モテる男は、あえてギリギリの線を狙っていく！？

人気放送作家にして戦略的PRコンサルタントでもある野呂エイシロウさんが、世の恋するオヤジさんたちの愛すべき艶話をこっそり披露する連載。今回のテーマは……。

大ヒット映画『トップガン』。その続編公開が延期されて非常に残念だが、その映画の名台詞に「俺は危険なんだ！」がある。それを地でいく男がいる。

彼はモテモテなのだが、攻め方がハンパない。つまり危険が大好物なのである。彼には既婚者の彼女がいるのだが、先日も旦那とニアミスしたというのだ。山梨の彼女の別荘でふたりで過ごしている時、彼女のスマホに旦那から「今、河口湖インターチェンジ。なんか買っていくものある？」というLINEが入った。

素っ裸のふたりはそこから着替え、彼はクルマで飛び出したという。笑えることに途中の林道で旦那のクルマとすれ違ったという。あと５分遅ければ別荘の駐車場で鉢合わせになっただろうとのことだ。それだけではない。

ちょっと彼女が体調を崩し入院した時も、彼女の病室でいちゃついている最中にナースセンターから「ご主人が見えましたがお通ししていいですよね？」と連絡。廊下に出れば大事件だ。機転を利かせて彼女の病室のシャワールーム兼トイレに逃げ込む。

そこから音を立てずに40分間。ひたすら寝転がっていたという。なぜその姿勢か？ と彼にたずねると「もっとも楽で長期戦に備えるため」とのこと。万が一、彼女の夫がシャワールームに入ってきたら一巻の終わりだが、彼はそこに賭けたのだという。さらに夫婦の密談を盗み聞きし、ますます興奮したとか。

とにかく彼はあえてギリギリの線を狙っていく男である。あえて危険を引き寄せているのだ。