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2020.12.28

カッコいい大人たちの心に響く名言を集めてみた【2】

ある人の何気ないひと言が心に響いてその後の人生が変わってしまうようなことがある。言葉とはそれほどまでに大きな力をもっている。ここでは何かを成し遂げた「カッコいい大人」たちの言葉に耳を傾けたい。

CREDIT :

構成・文/松永尚久 イラスト/Isaku Goto

「カッコいい大人」というのは、見た目はもちろん、それまで経験した人生がスパイスとなって、より魅力が増していくものではないでしょうか。特に魅力を放つ人は、何気ない「言葉」のなかにも不思議な説得力があったり、そのひと言が人生を考えるきっかけを与えてくれたりすることがあります。

ここに各界でトップランナーとして走り続けたカッコいい大人たちが発した、心に響く「名言」を集めてみました。さまざまな困難に直面した時に、どう考え、どう立ち向かうべきか。彼らの言葉には大人の男としてしなやかにしたたかに生きるためのヒントが散りばめられています。

◆志村けん(お笑いタレント)

「遊んでるように見せなきゃダメだ。一生懸命やってるっていうのは腹の中に置いて、見ている人には『好きなことやってて』って思わせなきゃ」

書籍『志村けん 160の言葉』より
昭和から令和にかけて、日本を笑いに包み、2020年3月に突然この世を去ってしまった稀代のエンターテイナー。TVなどでは多様で強烈なキャラクターを無垢な表情で演じ、またプライベートでもお酒の場をこよなく愛するなど、常に人生を楽しんでいる様子を見せていた彼。しかしその奥では、人々を楽しませるために不断の努力を重ねていたことを感じさせる言葉だ。また、その努力を見せないことこそが、本物のダンディズムであることを教えてくれる。

◆ウォーレン・バフェット(投資家)

「リスクは、自分の行動に対する無知から生じる」

書籍『バフェットの教訓 -史上最強の投資家 逆風の時でもお金を増やす125の知恵』より
過去55年間で資産を2.7万倍に増やしたという「世界一の投資家」であり、2020年は日本の大手総合商社の株を購入したことも話題になった、ウォーレン・バフェット。彼が手にした銘柄は、その後大きな価値を生むことでも知られているが、それは綿密に投資先の未来やリスクをリサーチしたうえでおこなっているものなのです。この言葉からは、彼の投資セオリーがわかると同時に、己を知ることが人生において最も重要なことでもあることも教えてくれる。

◆米津玄師(シンガーソングライター)

「不安や怒りが目まぐるしく蔓延する中で、何が正しいのかも精査する暇がない。やるべき事をやるより以前に、今出来ることを一つずつやるべきだと思う」

2020年Twitterでの発言より
関わる楽曲はどれも驚異的なヒットを記録、2020年はアルバム『STRAY SHEEP』を発表し、社会現象的な話題を呼んだシンガーソングライター・音楽プロデューサー。しかし、新型コロナウイルスの蔓延により予定されていた全国ツアーの中止を余儀なくされるなど、思うような活動ができない状況に。特に制限がかかっていた「非常事態宣言」が出された頃に、ソーシャルメディアに投稿されたメッセージがこちら。正解を求めて立ち止まるよりは、出来ることから一つずつやるべきなのでは? という行動を促すメッセージが伝わる。
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◆ロジャー・フェデラー(プロテニス選手)

「私たちは誰も未来がどうなるかなんて分からない、特に自分の年齢ではね。けれども、まだ自信はあって、トレーニングを積めていることに幸福を感じている」

2020年全豪オープン終了後の記者会見にて
ツアー通算歴代最多111勝、グランドスラム優勝回数歴代1位タイ20勝を獲得するなど、テニス史において数々の記録をもち、39歳になった現在も最前線で活躍。また「世界で最も稼ぐスポーツ選手」の常連でもある彼。2020年に全豪オープンに出場し、残念ながらノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れ、7度目の優勝を逃した際の記者会見にて、次回の出場の可能性について問われた際の回答。未来がどうなるかはわかならいが、今できることを精一杯やり遂げる強い眼差しを感じる発言。

◆蛭子能収(漫画家)

「本当の意味で孤独を打ち破ることができるのは、自分自身の力だけ」

書籍『ひとりぼっちを笑うな』より
漫画家としてだけでなく、TVなどでも独特な存在感を放ち人気に。2020年は認知症であることを公表し、病と共存しながら活動をしている姿も話題になっている彼が、14年に刊行した書籍に残した「孤独」に対する名言がこちら。その飄々とした印象の強い姿の奥では、さまざまな苦難や「孤独」を乗り越えてきたことを思わせる言葉。

◆山本寛斎(デザイナー)

「未来に前例はない。迷ったら新しい道を選べ」

書籍『熱き心 寛霊の熱血語10カ条』より
1970年代よりファッションの分野において世界的に活躍、以降は他ジャンルにおいてもその情熱的な姿勢でさまざまなプロジェクトを展開させ、多くの人々に刺激を与え続け、2020年7月にこの世を去ったデザイナー。彼の遺した言葉は、先行きの見えない未来、険しい道が待っているかもしれないが、それを楽しむ気持ちで進んでいけばいいと、背中を強く叩く。

◆坂本勇人(読売巨人軍選手)

「1打席、1球に対する気持ちは今後も大事にしてきたい」

2020年の記者会見にて
読売ジャイアンツの中心的存在として、これまでチームを数々の勝利に導いている、坂本勇人選手。2020年には右打者としては最年少となる31歳10カ月で通算2000本安打を達成した際の記者からの「今後3000本安打に対する気持ちは?」と問われた際の回答。「若い時は、自分の調子の悪い、良い、でおろそかにしている打席は多かった。主将になって、若い選手が増えている中で、そういう姿を見せてはいけない。一打席一打席、打席に立った時にヒット打ちたいという気持ちは、選手を引退するまで変わらないと思う」。ひとつひとつの打席(出来事)に対して、謙虚かつ丁寧に向き合い続けることで、自然と結果が生まれることが伝わる言葉。
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◆イーロン・マスク(スペースX、テスラCEO)

「私たちは世界に役立つことをしている。それが一番大事で、それこそが私のモットー」

書籍『イーロン・マスク 未来を創る男』より
宇宙関連事業を展開するスペースX社や、電気自動車メーカーであるテスラ社の共同経営社兼CEOであり、現在ではアップルのスティーブ・ジョブスを超えると言われるほどの影響力をもつ、イーロン・マスク。この世界では実現できなかったアイデアを具現化させている革新者という印象の彼の発想の根源がわかるのが、この発言。世界のために自分が何ができるのかを考えること。それがやがて自分のさまざまな「財産」に結実していくことが伝わる。

◆明智光秀(戦国武将)

「仏の嘘をば方便といい、武士の嘘をば武略という。これをみれば、土地百姓は可愛いことなり」

忠誠を誓っていたはずの織田信長を裏切り「本能寺の変」を起こし、わずか10日余りの天下を取った戦国時代から安土桃山時代にかけての武将、大名。2020年はNHKの大河ドラマ『麒麟が来る』で大きく注目を集めた。「仏や武士の嘘も許されるのに、年貢をごまかした百姓だけを罰するのはおかしい。百姓の嘘など可愛いものではないか」という思いを表現したのではないかと推測される言葉。その人の身分や立場で物事を判断せず、平等な視点であらゆる人々の心に寄り添い続けた彼の生き方が伝わると同時に、何が正しいのか・間違っているのかを自分の正しい目で判断することの大切さが伝わってくる。

◆有吉弘行(タレント)

「年齢を重ねることが怖いのね。みんな老けるよ、あんまり怖がらず、他人と比較せず。自分と向き合って」

2020年Twitterでの発言より
思ったことをストレートに発言する「毒舌」の中に、他人を思いやる温かさを潜ませたコメントで、今やTVやラジオで欠かせない存在。800万人近いフォロワーを誇るTwitterでも、時折心にしみる名言を残している。この日は、一般人が過去の彼の出演映像を観て「老けた」と呟いた投稿に対して返信。自然のなりゆきをありのまま受け止めようという気持ちにさせる優しい言葉。

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