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2017.10.24

「祇園びとら、」/京都・祇園

情緒溢れる秋の京都。町屋でしっぽり、祇園流の最旬フレンチをご堪能あれ!

2016年末、祇園の町屋にオープンしたサロンのようなフランス料理店。和とフレンチの独特なフュージョンが、彼女を笑顔にすること間違いなし。

取材・文/和田真由子
清流の白川沿いに柳の木と町屋が立ち並ぶ祇園・白川界隈は「最も京都らしい風景」が見られる場所ですが、白川にかかる巽橋を渡るともう数分で祇園の町。夜はネオンと艶っぽい女性たちによって彩られる魅惑的なエリアです。
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そんな華やかな花街の路地にたたずむ、しっとり落ち着いた町屋。注意していないと見過ごしてしまいそうな慎ましやかな風情ですが、こちらが“祇園フレンチ”で人気のレストラン「祇園びとら、」です。

昨年末にオープンし、遊び慣れた京都人や、京都通の旅人にすっかり浸透した同店。名だたる料亭の料理長も足繁く訪れ、マネージャーやシェフとの料理談義に花を咲かせるのだそう。
中に入ると、L字型のカウンター席が中心のシックな空間が。フレンチと和食を融合した料理と同様、内装もアールデコ調のガラスや照明、日本建築の天井や壁など、和洋の要素が溶け合っています。

高級感のある店内ですがスタッフの接客は親しみやすく、肩の凝らない雰囲気。カウンター越しに、マネージャーでソムリエの吉村氏やシェフの谷口氏に、料理やワインについてあれこれ教えてもらうのも楽しみのひとつです。

「遊び心のある粋なお客様が多く、たまたま隣り合ったお客様同士で話がはずむようなことも。サロンのような雰囲気です」(吉村氏)。京都でのデートはもちろん、グルメ仲間との会食などにも重宝しそうですよ。
アミューズや前菜には、旬の京野菜がたっぷり。11月は聖護院かぶら、水菜、海老芋、金時人参などが味わいを増すそう。「京都では旬の食材を真っ先に食べたいというお客さまが多いので、いち早く採り入れます。契約農家の畑まで直接仕入れに行くことも」とシェフの谷口氏。1万2000円、1万6000円、2万円(季節限定メニュー)の各種コースも「美味しくて贅沢なものを少量ずつ色々」という“祇園好み”の構成です。
コースのメイン料理で使われる牛肉は、すっきりした脂が特徴の“京都肉”。後味がさっぱりしているので、女性でもペロリといただけます。

シャンパンとタイム(ハーブ)でマリネし、ゆっくり火入れしたローストビーフは、やわらかな食感で肉の旨みがたっぷり。11月には他にも「ほうじ茶で瞬間燻製した牛フィレ肉」など、ぜひ味わってみたい肉料理が登場する予定です。
〆のご飯は、信楽焼きの土鍋でふっくらツヤツヤに炊き上げた、亀岡産のコシヒカリ。「マディラ酒風味の鶏そぼろ」「フランス産キノコと昆布の佃煮」「シャンパン漬けのイクラ」など趣向を凝らした副菜と一緒にいただけば、箸が止まらなくなってしまうかも。

香り高いトリュフを載せたプリンやショコラテリーヌなどのデザートには、スウィーツにうるさい彼女も思わず笑顔に。

デザートや食後酒までいただいてすっかり満ち足りたら、食後は京都の夜の街へ。肩を並べて白川沿いをそぞろ歩くもよし、四条大橋を渡って先斗町に立ち寄るのもよし。店名の「、」に込められた想いのように、京都らしい余韻が長く続く、素敵な夜になりそうです。

■「祇園びとら、」

住所/京都市東山区祇園末吉町82-7
営業/月〜土17:30(L.O.20:30)〜 日祝休
コース:1万2000円、1万6000円、2万円
(季節限定メニュー)
※税別、サービス料なし
 
URL/http://www.vitra.jp
予約・お問い合わせ/☎075-532-0701 
(完全予約制)

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