Davidoff Yamasa Robusuto
フランス語で「terroir」と綴りますが、簡単に言うとワインの原料である葡萄が育つ「場所」「気候」「土壌」などの自然環境の特徴をいいます。
「このワインは、テロワールが出ていますね」といえば、その生育環境がワイン個性に反映している、ということを意味します。
「ダビドフ YAMASA」新発売
独断を承知でいえば、テロワールのわかる男はモテる。女性にとって、美味しいものを見分けるチカラを備えた男は、直感的に好かれるからです。
そのテロワールの違いは、絶対音感のような才能よりむしろ、経験値とちょっとしたコツで身につけることができます。
シガーであれば、そのたばこ葉の生産地の環境をイメージしながら味わう癖をつけるのです。ワインのテイスティングと同じ要領ですね。
そこへいくと、ドミニカ共和国のヤマサ(YAMASA)という地域は、ドミニカン・シガーのテロワールを知る上で、とても重要なエリアです。
僕もかつて訪れたことがありますが、ヤマサ地区はドミニカ共和国の首都、サント・ドミンゴから北へ30㎞ほどの風光明媚な山間部。
ここで育つタバコ葉はシガーに濃厚で複雑なアロマを与えると言います。特に今月の一本は、ラッパーとバインダーにヤマサ地区だけの葉を使っています。
ドミニカのテロワールの特徴を知る上でも、貴重なシガーというわけです。
問ダビドフ・オブ・ジュネーブ銀座
☎03-5537-5585
中村孝則●コラムニスト
世界各国を独自な視点で読み歩き、さまざまなメディアでラグジュアリーライフを提案。