2017.09.06
3分でカラダのピンチを切り抜ける! “ちょい不調”に効くツボマッサージ5選
アクティブな人ほど、ちょっと頑張りすぎてカラダに不調のサインが表れることもおありかと。それでもひと踏ん張りしたい!というときは、ツボマッサージが効くのですよ。
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取材・文/アキヤマケイコ イラスト/野村憲司(トキア企画)
「ここぞ!」という勝負どきの困った“ちょい不調”対策として、お試しいだだきたいのがツボマッサージ。オフィスや移動中などでも簡単にできて、すぐに効果が期待できる方法をご紹介します!
デキるオトコの“ちょい不調” その1
「午前中にプレゼンがあるのに、顔がパンパンにむくんでいる!」
顔のむくみがひどいときは、首のリンパの流れを良くするツボをマッサージすべし。顔まわりに溜まった水分や老廃物を、心臓の方向に流していくイメージで行えば、徐々にむくみが取れてスッキリしてくるはずです。
胸鎖乳突筋に沿って、上から下にマッサージ
デキるオトコの“ちょい不調” その2
「仕事柄パソコン作業が多く、目が疲れる。夕方になると目がかすんでくることも……」
そんな人は、アゴを前に出す前傾姿勢で座り、液晶画面の一箇所を長時間見つめていることが多いもの。目だけでなく、頭・首・肩まで凝り固まっているので、首の後ろを伸ばす姿勢を取り、頭全体の血行をよくするツボをマッサージしてみてください。視界がクリアになり、コリも取れてくるはずです。
後頭部のツボ(玉枕)を押しながらマッサージ
デキるオトコの“ちょい不調” その3
「仕事で重要案件が重なって、なんだか胃が痛む。仕事に集中したいのに……」
仕事が原因で胃が痛くなるのは、ストレスで内臓の働きが悪くなっているため。加えて前傾姿勢でデスクワークを続けていると、長時間、胃が圧迫され、その働きはますます悪くなってしまいます。姿勢をよくして、内臓の働きをよくする背中のツボを押すと、痛みが和らぎます。
また消化不良の場合は、胃の真上にあるツボをぐっと押すのもよいでしょう。
胸を開き、肩甲骨下のツボ(魂門)を強めに押します
消化不良で胃が痛いときは……
デキるオトコの“ちょい不調” その4
「最近、会食が続いてお腹まわりがダブついてきた。でも食事の量を減らせないんだよね」
そんな人は、足を開いたダラッとした姿勢で、長時間デスクワークをしていないでしょうか?骨盤が開き、お腹まわりの筋肉が緩んだ状態では、食べ物がどんどんお腹に入ってきてしまいます。
食事の前に、簡単な腰回し運動をして、お腹や骨盤を締めるようにするだけでも、際限なく食べるのを抑制する効果があります。しばらく続ければ、お腹まわりもスッキリしてきますよ。
お腹を締めながら、腰をゆっくりと回します
デキるオトコの“ちょい不調” その5
「仕事も遊びも楽しいのに、なぜか時々、気分がネガティブに。前向きな自分を取り戻したい」
そんな人は、イヤなことがあっても我慢し、無理にポジティブになろうとしたりしていないでしょうか? 人間なら誰でも落ち込むことはあるもの。ネガティブな感情を一度認めたうえで、吐き出し、解消する、ツボ・タッピングを試してみましょう。自分のなかで滞っていたエネルギーが、すっと流れていくような気分になれます。
人差し指と中指で、眉頭・目尻・目の下を軽くタッピング
監修:目白鍼灸院 院長 柳本真弓さん
はり・きゅう・あんまマッサージ指圧師の国家資格、MLAJ医療リンパドレナージ上級セラピストの資格を持つ。丁寧に反応を確かめながら行なう鍼灸治療に定評がある。『NHKきれいの魔法 保存版 美に効くツボ』(NHK出版)など著書も多数。10月には『心に効くツボ』(マガジンハウス)を上梓予定。