【ITEM】 色&柄アイテム
ジローラモ流、派手柄&色のこなし方
ワタシが白や柄のジャケットを着るようになったのは、現在エトロのメンズ クリエイティブ・ディレクターであるキーン・エトロさんとの出会い。確か1997年、キーンがメンズコレクションをミラノファッションウィークで発表した時、彼とどうしたらテーラードが楽しくなるのかいろいろと考えました。
当時、私が参考にしたのが映画『スカーフェイス』でのアル・パチーノ。ストライプスーツに柄シャツを合わせたスタイルは、当時からエトロが得意としていた“色と柄”のアイテムが持つポテンシャルをさらに感じさせてくれました。そこからインスピレーションを受けて発表した色×柄コーディネートは、多くの人を魅了。日本で色柄コーデが見られるようになったのはワタシのおかげと言っても過言ではありません(笑)。
で、ふたつ目が、色を拾うこと。例えばネイビーの柄ジャケはネイビーパンツに合わせて。Vゾーンもネイビーで揃えることができれば、かなりのお洒落になるハズ。
そして最後がサイズ感。実は、ココが一番大切かもしれません。「チンピラみたい」と言われるのはもしかするとデザインよりもサイズ感にあったりもします。ジャスト、もしくはいまっぽくこなすならワンサイズ上くらいがエレガントに見える秘訣かもしれません。この3つを押さえれば、色と柄はマスターできるハズです!
● 今回のまとめ
[1] 色と柄のアイテムを選ぶ時、まずはブランドに頼るのもひとつの手
[2] 派手色&柄をどこかに一点というよりも色と柄の色味をどこかで一点拾うのが洒落て見える秘訣
[3] 意外と見逃しているサイズ感にこそ注意を払いましょう。ソレが"色と柄"を制するもっとも大切なポイントですヨ!