今月の一本Davidoff 702 Series
[ダビドフ イヤー ルースター]
「ダビドフ」702シリーズ新登場
最近は、ハイブリッドカーのように、異なる動力源を併せもつテクノロジーにも使われているのはご存知のとおり。個人的には、これからの男はハイブリッド化することで、より魅力的に進化するのではないかと、常々思っております。
数字にやたら強いクリエイターとか、ソムリエの資格をもった技術者とか、あるいは2つ以上の稼ぎドコロをもっているとか。ハイブリッド・オヤジこそ、モテる流儀のひとつだとも思う次第であります。
で本題のシガーの話に戻しますが、なんと!あの定番のNO.2はじめダビドフを象徴する5種類のシガーが、ハイブリッドに武装して発売されるのだそう。
中身のフィラーとバインダーは従来のままに、外側のラッパーだけキューバシードを使用したハイブリッド「702ハバナ・エクアドルラッパー」を巻いて初登場。
たかがラッパーというなかれ。160人のシガー愛好家がテイスティングを行なったところ、70%のパネラーが別格の味わいと評価したそうな。実際に味わったところ、確かにキューバ産のそれを彷彿とさせる奥深いクリーミーさが加わっているではないですか。
シガーのような嗜好品も、まだまだ進化する可能性があるということに、改めて驚く次第。これからハイブリッド・オヤジを目指そうと思うご貴兄には、是非とも味わって欲しい一本なのでありました。
中村孝則●コラムニスト
世界各地を独特の視点で読み歩き、さまざまなメディアでラグジュアリーライフを提案する。先頃、シガー評論家の広見護さんと共著で、シガー専門書「ザ•シガー•ライフ」(オータパブリケーションズ)を出版。