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2017.10.25

今なら予約が間に合います! 彼女と一緒に通好みの冬の旬鍋へ(2)【あんこう鍋】

「西のふぐ鍋」に匹敵する、冬を代表する「東のあんこう鍋」。その全貌がいま明らかに。

CREDIT :

文/秋山 都 写真/菅野 祐二

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いますぐに予約すれば旬を逃さない、この冬の美味鍋、「かにバター鍋」に続きまして「あんこう鍋」の登場です。

「あのゴツい顔した深海魚でしょ」「ちょうちんついたやつ?」 はい、どちらもその通りですが、あんこうは淡白で上品な白身にして、「西のふぐ、東のあんこう」といわれるほど、関東では冬の美味を代表する鍋料理。またその肝は蒸してポン酢醤油につけますれば「あん肝」となり、呑んべえのみなさまからはお馴染みの存在かと。(チョウチンアンコウは通常の食用には適しません、念のため)

このあんこう鍋が一番有名なのは、あんこうの産地でもある茨城県の大洗町です。東京から大洗までおよそ2時間――いつかは行ってみたいものですが、働き盛りのLEON読者のみなさまにはちと難しいかと。東京ですと専門店で老舗として有名な「いせ源」(神田須田町)、隠れ家的に知られている「谷中鳥よし」などが有名ですが、今回ハイライトをあてますのは「ほていさん」(月島)。ここの鍋はなにがすごいって、この上に乗っておりますオレンジ色のにくいヤツが……。
こんもりと乗っておりますコチラは、あんこうの肝。門外不出の味付けで仕上げたあん肝をたっぷりと乗せ、出汁に溶いて食べるスタイルは「ほていさん」ならではのオリジナルです。

鍋の中にはあらかじめ、あんこうの身と皮。あんこうは俗に「あんこうの七つ道具」と言われるように、身だけではなく内蔵や皮などさまざまな部位が食べられるのが特徴。ほろり、ほろりと崩れてゆく肉や、ゼラチン質豊かな皮を肝の溶け込んだ出汁にからめてフハフハ……。

時折ネギのしゃっきりとした食感を楽しんだり、豆腐の意外な熱さに驚いたり…思わず無言で食べ進めてしまう美味しさです。
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鍋はすべてお給仕してもらえるので、お客はただ食べるだけ。ラクチンです。 
「あ~美味しかった。ご馳走さまでした」って? ちょっと待った! ここに来たなら彼女もローカーボダイエットは今夜だけ封印。あんこうの旨味、野菜の甘みがすべてギュッと凝縮した「雑炊」を食べなければ、「ほていさん」のあんこうを味わったとは言えませんぞ。
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魚市場のある築地に近い月島というロケーションを活かし、ながらく海鮮を中心にした和食屋を営んでいた「ほていさん」ですが、先代主人がこのあん肝を上にトッピングする鍋を考案してから、あんこう鍋目当てのお客が爆発的に増加したのだそう。

10月25日現在、11月から年明けはまだ予約の取れる日もありますから、あきらめずにチャレンジしてみて。
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雑炊はぜひ自家製の漬物とともに。ぬか漬けの酸味で口中を洗いつつ、もうひと口、、と箸がとまりません。
あんこう鍋は突き出し二品、刺身盛り合わせ、あんこう鍋と雑炊、お漬物で7000円(税込)のコースのみ。一度食べたら、毎年通わずにはいられない、恐るべきあんこうのオブセッション、この冬から始めてみませんか。
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◆ ほていさん

住所/東京都中央区月島3-9-7  
営業時間/月〜金18:00~23:15、土・祝17:00〜22:15
定休日/日曜 
お問い合わせ/☎03-3531-5200

●12月と1月は4名以上でご予約ください。

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