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2022.01.06

ランボルギーニ、自身の愛車も総出演。AK-69が鈴鹿サーキットで仕掛けた前代未聞のライブとは?

幅広いファンの支持を得てジャンルを超えた人気を誇るヒップホップ界のカリスマ、AK-69。コロナ禍にあってリアルな大型ライブが困難ななか、クルマ好きのAK-69が選んだ超弩級配信ライブの会場は、なんと鈴鹿サーキット。さて、どんな内容なのか?

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取材/長谷川 剛 文/LEON.JP編集部 写真/福本和洋 撮影協力/ヒルトン東京お台場

マイクを握って25年、日本のヒップホップ界を牽引し続けるAK-69さんは、大のクルマ好きとしても知られています。自身の生き様をレースに見立てた最新アルバム『The Race』をベースとした配信ライブ『THE RACE in SUZUKA CIRCUIT』を1月7日に開催するとのことで、AK-69さんのクルマへのこだわり、そして今回のライブ配信にかける思いなどを伺いました。

── AK-69さんには、以前、腕時計愛好家としてお話を伺いましたが(こちら)、クルマも大好きとのことで。本日は新たにオーダーして納車されたばかりの「フェラーリ ローマ」で来ていただきました。最新型のフェラーリですが、なぜこのクルマに目を付けたのですか?
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AK-69 俺はラッパーだから“最新”が好きなんです(笑)。これは発表された時から欲しいと思っていました。フェラーリはF12ベルリネッタも持っていましたが、そちらは谷繁さん(元・中日監督の谷繁元信さん)から譲り受けたので、自分でオーダーしたのは今回が初めてなんです。ローマはV8エンジンを積んだ完全新世代のフェラーリで、外装もどこか英国車を思わせる雰囲気というかスポーティだけどエレガント。

フェラーリはやっぱりレーシングカーなので、これまでは内装の簡素さが否めなかったんです。でも、ローマはラグジュアリーさがあるし、タッチ式のセンターパネルの導入にも新しさを感じます。
※フェラーリローマは2019年11月デビューの新GTクーペ。日本では2021年から納車が始まったばかり。クルマのコンセプトは“新・甘い生活”。1960年公開の映画『ドルチェ・ヴィータ』(イタリア語で甘い生活)になぞらえ、当時のローマの街に漂った、甘く、優雅な空気を現代に再現したという。フェラーリ歴代の2+2の4シータークーペの中で、最もパワフルなモデルでありながら操作性に優れ、艶っぽい美しいデザインが魅力。V型8気筒 3.9リッターターボエンジンを搭載。最高出力456kW(620CV)/5750-7500rpm、最大トルク760Nm/3000-5750rpm。
── ブルーがかったグレーの外装は、とても美しい色ですが、なかなか見ない色味です。これにもこだわりが?

AK-69 これはグリジオアロイ(Grigio Alloy)という色で、(フェラーリ)360モデナのトレードカラーです。俺がB-ninjah&AK-69として活動していた頃、“将来成功してガレージにキャデラックとかいろんな車を並べたい”といった内容の歌詞があって、当時新車だった360も出てくるんです。360は憧れのクルマだったんです。だから、フェラーリのパーソナライゼーションができるようになった今、当時憧れた色を選びました。この前、偶然、交差点で同じ色の360が横に並んで、めちゃくちゃエモかったです(笑)。
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── イエローのシートベルトが印象的ですが、内装もご自身で選ばれましたか。

AK-69 内装にはすごくこだわっていて、これまでも自分のクルマは全部細かくオーダーしてきました。自分で言うのもなんですけど、メーカーには「こんな内装の組み方の概念なかったです」ってすごい感心されたりして、喜んでます(笑)。

──そのイマジネーションはどこから来るのでしょうか。

AK-69 コンフィギュレーター※だけでは決めずに、自分で見て動かしてみて決めるんです。そういうこと考えるのがめっちゃ好きで(笑)。自分が想像したものを本家の職人さんが作ってくれるのってロマンですよね。
※コンフィギュレーターとは、クルマの内外装をカスタマイズした際のイメージを確認できる仕様見積システム
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──そんなAK-69さんはどんな風にクルマと付き合っているのでしょう。

AK-69 クルマの中で音楽を考えることは結構多いです。運転をすることは一種の気晴らしというか……考え事をするのにも良い空間だと思っています。

── クルマへの思いが凄く伝わってきました。さて、そんなクルマをテーマにしたアルバム『The Race』にちなんで鈴鹿サーキットで収録したライブ『THE RACE in SUZUKA CIRCUIT』を1月7日に配信するそうですね。AK-69さんは昨年、名古屋城で行われた配信ライブ『LIVE:live from Nagoya』でも話題を呼びましたが、今回はサーキットをステージにするという、これまた度肝を抜く演出です。

AK-69 アルバム名が『The Race』なのでサーキット、という安直な設定ですが(笑)、実は開催までにすごく苦労がありました。鈴鹿サーキットに併設されている遊園地で音楽イベントを開催したことは過去にもあったようなのですが、コース上にステージを組んでの配信ライブは史上初。鈴鹿は人気のサーキットなのでスケジュールも本当に全部埋まっているんです。最初は、門前払いの状態でした。日本には富士スピードウェイもあるけれど、でも、俺は東海エリアの出身だし、やっぱり世界に誇れる鈴鹿にこだわりたかったんです。
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── ひと筋縄では行かなかったんですね。そこからどのようにして開催にこぎつけたのでしょう。

AK-69 MIEレーシング※の森脇 緑社長が僕の想いに共鳴して鈴鹿サーキットに掛け合ってくださって、どうにか営業時間外で使用許可をもらったんです。人のご縁の力を感じました。ただ、17時から翌朝8時の間という制限付きだったので2日かけた収録となり、一度作った舞台を明け方にはバラして、夜にもう一度組み直すという作業もあって、すごく大変でした。コスト的には完全に赤字でしたが(笑)、採算度外視で決行を決めました。

俺はアーティストであると同時に社長でもあるので、自分のやりたいことと興行の採算の両方を考えなくちゃいけない。それを決断するのは本当に難しかったけれど、これまでも目の前の採算を度外視してでも、誰もしないことに挑戦してきたという自負があります。長期的に見ると、その挑戦によって生まれる力や影響があることを、肌でずっと体験してきています。だから、今回も無謀な挑戦だけれど、やることに意義があると思って決断をしました。
※森脇 緑代表が率いるMIEレーシングは、2019年にSBK(スーパーバイク世界選手権)に参戦したモリワキ・アルティア・ホンダ・レーシングを引き継いだレーシングカンパニー。チェコのプラハを拠点としており、2020年からホンダと組んでSBKに参戦している。
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── そんなAK-69さんの心意気が、ファンの心を掴んできたのですね。今回のライブ配信の見どころはどこでしょう。

AK-69 まず、サーキットのコース全体をステージとして使っていることころ。普通のライブの概念にとらわれない映像を楽しんでほしいです。それから、さまざまなクルマが登場するところ。ランボルギーニ、BMWのGTカー、あと収録の時点で所有していた自分のクルマも5台すべて出しています。珍しいもので言えば、レストア中だった71年のビュイック・リヴィエラっていうアメ車も出ています。顔面をオフしたスクラップみたいな状態なんですけど。今職人さんに仕上げて貰ってる最中です。

── それはそれは。クルマ好きにも刺さりそうです。

AK-69 それから気持ちの面では、このコロナ禍によって激震を迎えている今の時代へのメッセージですね。今って、みんな我を忘れて人を攻撃していたり、自分の正義を振りかざして他人を傷つけてしまったり、そういうよろしくない方向にあると思っています。世の中を変えることは難しいかもしれない。でも、少なくとも影響力のある人間として訴えなきゃいけないメッセージを籠めてみました。LEON.JP読者のかたにも、ぜひ観ていただきたいです!
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● AK-69(エーケーシックスティナイン)

1978年、愛知県生まれ。10代の頃にHIPHOPに出会い、マイクを握る。数々の受賞を経て2016年に伝説の米国レーベル「Def Jam Recordings」と契約。NYでもライブを行い、4度の武道館公演でも満員を動員するなど、本邦においてHIPHOPドリームを体現した数少ないアーティスト。

AK-69 THE RACE in SUZUKA CIRCUIT

配信日時/2022 年1月7日(金)20:00~  ※開場19:30
※2022年1月21日(金)23:59までアーカイブ視聴可能
会場/三重県・鈴鹿サーキット
配信プラットフォーム/ローチケ LIVE STREAMING / ABEMA / LINE LIVE-VIEWING / DMM.com
※チケット価格は各プラットフォーム毎に異なります
出演/AK-69、ANARCHY、¥ellow Bucks、RIEHATA、Bleecker Chrome、DJ RYOW
特設サイトHP/THE RACE in SUZUKA CIRCUIT | AK-69

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