そういう力もアートの魅力のひとつです。実用的じゃない? あっても意味なんてない? こうした考え方のほうが、さみしい気分になりませんか。
バカラの丸鉢だって、霰文と呼ばれる緻密なカットが施されており、それは手にすると「ちょっと痛い」と感じるほどに鋭利に仕上げられています。というのも、この手触りによってひんやりとした清涼感を味わってもらうための演出。
フランスのリモージュ磁器ブランドのベルナルドがジェフ・クーンズとコラボしたバルーン・アニマルズシリーズも複雑な結び目やシワ、ねじれが再現されており、その精巧さは実際に見ないと感じることはできません。
必要だから、実用的だから、そういう考えが普通なのかもしれませんが、自分にとって特別な価値があるなら使い道なんてなくてもいい。無駄と思われるかもしれませんが、自分だけにわかる意味さえあれば、それこそが立派な使い道のひとつだと思いませんか。
ジェフ・クーンズの風船アート 各198万円
前作はプレミアム価格になった、大人気の現代アート
バカラの丸鉢 220万円
茶人好みの春海コレクション
※掲載商品はすべて税込み価格です
■ お問い合わせ
バカラショップ 丸の内 03-5223-8868
ベルナルドジャパン 03-6427-3713