも巧い。もはや大女優の風格さえ備えている。


こちらの逸る感情でインタビューに挑んだら、「お~よちよち」と、あやされてしまったような、妙技とも呼べる往(い)なし方だった。


僕のこのインタビュータイトルは「手玉にとられたい!」と、壮大な(?)テーマを掲げているはずが、まるで相撲にならなかった。こちらの間が抜けた問いかけにすべて誠実に答えてもらったはずが、遊んでもらえないというか、超一流の格闘家にレッスンを受けている感じだった。人間力の違いをまざまざと見せつけられた。「黒木華、知ってますよ」と思っていた自分が恥ずかしくなって、どっと汗をかいてしまった。


時折関西弁が垣間見えると、素の黒木さんが見えたような気がして、真実がこぼれ落ちたようで可愛かったです。


空恐ろしくなるのは、黒木さんにとってこれまでの膨大な代表作・傑作はすべて助走期間なのではないかと思ったこと。だとしたら、それこそ「本当にありえる怖い話」ではないか。


文/樋口毅宏

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黒木華 本当にあった話(の話) 樋口毅宏 手玉にとられたい! LEON

● 黒木 華(くろき・はる)

1990年3月14日生まれ。大阪府出身。2010年、NODA・MAP番外公演「表に出ろいっ!」にて俳優デビュー。映画『小さいおうち』(14/山田洋次監督)では、第64回ベルリン国際映画祭・最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞している。主な出演作品には、映画『八犬伝』(24/曽利文彦監督)、『アイミタガイ』(24/草野翔吾監督)、『マジカル・シークレット・ツアー』(26/天野千尋監督)、『時には懺悔を』(26/中島哲也監督)、ドラマ「光る君へ」(24/NHK)、「銀河の一票」(26/関西テレビ)がある。11/20公開の主演映画『日曜のあと』(加藤拓也監督)が控えている。

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● 樋口毅宏(ひぐち・たけひろ)

1971年、東京都豊島区雑司が谷生まれ。出版社勤務の後、2009年『さらば雑司ケ谷』で作家デビュー。11年『民宿雪国』で第24回山本周五郎賞候補および第2回山田風太郎賞候補、12年『テロルのすべて』で第14回大藪春彦賞候補に。著書に『日本のセックス』『二十五の瞳』『愛される資格』『東京パパ友ラブストーリー』『大江千里と渡辺美里って結婚するんだとばかり思ってた』など。妻は弁護士でタレントの三輪記子さん。最新刊は『なぜ本を読むのか、なぜ映画を見るのか、なぜ音楽を聴くのか── 100年後、カルチャーの参考資料になる本』(POST刊)。雑誌『LEON』で連載した小説「クワトロ・フォルマッジ-四人の殺し屋-」も単行本化予定。

X/@byezoushigaya


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『本当にあった話(の話)』

鴻池留衣による小説「本当にあった話(の話)」を商業映画デビューとなる武井佑吏監督が映画化。 “実際に起きた殺人事件”というフィクションを題材に、虚構が現実を、妄想が真実を飲み込んでいく、その戦慄と興奮を毒気混じりのユーモアで描き出した、世にも不気味な物語。世間を震撼させた〈配偶者入れ替え連続殺人事件〉から数十年経った「今」、事件を元にした禁断の舞台が作られることになり、夛田(ただ/水上恒司)が主演を射止める。だが夛田のもつ執着、執念が相手役となった米良(めら/黒木 華)、舞台の脚本家・垣内(かきうち/小池栄子)、舞台演出家の加藤(かとう/佐々木蔵之介)らを次第に掌握していく。舞台の本番が間近に迫る中、夛田は制御不能に陥り、物語は予期せぬラストへ。何が本当で、何が嘘なのか? 虚実が混ざり合う、恐ろしくも滑稽な舞台の幕が、今切って落とされる。公開中。

HP/映画「本当にあった話(の話)」公式サイト

配給/東京テアトル、murmur

Ⓒ鴻池留衣、文藝春秋、2026「本当にあった話(の話)」製作委員会

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