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2019.11.01

【第12回】

深田恭子似の美人プレス「アパレルの男性って、服でコンプレックスを克服しているからモテるんです」

美人とは「美」という高スペックを備えたスーパーカーのような存在。その“スーパーぶり”に男は憧れるわけですが、果たしてそのスペックは彼女に何をもたらすのか?「ワイングラスのむこう側」(cakes)で人気の林伸次さんが、世の美人たちの隠された恋愛事情に迫ってみる連載です。

CREDIT :

構成/木村千鶴

「ワイングラスの向こう側」(cakes)でおなじみ、奥渋谷のバー「BAR BOSSA」(バール・ボッサ)のマスターにして作家の林伸次さんが、バーテン仕込みの絶妙な話術でさまざまな美人さんの本音を聞き出す連載です。

シーズン2のテーマは、今どき美女たちの“悩める”恋愛事情。美人だってときには恋に傷つくこともあるよねという推論のもと、美人が出会った最低男を裏テーマに、彼女たちの恋愛体験(主に失敗)談と本音の恋愛観に迫ります。

第12回のゲストは、フリーでプレスをされている恭子さん(35歳)です。
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私、彼氏に「付き合ってる」って公表してもらえないタイプなんです

── こんにちは、林です。よろしくお願いいたします。

「なんか占いに来たみたいですね(笑)」

── ワハハ、対面だからですかね。えっと、ここでは似ている芸能人の名前をニックネームにして呼ぶことにしているんですが……あ、深田恭子さんに似てるって言われるでしょう!

「たまに言われますが、本人お見かけしたけど全然違いましたよ(笑)!」

── じゃあやっぱり言われるんですね。きれいですもん。

「ありがとうございます。でも私、自己肯定できないタイプですよ。小学生までは自分のこと美人って思ってたんですけどね」

── 何かあったんですか? 女子にいじめられた?……ようには見えませんけど。

「そうですね、不良でもまじめでも関係なく友達になれます。八方美人系といいますか(笑)」

── いや八方美人じゃなくて、朗らかな美人さんだし、誰でも友達になりたいと思うタイプに見えます。

「でも小学生で自信満々だと、学校の先生とかに否定されることが多いんですよね。そういう態度だと友達ができないよ、とか」

── そういう言い方する先生たまにいますよね……。

「学校の学力テストの成績も良かったんです。で、将来の夢を書く授業で、外交官って書いたら、『なれるわけないでしょ』って先生に言われて……」

── え!先生が⁉ ひどいな~。それを否定する先生ってちょっと良くないと思いますけどね。女性?男性?

「女性の先生です。今考えると悲しいですけどね」

── あ、じゃあ嫉妬も入ってますね、それ。

「へえ~、嫉妬ですか。気づかなかった。結構年配の先生でしたけど」

── 先生も人間ですから、子ども相手とわかっていてもよくない感情が湧くことがあると、先生自身から聞いたことがありますからね。嫌な思いしちゃいましたね。

「子供心に傷つきましたね」

── ではちょっと話を変えて、ファーストキスっていつですか(笑)。

「急にきましたね(笑)。中3です(笑)。1度付き合ってフラれちゃった子をずっと好きだったんですよね。その男の子には不良の彼女がいて、でも彼女と別れる別れないの話をしている時があって、その相談みたいな感じで彼から電話がかかるようになってきて……」

── あ、なんかワクワクしてきた。

「その頃はまだ家電で、部屋までこっそり持ってきて夜中じゅう電話して」

── あ~好きですそういうの!

「明日何するの?なんて聞かれて、犬の散歩するって言ったら俺も行こうかなって。朝6時に集合して、犬の散歩したんですよ(笑)」

── 犬、飼っててよかったですね(笑)

「ホントに(笑)その日は近所を自転車でデートして、って言っても河原行ったりとかですけど。その時、初めてキスしました」

── なるほど~、その彼本当に悪いですね~(笑)

「そうなの(笑)。悪いんですよ」

── こいつ俺のこと好きだからイケるなって思っちゃったんですね。付き合ったりそれ以上の関係になったりは?

「ないです。彼は彼女とヨリを戻したので。でもそこからまた私はよけいに執着しちゃいましたね」

── それは彼が悪いと思いますよ!

「ですよね(笑)。なんか古い話をしていて思い出したというか、私、結構、付き合っていると公表してもらえないんですよね。隠されるタイプです」
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「もう一生会わない」って言ったとたんに告白してくるって何でしょうね

── え~!ちゃんと付き合ってることにはなってるんですか。

「それは色んなパターンがあるんですけど、まずさっきのは彼女がいたタイプですよね。会社の同期の場合は、社内恋愛禁止だったんです。だから先輩にも言えないし友達にも言えない。まあこれはしょうがないかな」

── 社内恋愛が認められてないとそうなっちゃうんですね。

「はい、会社では彼と犬猿の仲って言われてました(笑)。あとは、既婚でも彼女持ちでもなく、ちゃんとした会社員で、身体の関係もあるのに付き合ってもらえないということも」

── え~!

「いつも一緒にいて共通の友達もたくさんいるのに。周りの人からも『なんで付き合わないの』って言われてたんですけど、彼が『ん~なんかちょっと』みたいな」

── なんでだろう、こんなにきれいでチャーミングなのに。2番手みたいになっちゃうのかな。これって思わせないんですかね?

「そうなんでしょうね、たぶん。でも『もう私やめます、1年間ありがとうございました、もう一生会いません』ってパッと連絡切ったんです。そしたら1週間後くらいにお付き合いしましょうって言ってきて」

── あ~そういう男だ~(笑)。

「で、付きあったんですけど、今度は付き合ったとたん身体の関係とかなくなっちゃって、結局1年後に別れちゃったんです」

── 結局そうか~。

「その後もまたさらに同じような環境で、彼は私のことを凄く好き、私も彼が好き、身体の関係もあってすごく仲良く週3、4回は一緒に遊んでて。誰がどう見ても早く付き合いなよって感じなんですけど、付き合わなかった人がいました」

── なんでですかね~(笑)。

「私に決め手がないのか、選ぶ男が悪いのか」
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アパレルの男って飾り方を知ってる分、遊び方も知ってて、悪いですよね

── 恭子さん、どんなお仕事をされてるんですか?。

「フリーでプレス(アパレルブランドなどのPRの仕事)をしています」

── 広報ってことですよね? フリーで広報ってどんなことするんですか? 立場的にはメディア側?

「メディアとクライアントの間に入ってコミュニケーション取る人ですね」

── フリーって、どうやってなるんですか?

「最初はアパレルメーカーでプレスをしていたので、人脈とコネクションは持っていました。それで会社を辞める時に『フリーランスになるので、引き続きお付き合いお願いします』ってご挨拶まわりして」

── そういう感じでなるんだ~。あまり知られた仕事ではないですよね。

「大学生は知らないかも(笑)。でもいわゆるプレスって、アパレルだと花形の職業なので、ミーハーなことが好きな人たちには知られた職業だと思います。派手に見られますが、仕事の内容は地味な営業だし、結構体育会系です(笑)」

── うん、花形ですよね! けど、フリーのプレスがいるのは知りませんでした。

「働き方が変わってきたなって感じます。ブランドや会社自体の規模もちっちゃくなってきてるから、たぶんフリーで動いてる個人の人に仕事をお願いするというのが、規模感的にちょうどいいんだと思います」

── なるほど。するとアパレル業界の男性と知り合う機会が多そう。アパレルの男って店舗とか営業に行っても女性ばかりで自分がモテるって勘違いしちゃうからよくないって、元アパレルの妻が言ってました(笑)。

「あ~よくないですよね(笑)。たぶんですけど、アパレルの男性って元々コンプレックスがある人が多いと思うんですね。なんで洋服で自分を飾るかというと、自分の外見に隠したい部分があるから」

── へえ~そうか。

「例えばひげを生やすとか、メガネをかけるとか、お洒落な服を着るとか、隠したいものがあるから装飾するものに興味があるのかなって。服が好きって理由ももちろんあるでしょうけど」

── 洋服好きは、見た目にコンプレックスがある、という話は定番です

「そうか、定番なんだ。それを上手く隠せたら、人から見て素敵に見えるじゃないですか。するとモテるんですよね。あと、飾り方を知ってる分、遊び方も知っている」

── じゃあ、アパレルの人ってコンプレックスを克服した人でもありますね。

「はい、女の人もそうだと思うんです。徹底したこだわりがある人がアパレルには多くて、これはコンプレックスを服で克服しているんだろうなと。でも私、コンプレックスがないんですよ。会社の先輩には『だからなんかダサいんだ』って言われてました(笑)」  

── ワハハ。アパレルなのにそんなこと言われちゃうんだ、おもしろい! いや~いろいろわかりました。
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── 恭子さんはどんな男性についつい惹かれますか、優しい人とか、悪い男とか特徴あります?

「悪い男イイですよね~。オラオラしてる感じに弱いんですよ~」

── あ、そっち系好きですか。それダメですよね(笑)

「そうなんですよね……」

── それじゃないですか?原因は。

「思い返すとそんな気もします(笑)」

── 結婚するなら優しい彼の方が合ってる気はしますけど……結婚願望とかはありますか?

「実はですね、私、今年に入ってから婚活めちゃくちゃしてたんですよ。アプリとかも使って数こなして、自分の好みとかあれこれ明確にしようと思って」

── 母数を増やせるのはアプリのいいところですよね。婚活、上手くいってますか。

「それが、先週、優しい彼氏ができたんですよ! 婚活ではなく、ふとした普通の出会いで♡」

── わ~それはおめでとうございます! そんなものなのかも(笑)。幸せになってくださいね~!

【林さんから〆のひと言】

世の中って本当に不思議で、綺麗でお洒落で仕事もできるのに、何故か男には……って女性いますが、恭子さんは典型的ですね。でも良い人に出会えて良かったですね。お幸せにです!

★この連載では登場していただける女性を募集しています

林さんに自分の恋愛観・恋愛体験をぜひ語ってみたいというアナタ。簡単な自己紹介文と写真、どんなことを話したいかを添えて下記までメールでご応募くださいませ。お願いするかたには担当よりご連絡させていただきます。
メール宛先/s1209@mb.shufu.co.jp
件名は「美人はスーパーカーである募集」でお願いいたします。

BAR BOSSA(バール ボッサ)
ワインを中心に手料理のおいしいおつまみや季節のチーズなどを取り揃えたバー。 BGMは静かなボサノヴァ。
住所/東京都渋谷区宇田川町 41-23 第2大久保ビル1F
営業時間 / 月~土 19:00~24:00
定休日 / 日・祝
問い合わせ/☎ 03-5458-4185

林伸次(はやし・しんじ)
1969年徳島県生まれ。早稲田大学中退。レコード屋、ブラジル料理屋、バー勤務を経て、1997年渋谷に「bar bossa」をオープン。2001年、ネット上でBOSSA RECORDSを開業。選曲CD、CD ライナー執筆等多数。cakesで連載中のエッセー「ワイングラスのむこう側」が大人気となりバーのマスターと作家の二足のわらじ生活に。初の小説『恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる』(幻冬舎)も話題。

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