2023.11.25

最新レンズ搭載の遠近両用眼鏡の進化が凄かった！

最新の遠近両用レンズ「バリラックスXRシリーズ」は、独自の検査を行い、一人ひとりにあった見え方を実現するオーダーレンズ。編集部・堀川が、実際に検査を受け、遠近両用眼鏡デビューする様子をリポートします。

CREDIT :: 写真／箱島崇史　取材・文／遠藤加奈

今回お邪魔したのは「ニコンメガネ」

世界で初めて境目のない遠近両用レンズを作った『バリラックス』

加齢によるシミやたるみなどは、ケアすることである程度改善することがありますが、どうしても抗えないエイジングのサインに、白髪や老眼があります。最近では、白髪ぼかしや白髪を活かしたヘアスタイルなど、グレイヘアをポジティブに捉える傾向にありますが、老眼も同じ。スマホのカメラがどんどん進化しているように、メガネのレンズもどんどん進化を遂げているのです。

レンズの下部に別のレンズが組み込まれていた、いかにも老眼用レンズに見えるものはいまではほとんど
なくなっていて、今日では普通のメガネレンズにしか見えないものが主流です。

AIを駆使した最新遠近両用レンズ「バリラックスXR」

なかでもエシロール社から発売された最新モデル「バリラックスXRシリーズ」が本当によくできレンズなのでご紹介。バリラックスは、フランスのレンズブランドで、1959年に世界で初めて境目のない遠近両用レンズを発売しました。これまで世界で最も多くの遠近両用レンズを販売しており、70件以上の特許と莫大な量のデータを保有しています。

レンズの光学的性能のみならず、目や脳といった視覚の仕組み、生理学に基づいて開発され、様々な分野の専門家の協力のもと、最先端技術を用いて130億通り以上のレンズパターンを作り出しました。つまり地球上すべての老眼の方のパターンに合う、オーダーメードのレンズを提案することができるのです。

ちなみに、安価なメガネ店で提供されているレンズは言わば既製品のようなもので、吊るしのスーツと同じです。ある程度の見え方は確保できるものの、遠近両用のような、遠くも近くもスムーズに見られるようにするためのレンズは複雑かつ繊細なので、一人ひとりに合った微調整が必要不可欠。ゆえバリラックスのようなオーダーレンズがオススメです。

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バリラックスでは、最新機器を使った測定結果をもとに、自分だけの自然な見え心地を実現します。視線の使い方のクセや、頭の動き、姿勢、目の位置、利き目、目の大きさなど、視覚に関する情報は千差万別。それらを考慮し、最も自然に見えるように、究極のパーソナライゼーションをしたレンズが、最新モデルの「バリラックスXRシリーズ」です。「バリラックスXR」は、遠近両用レンズとして世界で初めて行動型AIを活用して開発されました。

人が生活するうえでの日常的な行動をシュミレーションし、手元を見る時の姿勢や、視線の使い方のクセ、利き目などを独自の検査で測定。これにより、前世代のプレミアムレンズと比べ、約49％も見える領域が増加したというデータもあります。

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▲ 右は角膜の表面の状態を見る機械。これによりメガネで矯正できるかどうかを判断します。左は老眼の度合いを判断する検査。
▲ 実際に度数を入れ替えて最適な見え方を見つけるための検査。通常は0.25刻みでしか度数を変えられないが、こちらは0.01刻みで変更できる最新機器。レンズの上部（遠くを見る）度数と下部（近くを見る）レンズの度数とその範囲を決めていく。これによりバリラックスが合っているか、他のレンズが合っているかなども判断。
▲ フレームを選び、掛け心地を微調整。
▲ 顔の形や耳の位置によって、目とレンズの距離や角度が変わるので、目を動かしても変わらない眼球の中央からレンズまでの距離を測ることで、一人ひとりに合ったレンズを設計することが可能に。（『アイコード』：オプション1万1000円）
▲ 移動する青い点を追っていき、視線がどう動くかを測定。レンズの度数の位置を微調整します。（ニアビジョンビヘイビア）
▲ レンズカラーは透明だけでなく、淡色やグラデーション、サングラスレンズも選択可能。

▲ 右は角膜の表面の状態を見る機械。これによりメガネで矯正できるかどうかを判断します。左は老眼の度合いを判断する検査。
▲ 実際に度数を入れ替えて最適な見え方を見つけるための検査。通常は0.25刻みでしか度数を変えられないが、こちらは0.01刻みで変更できる最新機器。レンズの上部（遠くを見る）度数と下部（近くを見る）レンズの度数とその範囲を決めていく。これによりバリラックスが合っているか、他のレンズが合っているかなども判断。
▲ フレームを選び、掛け心地を微調整。
▲ 顔の形や耳の位置によって、目とレンズの距離や角度が変わるので、目を動かしても変わらない眼球の中央からレンズまでの距離を測ることで、一人ひとりに合ったレンズを設計することが可能に。（『アイコード』：オプション1万1000円）
▲ 移動する青い点を追っていき、視線がどう動くかを測定。レンズの度数の位置を微調整します。（ニアビジョンビヘイビア）
▲ レンズカラーは透明だけでなく、淡色やグラデーション、サングラスレンズも選択可能。

老眼ビギナーの編集部・堀川が実際に初めての遠近両用メガネを作ってみました

「目だけは良くて裸眼で生きてきましたが、その分、老眼になるとずーっと言われてきてついに……。朝、自然光での新聞読みは問題なくできているのですが、夕方や夜に家の照明で新聞を読もうとすると暗くて読みづらいと思っていました。

実際、私の状態に最適化されたメガネをかけてみると、それはそれはクリアな世界が広がってました。正面はいつもの裸眼の見え方で、手に持ったケータイに視線を落としても、はっきりと見えるようになっていて、快適です。メガネをかけ慣れていない自分にとって、メガネをかけること自体に慣れが必要ではありますが、軽く、機能的なこちらなら好んでかけられそうです。

何より、遠近両用メガネは仕方なくかけるもの、という認識だったので、今回のように好きなフレームに、LEONでも推奨している淡色レンズを入れられるのは新鮮でした。これなら新聞を読む姿もおじいさんくさく見られないのでは！」（堀川）

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▲ 完成品がこちら。入っているレンズは「バリラックスXR pro」に15％のカラーをいれたもの。フレームは私物を持ち込みましたが、店頭で最新モデルを購入することも可能。
▲ ご覧のように着用しているのを他人が見ても、遠近両用レンズだとは分からない。

▲ 完成品がこちら。入っているレンズは「バリラックスXR pro」に15％のカラーをいれたもの。フレームは私物を持ち込みましたが、店頭で最新モデルを購入することも可能。
▲ ご覧のように着用しているのを他人が見ても、遠近両用レンズだとは分からない。

老眼ということを認めたくなくて、自分はまだまだ大丈夫と過信してしまいがちですが、知らず知らずのうちに眉間にシワを寄せていたり、スマホを遠ざけて見ていたりと、実はその行動とってもおじさんぽい。ゆえ、もしかして、と思ったら早めにチェックするのがオススメです。

「バリラックスXRシリーズ」であれば、遠くも近くもクリアに見え、着けたり外したりする必要もないので、遠近両用メガネとバレることもありません。何よりストレスフリーなのでQOLが上がること間違いなし。もちろんほとんどのフレームに入れることができます。遠くのカップも、芝目もくっきりクリアに見えますから、スコアアップも期待できちゃうかもしれませんよ。

■ ニコンメガネ（ニコン・エシロール直営店）

住所／東京都港区南青山5-5-4 LUCE MINAMIAOYAMA 2F
TEL／03-6427-4850
HP／https://nikon-megane.com
営業／11:00〜19:00、月曜定休
料金／「バリラックスXRシリーズ」9万9000円〜

■ お問い合わせ（ニコン・エシロール）
HP／https://varilux-campaign.jp/lp/mierukandou/