2017.10.23
ふたりでヒ~ハ~! 心も身体もあたためるスパイス火鍋4選
二色火鍋や発酵鍋で体温も心もホットに! ほのかに汗ばむスパイス鍋をあの人と。
写真/松井 康一郎

なんでも、唐辛子に含まれるカプサイシンには、アドレナリン=興奮と、エンドルフィン=リラックス、を促す作用があるそう。簡単に言ってしまえば辛いものを食べると、ドキドキしながらハッピーな気分になるんですって。まさしくこれは恋ではありませんか!? さらに、糖や脂肪を燃やすなどの美容効果も注目され、火鍋は女性たちの間で大人気。ふたりの仲をホカホカに温める、美味でスパイシーな鍋4種をお届けいたします!
辛さと美味しさに悶絶!?
◆「火鍋 趙楊」の「正宗四川二色火鍋」

ちなみに本場四川の火鍋の多くは薄めのスープで、タレにごま油をつけて食べるのが主流とのことですが、銀座の本店で趙楊氏自らが毎日手作りしているという2種のスープはしっかりとした味わいで、どちらかというと食材にたっぷりしみ込んだ “スープを食べる”感覚。真っ赤な麻辣スープは、“おそらく”(レシピは趙楊氏本人以外は知らないのだそう!)鷹の爪や八角、山椒などのスパイスが多数ブレンドされていて、痺れも、辛さも相当なもの。ですので、もう一方の、あっさりとした塩味とまろかやで深みのある白湯スープをまず器に入れてから、好みの辛さになるまで麻辣スープを足して調整すると一層美味しくいただけます。



◆ 火鍋 趙楊 (ヒナベ チョウヨウ)
住所/東京都港区三田5-4-6 トリニティハウス三田 101
営業時間/17:30〜23:30(最終入店 21:00)
定休日/不定休
お問い合わせ/☎03-6453-9219
すっぱ辛いが新感覚!
◆「味坊鉄鍋荘」の「酸湯鍋(サンタングォ)」

では、女心をも痺れさせてしまう鍋とはどういうものか? まずはスープをひと口。立派な赤唐辛子がぷかぷかと浮いた、いかにも辛そうな見た目ですが、実は、メインとなっているのはトマト。これは、菜種油で炒めた豆板醤に、塩につけて発酵させたトマトを鉄鍋でグツグツと煮込み、発酵させた白菜や大根の千切りなどと食べる「酸湯鍋(サンタングォ)」という秋冬の新メニューなのです。漬け物のように、食材を発酵させることで出るグルタミン酸などの色々なうまみ成分がお出汁となったこの鍋は、美味しいだけでなく、乳酸菌による美の恩恵も美味しくいただける、なんとも女性の好みを熟知したしゃぶしゃぶのようなお鍋です♡ 。




◆ 味坊鉄鍋荘(アジボウテツナベソウ)
住所/東京都台東区上野1-12-9
営業時間/17:00〜23:30
定休日/無休
お問い合わせ/☎03-5826-4945
肉骨茶×麻辣のユニーク火鍋
◆「ファイヤーホール 4000」の「四川火鍋」


肉骨茶湯スープは、中国の栄養薬膳師の資格を持つ菰田シェフの高い知識と技術が光る“ならでは”の逸品。また、麻辣豆板醤スープのベースになっている豆板醤(トウバンジャン)はご本人の自家製。と、なんともこだわりが強いスープですので、こちらではタレにつけないでそのままいただきます。スープの深いうま味とほどよい辛さが身体に沁みわたり、お腹もポカポカ温まります。

◆ ファイヤーホール 4000(シセン)
住所/東京都品川区東五反田1-25-19
営業時間/火〜日 11:30~15:00 (L.O 14:30)、17:30〜23:00 (L.O 22:00)
定休日/月曜日
お問い合わせ/☎03-6450-3384
痺れる辛さの串おでん
◆「吃飯荘 神田駿河台」の「麻辣串串香(マーラー串串おでん)」
そして、目の前に出てきた鍋を見た彼女からの2度目の「こんなの初めて〜!」が。山椒たっぷりの麻辣油がベースとなった麻辣スープに、羊・牛・豚・鶏・センマイやハチノス、魚介類やお野菜、変わりダネなら鴨の水かきなどが串に刺さったまま煮られています。例えるなら辛口おでん。なんでも、火鍋ストリートとも呼ばれている北京の市街地の屋台や食堂で親しまれている、「麻辣串鍋」という家庭的な料理なのだそう。鉄鍋餃子で有名な「紅虎餃子房」を手がける、際(きわ)コーポレーションの国際部のスタッフがメインで切り盛りしているということもあり、本格派の中国東北料理の味が期待できます。
ふたりで異国に出かけたような楽しい錯覚のなかで、真っ赤なスープでグツグツ温められた辛〜い串おでんをつつき合えば、心身ともにホットな一夜を過ごせること請け負いです。

◆ 吃飯荘 神田駿河台(つーふぁんそう かんだするがだい)
住所/東京都千代田区神田駿河台3-7-12 くるみビル
営業時間/月〜土 11:30〜15:30(L.O.15:00)、17:30〜23:00(L.O.22:00)
定休日/日曜
お問い合わせ/☎03-3518-9690