味良し！空間良し！場所良し！ 女子受け必至の韓国料理店

本誌LEONでYULI*YULIとして16年間にわたり、あらゆるジャンルのレストラン＆バーを取材してまいりました“デート・コンシェルジュ”(略してデーコン)こと、渡辺ゆり子が、本当にデートで使えるお店の選び方をわかりやすく御指南します！

ジメジメした梅雨の時季は、なんだか気分も沈みがち。憂うつさを吹き飛ばすには、スタミナ満点で元気が出るエスニック料理がぴったりです！
 
エスニック系のレストランは気軽に行けるし、全体的に味も日本人好みだから、たまに無性に行きたくなる方も多いのではないかしら？　そんなときに、ぜひ活用していただきたいお店をご紹介します。

今回のオススメは、恵比寿駅前の韓国料理「水刺間 スラッカン」。“王様の台所”という意味をもつコチラのお店は、味良し・空間良し・駅近！ということで、ずっと長い間、大人気なんです。なかでもボリューム満点の美味しいお料理は定評があり、その代表的なメニューを取材しました！

まずは、コチラの代名詞的なメニュー「黒毛和牛カルビと野菜のプルコギ」。山盛りの野菜とお肉は、韓国風すき焼きという感じ。ボリューム満点の素材が運ばれてくるけれど、ご心配無用。店員さんが調理をしてくれます。

もやし、エリンギ、ニラ、玉ねぎ、エノキなどに火が通ったら、特製の甘辛タレに浸けた黒毛和牛を韓国式にハサミでチョキチョキ。韓国人は、食材を包丁より、ハサミで切ることが多いのですって。確かにまな板いらずで合理的。

完成はコチラ！　美味しそうな見た目に、すぐに手が出ちゃいそうだけれど、ちょっと待ってね。一緒に運ばれてきたエゴマや、サンチェで巻いていただくのです。中に白髪ねぎ、コチジャンなどをお好みで入れてみても。箸休めに、付け合せのマカロニサラダをどうぞ。

もう１つの看板メニューは、コロンとした見た目が可愛い「ポッサムキムチ」。“宝を包む”という意味が込められているとおり、中身がスゴイの。

カットしてみると……中には、マグロ、カンパチ、イカ、海老、帆立などの魚介類がゴロゴロと出てきます。チョジャン、甘辛酢味噌味の味付けに、オレンジ果肉でお洒落な風味をプラス。魚介素材とキムチの相性が抜群です！　マイルドな甘辛キムチは、辛いものが苦手な方にも人気だとか。

上ミノ、砂肝、センマイ、牛ホホの４種類のホルモンの刺身もオススメです。上にたっぷりとネギを載せて特製タレがかかっています。とても新鮮だから、ホルモン好きの方はぜひ！

チヂミも特別。そもそもチジミって、薄くて固めなイメージだけれど、コチラのは、ふんわりとした食べ口で病み付きになること請け合いです！　どうやら山芋のすりおろしが、もっちりした食感の秘訣みたい。

一食は百聞にしかず！　絶対に食べていただきたい一品。

お酒は各種色々あるけれど、「スラッカン」のオススメは何といっても果実酒。写真のように、キウイやマンゴーなど、フルーツが丸ごと入っています。さわやかにソーダで割っていただくのも夏にぴったり。ちなみに、キウイは不眠症、疲労回復に、マンゴーは食欲増進、美容にもいいとか。そのときの気分や体調をスタッフの方に伝えて選んでみてね。

エントランス側のカウンターにずらりと並んでいる果実酒は、コチラの名物です。キウイやマンゴーの他にも、梅、レモン、パイナップルなどもありますよ。

広々とした店内は、真ん中にガラス張りのキッチンもあり、お洒落な雰囲気。エスニック系レストランにありがちな場末感（笑）はまったく感じられない、デート向きのインテリアです。奥にある落ち着いたテーブル席がオススメだけれど、韓国料理だし、ワイワイと楽しく食べるデートにもぜひ！

恵比寿駅の東口を出たら目の前にあるから、場所も本当に便利。希少なお洒落韓国料理店は、女子受けしますよ！

食、シャンパーニュ、花、インテリアと多岐のジャンルが活動のフィールド。2003年、国際アートフラワーコンクール優勝。2010年、シュバリエ・ド・シャンパーニュ叙勲。本誌LEONの「オヤジのトキメキダイニング」でも長期連載中。2017年7月７日に、自身のバー「Champagne Bar LILI-LA-YULI」が10周年を迎えた。

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