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2017.12.21

デートで失敗しない“鍋奉行”の心得とは?

実は鍋デートには多くの地雷が埋まっています。これをうまく避け、彼女を満足させる鍋タイムが過ごせればふたりの仲は一気に加速! そこで、名「鍋奉行」になるための心得をお教えします。

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文/牛丸 由紀子

今回の特集タイトルは「鍋って、コミュニケーション」ですが、「まさにその通り」とおっしゃるのが、『間違いだらけの鍋奉行』の著書がある、タベアルキストのマッキ―牧元さん。マッキ―さんによれば、「鍋料理は“人と人をつなぐ料理”。『一緒に鍋を囲んで良かった』そう思わせてこそ“美味しい鍋”」なのです。ゆえに鍋奉行とは、「鍋を囲む人の幸せを生むプロデューサー」。デートにおいては彼女のことを考えて、「あなたと食べて楽しかった」と思わせなくてはならないのだとか。では、そんな、彼女を幸せにできる鍋奉行になる方法とは?

鍋奉行とは彼女に幸せを運ぶプロデューサーである

鍋奉行の最初の仕事は、まず店選びから。「お相手が女性なら“ヘルシー”“インスタ映えする”“予約困難店”など、女性の心をくすぐりそうな鍋をチョイスするのは当然ですが、さらに味が良くても、量がやたら多いとか、騒がしいとかはNGですよ」とマッキーさん。

料理だけでなく店の特性や雰囲気までも含めた総合評価の高い店をどこまで選べるかで、まずは鍋奉行の実力が試されるのです。しかしこれ、なかなか大変な作業です。「そもそも大抵は女性の方が店にも詳しいですからね。生半可の店選びでは足元を見られます」(マッキーさん、以下同)

そこでマッキ―さんが「ここなら自信をもっておすすめできます」というデート向けのお鍋料理店を具体的に挙げていただくと……

「女性が大好きな火鍋なら五反田の『ファイヤーホール4000』。六本木『シャングリラズシークレット』のキノコ鍋は、ヘルシーかつインスタ映えもします。また予約困難な浅草『ふぐ牧野』で、あえてカニ大根鍋を頼むのも“通”ですね。もし鍋奉行になるのがまだ不安なら、お店の方が作ってくれる神楽坂『山さき』のねぎま鍋もおすすめです」

今回の特集でご紹介しているお店も含まれているので、ぜひ参考にしてくださいませ。

さて、店も無事決まり、鍋デート開始! と、ここでかいがいしい女性なら「私が……」となるかもしれませんが、その前に「今日は僕に任せて」とやさしいひと言が大切です。女性をエスコートするようにさりげなく、がデート鍋奉行の基本。鍋はワインと一緒。男性がサーブするのものだと心得てください。
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実は鍋デートには地雷がいっぱい埋まっている

いよいよ、鍋が運ばれてきますが、ここでアナタが、店さえ選べば、あとは鍋なんて作って食べるだけでしょと思っているようなら大間違い。「実は鍋には地雷がいっぱいあるのでご注意を」とマッキーさんはおっしゃいます。

「鍋は単純な料理ですが、具材に合わせた火加減や煮込み時間の調整はもちろん、その流れのなかで、どれだけ女性をケアできるのか、スタートからゴールまでの采配が随所で試されるのです」

大事な場面で自爆しないためにも、ここでマッキ―さんに鍋奉行としての心得を教えていただきましょう。

彼女を笑顔にするデート“鍋奉行”の心得4か条

① 食材の火の通り加減と食べるタイミングに心を配るべし
「例えば宴会場で寄せ鍋などが出ると、具材を最初から全部入れてグツグツ煮込んでしまいますが、ああいうのは最悪! 食材にはそれぞれ、食べるべき一番美味しいタイミングというものがあります。肉・魚・野菜の火の通り方はそれぞれ違うのです。ちょうどいい状態を見計らって、タイミングよく取り分けてあげるのが大切です。また、最初に魚や肉ばかり入れて最後は野菜ばかりに……なんてことにならないよう、鍋に入れるバランスも考えてください」

② 食べ方、取り分け方に気を使うべし
「気軽に食べられるのが鍋とはいえ、雑ではダメ。そこに人間性がにじみ出るのです。スープをたらしても気にしなかったり、取り分けた具材が器からはみ出していたりするのは、あなたが日頃からだらしない人間であるとアピールしているようなものです」
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③ ウンチクは垂れるべからず
「食好きの男性はついついウンチクを語りたくなりがちですが、鍋の場では封印。女性は美味しいものを食べる時にお勉強なんかしたくないんです。良いタイミングで具材をさっと取り分ける。鍋奉行たるもの、シンプルに自分の仕事をこなす、それだけでいいんです。それでも何か語りたいという人は、自分の故郷の鍋の話はいかがでしょう。日本には全国に郷土鍋があります。子供の頃食べて美味しかった鍋の話などをお互いに公開しあうのなら、お勉強にはなりません」

④ 常に全体を見渡し相手のペースにあわせること
「鍋奉行は作ることに一生懸命になりがちですが、常に全体を見渡さなければいけません。彼女の器やグラスが空いていないか、常にチェックを怠らず、鍋を作るスピードにも気を付けて。自分のペースで早く作りすぎて、彼女を急かして食べさせるなんてもってのほかです。もちろん作る量も、彼女にあわせて加減すべし。さらに、締めのご飯を作るにも、さらっとした雑炊にするのか、煮込んでおじやにするのかなど、彼女の好みに従うこと。その細かい気遣いこそ、あなたの人としての優しさが表れるポイント。彼女はしっかり見ていますよ」

鍋奉行を全うすれば最高のシアワセが味わえる

まさに自分の実力が露呈し、その人の人間性が現れる鍋料理。しかしそれでひるむ必要はありません!

裏を返せば、うまく鍋奉行を務めれば、あなたの評価は一気に高まり、ふたりの仲を急接近させることができるのもまた鍋料理なのです。

「うまく行けば一気に親密な雰囲気にもなれるのも鍋料理でしょ」とマッキーさん。「家庭的な雰囲気のなかでひとつの鍋を取り分けるうちに、不思議と距離が縮まっていくものです」そう、それこそが鍋料理の魅力。

著書の中で「鍋は具と汁のせめぎ合いではない。互いに譲り合い、抱き合い、高めあう具と汁のエッチなのである」と名言を残すマッキーさん。つまり人は鍋を通じて疑似恋愛を経験するのです。だからこそ男性が主導権をもって進めるのが重要なんですね。これはほかの料理では味わえない経験。ぜひあなたも名鍋奉行となって、ふたりの恋を見事に成就させてくださいませ。

●マッキー牧元

タベアルキスト。1955年東京都生まれ。立教大学卒。株式会社味の手帳 取締役編集顧問。立ち食いそばからフレンチ、エスニック、スイーツまで、日々のみ食べ歩き、数々の雑誌に寄稿。食に関するラジオ・テレビの出演や全国の講演会でも活躍中。料理評論、紀行記事の他料理開発なども行う。著書に「東京とんかつ会議」(ぴあ)「出世酒場 ビジネスの極意は酒場で盗め」(集英社)など。ちなみにマッキーさんにとっての「人生最後の鍋・3傑」は、豚しゃぶなら四谷の「三櫂家(さかいや)」、ふぐちりは荻窪の「懐石四つ葉(よつは)」、すっぽんは滋賀県大津の「きたむら」とのこと。ぜひここぞの時のお店選びの参考に。

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