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2017.08.03

シャンパングラスはどれが正解なのか?! バカラのプロに聞いた。

フルート型とクープ型、シャンパンを飲むなら正解はどっち!?

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文/河合 かおる

無数に立ち上るデリケートな泡が美しい、金色に輝くシャンパングラス。
手入れの行き届いた彼女の指がすっと伸びて、グラスが口元へと運ばれるその横顔に思わず見惚れてしまう……。
 
……なんて、素敵な女性がシャンパンを愉しんでいる様子をご想像いただいたとしましょう。
その女性が手にしているグラスは“クープ”(平たいワイングラス)または“フルート”(縦長のグラス)のどちらでしょうか。
おそらく、ほとんどの方が“フルート”を思い浮かべられたのでは?
 
今となっては、シャンパン=フルートが主流ですが、かのマリー・アントワネットは当時クープを愛用していたそう。
その理由の一つは、「飲んでいる姿が美しいから」だったとか。
……ほんまかいな?
 
というわけで、果たしてシャンパンに合わせるのはクープとフルート、どちらが適しているのか。
また、シャンパンに限らず、ワインや日本酒などは合わせるグラスが味わいにどのような影響を与えるかについて、まさにグラスとお酒のプロフェッショナル「B bar Roppongi」のチーフバーテンダー・ソムリエの福田英徳氏にお話を伺ってまいりました。
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クープとフルート、シャンパンに合わせるならどっちだ?

「どちらが正解か、と聞かれたら、フルートですね」
あら、意外とあっさりとしたお答えが。
「理由は、まずフルートに注いだときのほうがシャンパンの泡がキレイに見える。そして、液体の表面積が狭い分、炭酸が飛びにくい」
確かに、縦長のグラスの中で泡が立ち上る様は、眺めているだけでもうっとりしてしまう美しさがあります。では、なぜマリー・アントワネットはクープを愛用したのでしょうか。
 
「そもそも、その時代と今とではシャンパンの味わいが全然違います。当時のシャンパンは、今のよりもずっと甘かったと言われています。王侯貴族たちが、味気ないクッキーやパンなどをその甘いシャンパンにつけて食べていたという説もあり、クープの方が使いやすかったのでしょう。さらに、今ほど醸造技術が確立されていなかったから、炭酸も弱く安定していなかった。今のシャンパンをクープで飲むと、一気に炭酸を吸い込んでむせてしまいますよ」
 
ほほ〜、なるほど。では、アントワネットが“見た目の美しさ”を理由にクープを愛用した、というのはアントワネットらしい理由を後付けしたに過ぎないと。
「いえ、そうとも言い切れません。フルートだと中身を飲み干す時に顎がぐいっと上に向きますよね。クープだと、グラスをそこまで傾ける必要はありません」
あ……確かにフルートで飲むときは、後半ラッパ飲み状態。鼻の穴も見えちゃっているかも。
 
「マリー・アントワネットの時代は、テーブルマナーも今よりずっと厳しかったと言われています。希少価値のあるシャンパンを嗜むこと自体がステイタスであったことから、飲む姿にもこだわっていたのではないでしょうか」
 
なるほど、クープが愛されたのは、そういった時代背景もあったということですね。
ちなみに、現代だとトロッとした果実感を味わいたいフルーツカクテルや、甘口のヴィンテージシャンパン、デザートワインなどにはクープが向いているそう。
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グラスによって、お酒の味わいはどう変わる?

ワイン産地の名がつけられたワイングラス、ロマネコンティ

デギュスタシオン ロマネコンティ 4万6,500円(税抜)/バカラショップ 丸の内 03-5223-8868
バカラには、「ロマネコンティ」など、ワインの産地そのものの名前がついたグラスがいくつか用意されていますよね。つまり、「それを飲むのに最も適したグラス」ということですが、グラスによってお酒の味わいってそんなに変わるものなのでしょうかねえ。
 
「はい、全然違います(きっぱり)。たとえば、この大きくて丸い形が特徴の『ロマネコンティ』。ロマネと同様にピノ系の上等なものをこれに注ぐと、一口飲んだ瞬間にまるで頭からワインをかぶったかのような芳醇な香りに包まれます」
 
最近では、日本酒をリキュールグラスで飲むという流れもあるようなのですが、その理由はどうしてだと思われますか。
 
「リキュールグラスは、香りを楽しむものではありません。味わいに影響するというよりは、猪口の延長線上なのではないでしょうか。見た目も美しいですし」
と、ここでおもむろに福田氏が取り出したのが、クリスタルの繊細なカッティングが美しいリキュールグラスとユニークな形状が目を引くワイングラス「シャトーバカラ」。
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究極のワイングラス、シャトーバカラ

シャトーバカラ ワイングラス L 1万3000円(税抜)/バカラショップ 丸の内 03-5223-8868
そこへ、シャンパン酵母で作られていることで話題の「純米大吟醸 満寿泉 R」を注ぎ込み、「比べてみてください」と。
勧められるがままに、まずはリキュールグラスの方から。
 
はい、普通に、というかものすごく美味しいです。
キリリとした味わいは、普段日本酒をあまり飲まない人でもグイグイいけそう。
 
次に、「シャトーバカラ」に口をつけます。
つけた瞬間に、いえ、鼻をリム(グラスの縁の部分)に近づけた瞬間に! フルーティな香りがぶわっと鼻孔に押し寄せてくるとでも申しましょうか。ああ、ワインでもなんでも、お酒の香りを楽しむってこういうことなのか、とある種の衝撃を受けました。これは、リキュールグラスでは味わえなかった感動。
 
「『シャトーバカラ』は、何百年にもわたり蓄積、継承されてきたバカラのクラフトマンシップと名だたるソムリエや醸造学者の舌と、科学的検証によって生まれた万能グラスです。これで飲むと、ワインが本来持っている繊細な香りなどがより鮮明に浮き出るんですよ。赤・白・シャンパン、何にでも合います。もちろん、日本酒にもオススメですよ」
一家に一脚、「シャトーバカラ」でございます。
 
……正直、グラスがこれほどまでにお酒の味わいに影響を与えるとは驚きでした。
声を大にして言いたい。ワインの産地やメーカー、ブドウの品種にこだわるのと同様に、グラスにもこだわるべきである!
 
ちなみに、彼女を連れて「B bar」を訪れた際には、バーマンにオススメのグラスを提案してもらうのも良いですが、「彼女にグラスを選ばせてあげて」なんてオトナの余裕を見せるのもアリですよ❤
アルクール イヴ シャンパンフルート ブルーボタン 2客セット 70,000円(税抜)/バカラショップ 丸の内 03-5223-8868

◆ B bar Roppongi

住所/東京都港区六本木6-12-1 六本木ヒルズ 六本木けやき坂通り
お問い合わせ/☎︎03-5414-2907
営業時間/16:00〜28:00(月〜土)、16:00〜24:00(日・祝日)

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