2019.03.09
名品と呼ばれるメガネ、あなたはいくつ知っていますか?
似合うかどうかもさることながら、歴史に残る名作であるか、というアプローチもメガネ選びの醍醐味。日米の気鋭が作るアイコンモデルを選べば、5者5様のキャラ立ちが叶うこと間違いナシですよ!?
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写真/島本一男(BAARL) スタイリング/髙塩崇宏 文/瀧川修平

名作メガネ、どれだけご存知!?
古くはアメリカの3大ブランドと呼ばれるアメリカンオプティカル、シュロン、ボシュロムのヴィンテージ、言わずと知れたレイバンは「ウェイファーラー」や「クラブマスター」、「アビエーター」などのレジェンドモデル。英国にはオリバーゴールドスミスのコンスル、イタリアにはペルソールの「714」などなど、数え上げればキリがありません。
そこで、それらの次世代を担う日本とアメリカの5傑が看板としてリリースし続ける、新定番ともいうべき近年の名品をピックアップ。これらを掛ければ、各社のブランドイメージを体現しながらも目元でキャラ立ちが叶うこと間違いナシ。まずは知識として吸い上げつつ、これぞと思う一本が見つかればお店でご試着の上、ぜひ自身のアイコンとしていただきたく。
◆トム フォード
太セルにTバーでキャラ立ちは確実

前者は2009年に公開されたトム・フォードの初監督作品『シングルマン』で、黒フチメガネを自身のトレードマークとする主演のコリン・ファースが掛けたシグニチャーモデル。アイコニックな目元を求めるなら、右に出るフレームはまず無いでしょう。
◆モスコット
小ぶりなボストンといえばココ!

貫禄の漂う小ぶりなシェイプ自体が見所ですが、愛好家を魅了するもう一つの理由が多感な有名人の偏愛履歴。クラーク・ケントやバディ・ホリー、ウッディ・アレン、アレン・ギンズバーグをはじめとする当時のアーティストや文化人のトレードマークとしても注目を集めています。
◆オリバーピープルズ
今のトレンドにドンピシャな傑作がズラリ!

上は80年代のボストンを現代的に蘇らせた「フィンリー」。下は映画『ローマの休日』や『アラバマ物語』で人気を博した俳優、グレゴリー・ペックへのオマージュモデル「グレゴリーペック」。一見似ていますが、デザインと機能両方兼ね備えたピンのついた前者はスクエア風、気持ち主張する後者はより丸に近くブリッジも高くなっているなど、実は異なるキャラ立ちが期待できます。
◆金子眼鏡
世界が認める鯖江の底力に刮目

例えば、泰八郎謹製の「プレミアⅧ」は、セルロイド一筋50年の山本泰八郎さんが手作業で仕上げるノー芯製法のバイカラーボストン。サンプラチナの加工を得意とする井戸多美男さんの「T416」は、極めてシンプルな一山の丸メガネに七宝を焼き付けた芸術品。いずれも物の良し悪しがわかる大人にこそオススメしたい傑作です。
◆フォーナインズ
能あるメガネはテクノロジーを隠す!

一方下の「M-66」は、近年のクラシックブームをフォーナインズ流に解釈したサーモント。ブランドを象徴する逆Rパーツの印象を抑えることで、クラシックな見た目と顔を包み込むような掛け心地を同居させました。どちらを選んでも独自性のあるテイストは健在です。
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