2026.05.31
第16回 沢尻エリカ×沢渡朔 【vol.01】
美しい人、沢尻エリカ。「いつも都会にいそうと言われるけど、実はアクティブ。自然の中では自分をリセットできる感覚があります」
大人の女性の美しさに迫るグラビア連載「美しい人」。今回ご登場いただいたのは沢尻エリカさんです。10代でのデビュー当時から圧倒的な演技力で世間を驚かせた沢尻さん。40代を迎え、ますます磨きのかかったその美しさに巨匠・沢渡朔さんがアプローチ!
- CREDIT :
写真/沢渡 朔 スタイリング/亘つぐみ ヘアメイク/冨沢ノボル 文/渡邉朋子 編集/森本 泉(Web LEON) プロデュース/Kaori Oguri

多くの俳優やタレントをプロデュースし、自身女優でもある小栗香織さんをプロデューサーに据え、豊かな人生経験を持つ女性たちの、内面から醸し出される“大人の美しさ”に迫る、ファッションと融合した新しいグラビア企画「美しい人」。
今回ご登場いただいたのは俳優の沢尻エリカさんです。映画『パッチギ』やドラマ「1リットルの涙」など10代にして圧倒的な演技力で世間を驚かせると、その後も映画『ヘルタースケルター』、舞台『欲望という名の電車』など多くの作品でファンを魅了し続けてきた沢尻さん。40代を迎えた今年、20年ぶりの写真集『DAY OFF』を発売しました。3回連続の本企画、第1回目は沢尻さんの溢れ出る大人の美しさをとらえたLEON撮りおろしカットとともに、話題の写真集についてお話を伺いました。



【Interview01】
本当はビキニで海に潜りたいけど、肌のことを考えると今後はウェットスーツじゃないと無理かも(笑)
──先日、20年ぶりの写真集『DAY OFF』が発売されましたが、なぜ今、写真集を作ろうと思われたのですか?
沢尻エリカさん(以下、沢尻) もともとは2年前ぐらいからお話をいただいていて、どうしようかというところで去年の夏前ぐらいに、2026年で40歳になるし、その区切りというか記念として今の自分の素を一番見らせられるものを撮ろうということになったという感じです。
──こういう自分を見せられたらといったテーマのようなものはあったのですか?
沢尻 世の中の人は、プライベートというか素の沢尻エリカを知らないところが多いと思うんですけれど、私は割とアクティブな面があって。自分が一番素の状態になれるのが、例えばスキンダイブだったり自然の中にいる時なので、そういう瞬間を撮りためてもらえたらいいかなと思って作りました。

──自然の中で過ごすことで気分も変わりますか?
沢尻 それこそ海でスキンダイブをしていると、すごく無になれるというか。冬は雪山に行ったりもするのですが、自然の中にいるとどこかリセットできる感覚があります。
──ではオフタイムは街よりも自然の中に行かれていることが多いですか?
沢尻 おいしいご飯を食べに行ったり買い物をしたり、街は街で好きなんですけどね(笑)。でも、私は結構都会にいるイメージがあるみたいで、キャンプをするとか言うと「意外だね」と言われることがよくあります。
──今回の写真集ではメイクも衣装も自前でセルフプロデュース、シャッターを押す以外はほぼすべて沢尻さんがやられていたそうですね?
沢尻 はい。朝起きて準備をして、さぁ行くぞというところから撮ってもらいました(笑)。

──すっぴんのお写真もありますね。
沢尻 海から上がって軽くリップぐらいはつけましたけど、最初にちょっと顔を作って、あとは気にせず潜るみたいな感じだったので、基本、自然なすっぴんが割と多いです。
──女優さんだと日焼けを気にされる方も多いと思いますが、沢尻さんはいかがですか?
沢尻 だから今後ですよね。若い頃なんて全然気にせずやってきたけれど、やっぱりそのままではいけなくなってくる年代だし、40になって日に焼けた後、だんだん白くならなくなってきたな、みたいな(笑)。アフターケアもめっちゃするんですけれど、こんなところにホクロあったっけ?みたいなのこともありますし。
本当は普通にビキニで海に潜りたいんですけど、次からは完全徹底ガードで、目のところしか開いてないようなウェットスーツじゃないともう無理かもしれないというのはちょっと思いますね(笑)。

──衣装も自前ということでたくさん持って行かれたんですか?
沢尻 そうですね。普段から自分がずっと着ている服とか、可愛いな、これにしようかなと、このために新しく買った服も全部持って行きました。
──撮影場所は沢尻さんがいつも行かれている島ということで、ロケ場所や撮影スケジュールも沢尻さんが決められて、自身で運転までされたとか。
沢尻 はい。去年の9月に2週間ぐらい行っていたんですけど、向こうは暑いので11月ぐらいまでは全然潜れるんです。プライベートでもずっと行って遊んできた場所なので、この衣装はここのサンセットが合うかなとか、この服はビーチのここでというイメージが自分の中でできていました。でも島自体が本当にフォトジェニックなので、どこを撮っても美しいんです。

──島には何年ぐらい前から行かれているんですか?
沢尻 もう3年ぐらいずっと通っています。前から行ってみたいなとは思っていたけれど、なかなか行けるようなところではないので。私はたまたまご縁があって行けたんですが、本当に別世界みたいな感じで、すごく感動しました。
──まさに今の沢尻さんが詰まった写真集だと思いますが、何が一番大変でしたか?
沢尻 何もないんです。本当に普段自分が遊んでいたりリラックスしているところを撮りためていただいただけなので、もうただただ普通に楽しくやっていました(笑)。

──特に印象的だったシチュエーションはありますか?
沢尻 今回、沖に出て海上でサップをやったんですけれど、そこでイルカの大群に遭遇して。海でイルカの大群の中でサップなんてシチュエーションはまずないので、結構スペシャルだなと思ったし、すごくいい体験になりました。
──素敵な写真が多すぎて選ぶのが大変だったのでは?
沢尻 いや、もう沼でした(笑)。今回、データで言うと2テラ分、撮っているんです。天候の心配もあるから、私とカメラマンは先に島に入って撮れるところは撮っておこうということになっていたんですが、その時点ですでにデータが足りないからと後から来る編集の方に持ってきていただくようにお願いして。
最終的にある程度絞られたものから見て、それ以外のアザーも見てということを繰り返しながら選別する作業はもう本当に沼すぎて。だから一番大変だったのは写真のセレクトですね(笑)。

──被写体としてのご自身をチェックしていく作業はいかがでしたか?
沢尻 やっぱり男性目線と女性目線では違ったりするので、私はこれ、ちょっとNGかなと思うんだけど?という写真も、男性だと「もうこれ、マジ可愛い!」と言ってもらえることもあって(笑)。そうすると、え、そう? どうする? うーん……じゃあ残すか!みたいな感じで、一応みんなの意見も聞きながら選びました。
※次回に続きます。

▲ 衣装はすべてスタイリスト私物。

● 沢尻エリカ(さわじり・えりか)
1986年4⽉8⽇⽣まれ。東京都出⾝。05年、ドラマ「1リットルの涙」で主演を務め、同年公開の映画『パッチギ!』で、第29回⽇本アカデミー賞新⼈俳優賞を受賞。映画『へルタースケルター』(12年)では日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞し、ドラマ「タイヨウのうた」(06年)「ファースト・クラス」(14年)など話題作に数多く出演。2024年に上演されたテネシー・ウィリアムズの名作『欲望という名の電車』では初舞台で主人公のブランチを演じ、『マイ・フェア・レディ』の原作にもなった戯曲『ピグマリオン-PYGMALION-』では下町の花売りから洗練されたレディへと変貌する娘・イライザを演じた。

沢尻エリカ写真集『DAY OFF』
「30代最後に私の“今”そして“素”を刻んだ一冊。これまで支えてくれた皆様に、心からの感謝を込めて」と沢尻エリカ本人が語るように、完全セルフプロデュースで制作された、約20年ぶりとなる写真集。撮影場所は自らセレクトし、衣装もすべて本人の私物、メイクも自身で行い、時にはすっぴんも披露している。サーフィンを楽しむ姿やスキンダイビングで人魚のようにしなやかに泳ぐ姿など、雄大な自然に溶け込む自然体の彼女を収めたカット数はなんと1万超。その中から厳選された150点以上を収めた本作は、彼女の無邪気で美しい意志を感じさせる珠玉の一冊。
幻冬舎刊。定価3960円(税込)













