2017.10.03
全国の手土産を秘書が評価!「接待の手土産」品評会に潜入してきました
接待の手土産にふさわしい逸品を選ぶため、100人の秘書が集まる「接待の手土産」品評会。人気店が軒を連ねる熱気溢れる会場の様子をリポート。
写真/竹崎 恵子
協力「こちら秘書室」powered by ぐるなび

ぐるなびが運営する秘書業務サポートサイト「こちら秘書室」では、現役秘書が選りすぐった手土産を掲載する「接待の手土産」サイトを開設しています。今回は、サイトに掲載される手土産を、実際の秘書さんたちが評価する「品評会」に潜入。彼女たちが手土産を評価するポイントや、手土産選びの極意などを聞いてきました。
「接待の手土産」品評会は秘書にとって格好の情報収集場
出品する側は、高評価を得れば「接待の手土産」のお墨付を得られる可能性があるだけでなく、現役秘書の生の声を聞き、商品の開発や改良に役立てることができます。また参加する秘書は、一度にさまざま々な手土産を試すことができるうえに、出品者から開発秘話や細かなこだわりを聞くこともできるので、まさに手土産選びの極意である“情報収集”にぴったりの機会となります。

出品者の中には「AU GAMIN DE TOKYO(オー・ギャマン・ド・トキオ)」の木下威征シェフの姿も! 初出品という『とうもろこしのムースサンド』は、レストランで9割以上の人がオーダーするというスペシャリテ『とうもろこしのムースと生うに』を、テイクアウト用にクッキーに仕立てたもの。
「ムースの滑らかさを生かしつつ、クッキーに挟める軟らかさに調整しました。とうもろこしの自然な甘みを感じるムースと、コーンフレークを混ぜたクッキーの塩気とプチプチ感。そのハーモニーを、存分に楽しんで欲しいですね」(木下シェフ)
ワインにも合うので、お酒好きの方にも喜ばれそう。紅白のボックスにお店のアイコンがゴールドで描かれたパッケージも高級感があり、お祝い事絡みの接待の場にも合いそうです。
「シックなブルーの化粧箱にゴールドのロゴをあしらったパッケージは、ビジネスマンがバッグと一緒に持ち歩いても馴染むように、と考えたもの。程よい重量、紙袋の中にきっちり収まるサイズ感など、秘書の方々のご意見を大いに参考にしています」(コヴァ・ジャパン 榊 慎治さん)

参加している現役秘書の皆さん方も、「ボスが手土産にうるさいので、自分で見た目や味・値段などをしっかり確かめられる機会はありがたい」(メーカー・秘書歴3年・参加2回目)、「会食・ゴルフ・海外の方との会合など、ケースバイケースで、手土産にかなりバリエーションが求められる。ここに来ると必ず目新しいもの、珍しいものがあるので参考になる」(金融・秘書歴20年・参加10回目)と、品評に真剣そのもの。 品評会は、出品者と秘書たちの和やかな交流のなかに、それぞれの仕事への強い思いが感じられ、熱気あふれる場所でした。
増山千春さん(エンタメ系・秘書歴10年・参加3回目)「ボスへプレゼンする気持ちで、手土産を提案しています。流行りのもの、会話のネタになるようなものをいつも探しています。こういう機会に、自分でしっかり確認したものは、安心して勧められますね」
野呂瀬美奈子さん(運輸系・秘書歴1年半・初参加)「ここでは、全国各地の手土産があり、作っている人の声が聞けるのがいいですね」「予算が高めの手土産を3つ頼まれた時に、重たかったと言われたことがあります。それ以来、重量やサイズはかなり気にしています」
C.Sさん(通信系・秘書歴7年・初参加)「最近オフィスが移転したこともあり、手土産を買う場所やバリエーションを広げたいと思って参加しました。これまではお菓子を用意することが多かったのですが、接待のお相手によっては、おつまみやお茶も手土産リストに入れておきたいと思います」
増山千春さん(エンタメ系・秘書歴10年・参加3回目)「ボスへプレゼンする気持ちで、手土産を提案しています。流行りのもの、会話のネタになるようなものをいつも探しています。こういう機会に、自分でしっかり確認したものは、安心して勧められますね」
野呂瀬美奈子さん(運輸系・秘書歴1年半・初参加)「ここでは、全国各地の手土産があり、作っている人の声が聞けるのがいいですね」「予算が高めの手土産を3つ頼まれた時に、重たかったと言われたことがあります。それ以来、重量やサイズはかなり気にしています」
C.Sさん(通信系・秘書歴7年・初参加)「最近オフィスが移転したこともあり、手土産を買う場所やバリエーションを広げたいと思って参加しました。これまではお菓子を用意することが多かったのですが、接待のお相手によっては、おつまみやお茶も手土産リストに入れておきたいと思います」
手土産選びは秘書の腕のみせどころ。その極意とは?
手土産ひとつで、その後のビジネスが左右される、とまではいかないかもしれませんが、気の利いた手土産は、接待相手から好印象をもたれるでしょうし、逆もまたしかり。
今回の品評会の主催側であり、手土産事情に詳しい「こちら秘書室」担当室長の渡邉華織さんによると、秘書が「接待の手土産」を選ぶ場合、予算は当然ですが、意外にもパッケージのデザインや、重さ・サイズはかなり重視するとのこと。

例えば、接待相手が手土産を受け取った後、車で帰宅されるのなら、少々かさばるものや冷蔵品でもよいけれど、会社に戻られたり電車で移動されたりする場合はNG。また接待の場所まで、ボスや同行者が持ち歩きやすいかも配慮する必要があるそうです。
「外箱や紙袋のサイズは必ずメジャーで測る、という秘書も少なくないんですよ」
とはいえ、やはり一番大切なのは中身。接待相手に喜んでもらえるものは何か、イメージして探すことが重要だそうです。
「そのために、接待相手の趣味嗜好、年齢や家族構成、健康状態など、情報を一つでも多く細かく集めます。ボスや接点のある社員に聞くのはもちろん、接待相手のブログを読んだりもしますね」
創作珍味の専門店「かね徳 芦屋工房」は、『うにスティック御所姫』(50本入り6200円)を出品。そのままでも、パスタやカナッペにしても。常温で持ち運びできるのもよさそう。
すっぽん肉がごろっと入った「本格和食 大人の居酒屋 恭悦 人形町」の『すっぽんカレー』(3個セット5000円)。滋養をつけて欲しい方に。
「関とら 本店」の『スープスムージー4種 9個入りギフトセット』(5400円)。34種類の野菜と麹を使って作られた新感覚のドリンク。健康を気遣う方や野菜不足の方などに差し上げるとよさそう
創作珍味の専門店「かね徳 芦屋工房」は、『うにスティック御所姫』(50本入り6200円)を出品。そのままでも、パスタやカナッペにしても。常温で持ち運びできるのもよさそう。
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「私はポイントをひと言、メモにしてボスに渡します。ボスも移動中などに覚えやすいですし、薀蓄を長々と語るよりスマートで、お相手の印象にも残るのではないでしょうか」
渡す相手のことを調べ尽くし、接待前後の行動もシミュレーションしつつ、数ある手土産の中からぴったりのものを探し出す———「手土産選びの極意は、情報収集につきます」と渡邉さん。それに日々奮闘努力している秘書の皆さまに、尊敬の念を抱かずにはいられません!

◆「こちら秘書室」
全国の秘書または秘書業務従事者が無料で登録できる、会員数約3万5000人の秘書コミュニティサイト。会食や接待に最適な飲食店・手土産情報のほか、秘書業務に役立つコンテンツを発信し、セミナーや懇親会も開催。『「こちら秘書室」公認 接待の手土産2017-2018 』(日本経済新聞出版社)も好評。
https://secretary.gnavi.co.jp/about/