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2019.09.25

vol.109 「おそばの甲賀」

彼女をエスコートしたい、東京で一番美味しい「おそば屋さん」はココ!

おそば屋さんは都内に星の数ほどあれど、西麻布の「おそば甲賀」は、食通も足繁く通うほど評判の店。こだわりの一品料理と日本酒で胃袋を満たしたあとは、名物の「ウニそば」で彼女も完全ノックアウトです!

CREDIT :

写真/福本和洋

本誌LEONでYULI*YULIとして長きにわたり、あらゆるジャンルのレストラン&バーを取材してまいりました“デート・コンシェルジュ”(略してデーコン)こと、渡辺ゆり子が、本当にデートで使えるお店の選び方をわかりやすく御指南します!

食通を唸らせるほど美味しい、おそばとは!?

おそば屋さんは、どちらがお好きかしら? とても老舗だったり、スゴイそば打ち名人のお店だったり、ご近所で通い慣れていたり……。みなさま、きっと行きつけのお店ってありますよね。
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美味しいおそば屋さんは星の数ほどあるけれど、私の周りで圧倒的に名前が挙がるのが西麻布の「おそばの甲賀」なの。今回、通い慣れている方には、さらに甲賀通になるためのアレコレを、初めての方には必食のメニューをお教えします!
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場所は夜の街(笑)、西麻布の交差点にほど近い裏通り沿い。店内に足を踏み入れると、まず目に入るのは整然としたカウンター席。常連さんに人気のカウンター席からは、店主・甲賀さんが立ち働く姿が見えます。
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そして、格子の壁の奥にはテーブル席が6卓。細長い明かり取り窓が、程良く隠れ家的な空間を演出します。窓の真ん中にちょこんと置かれているカタツムリのオブジェが以前から気になっていたのですが、今回、お話をようやく伺えました。“甲賀通”の方も初耳のストーリーのはずよ。

このカタツムリは、実は長崎の平和祈念像と関係があって。作者は、世界中の人が知っている像を造った彫刻家・北村西望氏で、なんと、甲賀さんのひいお爺さまなのですって! 見落としていた方、次回の来店時にぜひご鑑賞くださいね。
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定番の一品料理から創作系おそばまで人気

店主の甲賀さんは14年間、超老舗・赤坂の「室町 砂場」で修業した方。とくれば、そば好きの方は“もり”つまり“せいろ”を注文することが当たり前のように思われるかもしれないけれど、コチラで人気なのは、それ以外のメニューなんです。
ここで紹介するのは単品メニューですが、初めての方にはコースもオススメ。「甲賀」の“色々”を楽しめます。食器は甲賀さんが集めている古い染付に盛られることが多いので、染付好きな方は必見よ。
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「まぐろの山かけ丼」900円
赤坂御所にも出入りしている魚屋さんから届くバチまぐろ。大和いも、醤油漬けしたワサビの葉、ワカメ、カイワレなど、お好みの具材と一緒にどうぞ。全部を混ぜていただくのもオススメです。
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「卵焼き」750円
おそば屋さんと言えば、やっぱり卵焼き! 焦げ目がしっかりと付いた表面は香ばしく、中はトロトロ。まずはそのまま、何もつけずに卵の美味しさを味わってみて。
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「ウニそば」3600円
そばの上に海苔、そして北海道のバフンウニをた〜っぷり。最後に太白胡麻油を垂らして、わさびをオン。かつおだしでとろける美味しさを堪能して。
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「すだちそば」1500円
いまでこそ、よく見かけるようになった「すだちそば」ですが、「甲賀」では、12年前のオープン当初から提供されています。徳島名物のすだちをふんだんに使用したコチラ、5〜10月頃までの季節限定メニューなので、終わってしまう前に食べに行ってね。カツオとサバのだしにすだちの酸味が相まって、残暑の蒸し暑さを吹き飛ばしてくれる爽やかな味わいです。
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オススメのカップルシートは、入ってすぐのコチラ。江戸時代は日本酒を飲むならそば屋へ行くというくらいの風潮があったくらいなので、ぜひ、お供にお酒は必須です。特に「甲賀」には、日本酒好きにはたまらない銘酒がズラリ。ワインも扱っているし、おそばを食べてすぐに帰るというより、色々とツマミを注文しながらお酒を楽しみ、〆におそばを頼むのが“甲賀”流。
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ちなみにもう一つ、“甲賀通”の方にも知っておいていただきたい裏話が。
 
入り口からカウンターに続く床をご覧ください。ブーメランのような形の、小さな金属片がちりばめられているのに気づくはず。こちら、稀代の版画家マウリッツ・エッシャーの作品を展示していたギャラリーの壁の一部なのですって。まさかの床! お店のすみずみまで、甲賀さんのこだわりが浸透しているんですね。
 
いまや大人気の「おそばの甲賀」ですが、今回ご紹介したメニュー以外にも魅力的なものが色々とあります。
 
そして実は、1年に2回、決まった期間だけ味わえる“幻のラーメン”もあります。おそば屋さんでラーメン!? 甲賀さんの出身地、八王子のご当地ラーメンなのですって。今度は10月のどこか、日程未定ですので、もしも運よく巡り会えたらラッキー!

■ おそばの甲賀

住所/東京都港区西麻布2-14-5

営業時間/ランチ11:30〜14:45(L.O.14:15)、17:00〜21:00(L.O.20:30/※最終入店20:15)

定休/日・月曜

URL/http://osobanokouga.com

予約・お問い合わせ/☎︎ 03-3797-6860

※価格は税抜き表示です
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● 渡辺ゆり子

食、シャンパーニュ、花、インテリアと多岐のジャンルが活動のフィールド。2003年、国際アートフラワーコンクール優勝。2010年、シュバリエ・ド・シャンパーニュ叙勲。本誌LEONの「オヤジのトキメキダイニング」でも長期連載中。2019年7月7日に、自身のバー「Champagne Bar LILI-LA-YULI」が12周年を迎えた。

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