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2020.12.27

【美女対談】それ、カッコ良くないですから。男性が勘違いしやすい「カッコいい」の落とし穴

「カッコいい」は、攻めなければいただけない評価ですが、"過ぎたるは及ばざるが如し"で、攻めすぎれば女性から「イタい」と思われかれない諸刃の剣であることも事実。そんなトゥマッチを避けるため、モテる美女3人を招集。カッコいいとイタいの境界線を、ぶっちゃけトークしていただきました。

CREDIT :

写真/椙本裕子 文/木村千鶴

カッコいいとイタいは紙一重!? それ、本当に効果ある?

大人の男として、カッコ良くあろうとする試みは、理想の自分に近づくための挑戦であり、LEONとしてはそんな男性を心から応援したい。とはいえ「カッコいい」はあくまで他人からの評価であり、それが単なる自己満足に終わってしまえば、ただのイタい人。

とりわけ、女性に対する振る舞いに関しては、無難な路線を狙えば失敗はないとはいえ、やっぱり「カッコいい」の称号を得たければ、それなりのリスクを冒してでも攻めていかないと、強印象も好印象も残せません。
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そのために必要なのは、まず敵を知ること。実は女性たちにとって「カッコいい」と「イタい」は紙一重のケースが多いのです。その微妙な境界線を知るために、モテる美女3人を招集。男性がしがちな「カッコいいアピール」に対して、「アリ」か「ナシ」か、ぶっちゃけトークしていただきました。

◆集まっていただいた3名の美女

左から……
金原麗子さん 30代
健康・美容・旅行・ファッションなどを専門とした、インスタグラムでも人気のフリーランスライター、ヨガ/ピラティスインストラクター

今村佳奈さん 40代 
fasting beauty support Program「Life is Art」主宰。IBMF公認ファスティングカウンセラー、モデル

中尾メイさん 20代 
IT系企業勤務の会社員

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【POINT 01】

ぎこちないレディファーストならやめとけ!

── 本日は、男性のふるまいに現れる「カッコ良さ」のアピールについて皆さんのご意見を聞かせてください。「一見カッコいい大人なんだけど、ちょっとな〜」という、例えば上司なんかとのエピソードを思い出してもらって、皆さんにお答えいただきたいと思います。では早速ですが、過剰にレディファーストな男性って、どうですか?
佳奈さん(以下、カナ) 「"過剰に"ですか〜。なんか難しいですね。やってます感が出ちゃうとちょっと……、かな」

メイさん(以下、メイ) 「女性をエスコートすることが染み付いているような人っているじゃないですか。それだったら『わっ!わざとらしい!』とは思わないんですけど」
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麗子さん(以下、レイコ) 「雑誌とかネット情報を切り取って、そのまんまやってるみたいな人もいますよね、アレンジできてない。そのまんまコピーしてぎこちない、みたいな(笑)」

カナ 「アレンジは大事! マナーの本でも読んでしまったのか、クルマのドアをいちいち開けにきてくれるとかね。運転席から降りて助手席まで回ってきて。あれはいらないです。自分で降りたほうが早いから(笑)」

メイ 「でももちろん、さり気なくしてくれるのはうれしいです。ぎこちなくなってしまうなら、しないほうがいいかも」

カナ 「あ、ドアを開けて『お先にどうぞ』ってしてくれる時に、さり気なく腰のあたりとか触ってくる人とかいますよね。あのボディタッチはやめてほしいですね」

レイコ 「あ〜、いますいます! 背中をスッと触ってきたり。その男性のキャラクターとか二人の関係性によるところもありますけど、触らない方がいいですね」
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【POINT 02】

“高級な店にエスコートしている俺"に酔うな

── 開始早々になかなかいいパンチが炸裂してますね(笑)。では、やたらと高級な店に連れていってくれる人はどうですか? やはり上司とか年長者を想像してみていただいて。

メイ 「以前お食事に連れていってもらった人で、“奢ってあげてる”ってことを誇りに思っているような人がいましたね。結局は、『こういう店知ってる俺、どう?』ってアピールしたいんだなって感じましたけど」
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レイコ 「『この店予約が取れないんだよ』みたいな情報をさり気なくちりばめてくる人も、ちょっと嫌かな」

カナ 「うん。『普通だったら3カ月待ちなんだけど、俺、オーナーと知り合いだからさ』みたいなこと言ってきたりね」

メイ 「それ言っちゃうんだ! 黙ってたらカッコいいのに〜」

カナ 「それと、せっかく素敵なお店に連れてきてくれているのに、『この店コスパがいいんだよね』と言われて、その情報は、ご馳走してくれるつもりなら必要ないかな(笑)」

レイコ 「それはダサい(笑)」
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── 女性の前で『コスパ』は言っちゃダメですよね(笑)。でも、"高級店に連れていってる"ってことをわかってもらいたい場合は、どうしたらいいんでしょう。やっぱり、気づいてもらいたい気持ちはあるじゃないですか(笑)

メイ 「それは過剰にアピールしなくても、食事に誘われたら店名で検索するのでわかりますよ。ここはちょっと良さそうな店だから服装も合わせないとな、とか」

カナ 「普通、やっぱり調べますよね。振る舞いとかも変わるので。気軽に行けそうとか、いやここはドレスコードあるなとか」
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レイコ 「誘われた側も、場に合わせて心構えも変わりますからね」

── すると、女性は食事に誘われたらどんな店かちゃんと調べているから、いちいち言わないでも大丈夫ですよ、と。

一同 「もちろんです! ちゃんと感謝の念ももっていますよ(笑)」

メイ 「ただ、高級店にあえて連れていく人って、やたらと自慢をしてくる人っていうイメージもあります。自分の話が多い」

レイコ 「女性を喜ばせたくてやってるんじゃないんですよね。私が好きそうだから、という気持ちで選んだんじゃなくて」

カナ 「そう。"高級な店にエスコートしている俺"に酔ってるんだと思う」

── なるほど〜。振る舞いも会話もあくまでも謙虚に、が大切なんですね。なかなか教訓になるお話、ありがとうございます(笑)。
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【POINT 03】

女性を褒める時は部分ではなく全体を褒めろ

── それでは、褒め方はどうでしょう? 世間では「女性は褒められたいと思っている」とインフォメーションされていますが、昨今ではセクハラと紙一重だったり。誰が褒めてもうれしく思えるラインって、意外と難しいと思うんです。
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レイコ 「例えば髪型の変化とか、べつに誰に言われてもいいんですけど、関係性や距離感を間違えないことが大切だと思います。そんなに親しくない上司や知人から、微妙な変化でも『髪色、変えたんだね』みたいに言われると、私のことそんなに観察してるの?ってちょっと気持ち悪くなりませんか」

メイ 「うん、細かいのはね……。『なんかいつもと雰囲気違うけど、いいね。素敵だね』くらいに言ってもらえると好感持てるんですけど、メイクの色とかまで言われると、ゾッとするというか」

カナ 「全体の雰囲気を褒めてほしいかな。ぼんやりでいいんだと思います」

── 褒める時には細かさはいらない、雰囲気を褒めろ、ってことですね。これに徹したら少なくとも失敗はしなさそう。有益な情報です。
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【POINT 04】

自分語りばかりの「俺日記」はいらない

── では続いては、男性自身の話を。キャンプとかアウトドアなど、アクティブな面をアピールするのはどうですか?

カナ 「う〜ん、興味がないことをずっと話されるのはナシ。クルマがさ〜とかサーフィンが〜とか言われても、興味がなかったら面白くないんです」

レイコ 「話の流れってありますよね、関連する話からサーフィンの話になって、というのであれば、こちらが興味がなくても会話として成り立つけど、急に自分の趣味の話を切り出されても、ね(笑)」
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── 確かに、突然自分の趣味の話をされても面食らっちゃいますね。スマートな会話の仕方ってどんな感じなんでしょう。

カナ 「まず相手のことから聞いたらいいんじゃないでしょうか。その返事によって話を展開させれば話が弾むでしょうから」

レイコ 「そうそう! 本当にそう!」

メイ 「盛り上げようとして自分語りしているのかもしれないけど、だったら相手にも興味もったら? って思うことも……」
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カナ 「そう。俺日記はいらないよって思っちゃう」

一同 「俺日記(笑)!」

── そういう気の乗らない話をされている時って、どんな態度を取りますか? 興味のない態度は取ったりしない?

メイ 「しないですね〜。普通に受け答えしていますよ」

レイコ 「関係性によるんですけど、私たぶん顔に出ちゃうんで、取り繕っていても、目が曇ってると思う」

一同 「ワハハ」
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── 一般的に、男性は察する能力が低めって言うじゃないですか。なので、男性がキャッチできそうな危険信号を教えてほしいんです。相手がニコニコして話を聞いてくれてたら「楽しそうにしてた」って思っちゃうので。

カナ 「身を乗り出していなかったら、そして受け答えのテンションも低くなってたら、もうその話はやめたほうがいいかもしれません」

レイコ 「相手から質問があれば興味があるってことですね。相槌しかなかったら、もうその話はナシで」
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メイ 「食いつきがない話は早めに切り上げたほうがいいです」

カナ 「男性も、ちょっと女性らしさというか、気配りを持っていたほうがカッコいいんですよね。『俺!』に自信をもっている人は、どうしても長めの俺語りしがちかも。1回目のデートで私への質問がひとつもなく、俺語りされたら、もう会いたくなくなるかも」

レイコ 「わかります。自分のことしか話さないって、私に興味がないってことですよね。自分のことをわかってもらいたいだけで」

メイ 「わかる。気づいたらそっちの話しかしてなくて、これじゃ接待じゃん!って思ったことあります」

一同 「確かに! それじゃ時給が欲しい(笑)」

── 俺語りは短時間で、女性の話にも興味を持ってください、ということですね。
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【POINT 05】

身体を鍛えてることは女性に伝えなくていい

── さあ、どんどん聞いていきますよ〜! では、ジム通い・筋肉自慢はどうですか? 筋肉質な男性はカッコいいと思うのですが。

一同 「うん、カッコいい、それは認める」
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レイコ 「ただ、見た目をどのようにしたいかは個人のことだし、健康的で良いと思うんですけど、でもそれが生活の中心になってしまっていると……。一緒に食事をしている時にも『タンパク質が〜』とか言われると、ちょっとしんどい(笑)」

メイ 「確かにいるんですよ。身体に気をつけるのは良いことですけど、こちらの食事にまで口出しはじめたりね。それはめっちゃイヤ!」

レイコ 「私も身体を鍛えているんですけど、人に価値観を強要しないようにしてるし、皆でご飯に行く時にはなんでも食べるようにしているんです。栄養価のある食材とかを教えてくれるのは勉強にもなるけど、自分が正解みたいな言い方をされると嫌な気持ちになるかな」

カナ 「鍛えているとかジムに行ってるとかいちいち言わなくても、身体を見れば分かりますしね(笑)」
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── 筋肉は好感度が高いようですが、鍛えるのも個人的にさり気なく、ということですね。それでは続いて、「オレ寝る時間を削って仕事してる」っていうバリバリ働いてるアピールは?

レイコ 「経営者の知人がそれ、いつも言ってます。自分がどれだけ凄くて、経歴がこうで、コロナ前にはアイドルとの会食がどうとか、そういう自慢話を普段からする人なんですが、とにかく自分のことを事細かに言いたがる」
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メイ 「それは彼氏じゃなく?」

レイコ 「彼氏じゃないんですよ。そりゃ、自分で経営して頑張ってここまできたなんてわかりますから、わざわざ言わなきゃカッコいいのに」

【POINT 06】

有名人と知り合いアピールはスーパーダサい

カナ 「有名人とどれだけ会ってるとか、そういう情報はホントいらないですよね」

レイコ 「スーパーダサいですよね」

カナ 「有名人の話を出されてうれしいのは、『君の仕事にも関係しそうだから、今度会わせようか』とか言ってくれる時(笑)」

メイ 「それはうれしい! 相手のことを思って何かしようとしてくれるんだったら、凄くありがたいし、めっちゃカッコいいですよね」

レイコ 「それはただの自慢じゃない。カッコいいです」
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── そうなると、女性にスゴいって思われたかったらどうしたらいいんでしょう? 仕事ができる、才能のある男性のことって、女性は好きじゃないですか。だからこそアピールしたくてそういう失敗をしてしまうと思うんですけど。
カナ 「それこそ、SNSなどのオープンな場で発表なり発信なりしていただければ」

メイ 「発信だったら結果しか言わないから良いと思います。それを見れば、凄く大変なことを頑張ってきたんだなって伝わるし」
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レイコ 「まあ、甘えたければ恋人とか奥さんに言ってください。そこで凄い凄いって言ってもらってほしい(笑)」

メイ 「言ってもらえないんだと思う(苦笑)」

カナ 「それだ。そしたらそれこそ、お金を払って女性が接待してくれるお店に行ってください、ということですね」

一同 「それ!」

レイコ 「逆に何も言わない方がわかる感じしますよね。言葉数が少ない人の方がこちらはわかる。ミステリアスな人って興味を持たれる可能性が高まるんだと思います」

メイ 「こっちも知りたいなって意欲が湧くから」

カナ 「開示されないと、もっと知りたいって思う」
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【POINT 07】

SNSでは勝手に女性をフォローするな

── 知りたいと思わせろ、ってことですね。女性ってそういう心理になるとグッといきますからね。それと先ほどSNSに触れられたので、お聞きしたいのが男性のSNSの使い方はどうですか? 世間ではオヤジのSNSの使い方がよくないって、小耳に挟みますけど。

カナ 「以前Twitterで書いたことについて、会った時に『あの書き方はよくないんじゃない?』って言われたことがあって、そういうのは余計なお世話だなって思いました。親切心なのかもしれませんけど」
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メイ 「それと、上司からSNSをフォローされるのはちょっと……。SNSやってるアピールなのかもしれないですけど、つながりたいと思ったら、こちらからちゃんと申請しますから」

レイコ 「やっぱりプライベートでもあるし、距離感が大切ですよね。私は以前、フォローされていない知人から『この前投稿してた○○って〜』と言われたことがあって、こっそりチェックしてるの?って少し怖くなりました。」

── なるほど〜。SNSはそれだけで完結させて、実際に会う時には持ち込まないのが吉かもしれないですね。女性から話題を振られた時はいいかもしれませんが。ともあれ、プライベートには無断で過剰に入り込まないほうが良さそう。

※白熱したお話は後編(こちら)に続きます!
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