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2017.08.28

銀座デートの〆を飾るのは? 深夜の小腹メシ5

ギョウザに蕎麦、ステーキ!? 宵っ張りグルメはこれで決まり。

文/秋山 都
写真/松井 康一郎
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銀座は総じて夜の早い街。ラストオーダー21時台の店も多く、気づけば空腹を抱えてレストラン難民…てなことも珍しくありません。ここでは深夜でもサクッとおいしいものを食べられるアドレスを厳選して5軒ご紹介。デートの〆に、観劇や映画の後に、飲んだ後のラーメン代わりにご活用ください。

夜の蝶への差し入れも人気

◆「みやざわ」のフィッシュサンド

「みやざわ」のある銀座8丁目といえばクラブ街。この場合のクラブのイントネーションは、夜な夜な踊るクラブ↑ではなく、男性が美女をお供に酒食を楽しむクラブ↓。このクラブ↓ではキッチンがないため、小腹がすいたら出前を取るのがお決まりですが、銀座の夜の蝶たちから絶大な支持を誇るのがこちら「みやざわ」。昭和58年にオープン後、サンドイッチやハンバーグ、オムライスなど喫茶店の正統派メニューで、同伴、出前、アフターと銀座のナイトシーンを支えてきました。
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「フィッシュサンド」950円。店の名前が大きく入ったお皿は出前のときに返却してもらいやすいという理由から。
なかでも人気はこの「フィッシュサンド」(950円)。オーダーが入ってから揚げる白身魚(スズキ)のフライにレタスの千切りを添えて、タルタルソースをたっぷり。トーストしたパンではさんで、女性でも食べやすいように六つ切りにしたサンドイッチはテイクアウトもできるので、ホステスさんへの差し入れやお土産にもおすすめ。ほかにたまごがフワフワのたまごサンド(850円)、カニクリームコロッケ(1100円)なども人気。深夜にこの価格帯できちんとした手づくりの料理が食べられるのは、銀座広しといえどもここだけ? 貴重な一軒です。
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◆ みやざわ

住所/東京都中央区銀座8-5-25 西銀座会館 1F
営業時間/11:30~翌4:00
定休日/土曜・日曜・祝日
お問い合わせ/☎03-3571-0169

観劇後でも駆け込める銀座の深夜ビストロ

◆「ヌガ」のステーキフリット

ステーキにフリット(フレンチフライ)を添えた「ステーキフリット」は、フランスのカフェやビストロに必ずある定番料理。その「ステーキフリット」をパリさながらの雰囲気でいただけるのが「ヌガ」。高級ワインバー「シノワ」の系列店として、充実したワインリストとともに、正統派ビストロメニューを提供しています。カフェらしい雰囲気でにぎやかな1F、きちんと食事を楽しみたい人の2Fと、目的によって使い分けられるお店はデートにも使い勝手がよろしいかと。
オーストラリア産のリブロース150グラムをミディアムに焼き、揚げたてのフリットを添えた「ステーキフリット」は、デートのみならず仕事終わりのビジネスマンにも大人気。キャロットラペ(760円)を添えて、赤ワインをお供にすれば、簡易な、されど充実したディナーコースとなります。近くには歌舞伎座、新橋演舞場など劇場が近いことから、芝居の半券を持参すればグラスシャンパーニュがサービスされる「アフターシアターシャンパーニュ」も通年で実施中。ひとりでも、大人数でも「使い勝手がいい」とはまさにこの店のためにあるようなフレーズです。
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◆ Le Nougat(ヌガ)

住所/東京都中央区銀座6-12-2 東京銀座ビル 1F
営業時間/月~金17:30-24:00(L.O)、土12:00-24:00(L.O)、日・祝12:00-22:00(L.O)
定休日/なし
予約・お問い合わせ/☎03-6254-5105

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スタンディング割烹の反則ワザ!?

◆「しまだ」のからすみそば

「俺のフレンチ」「俺のイタリアン」など「俺の~」一派でありながら、まったく趣を異にする「しまだ」は銀座8丁目の路地にひっそりと佇むスタンディング割烹。立ち飲み・食べでありながら、正統派割烹料理を供するスタイルが通人たちにウケ、毎夜多くの紳士がカウンターに群がっています。そんな「俺」たちが最後に〆としてオーダーするのがこちら。
「いちめんのなのはな」とは詩人・山村暮鳥の有名なフレーズですが、まさにこちらは「いちめんのからすみ」。台湾産からすみを細かくすりおろし、蕎麦に惜しげなくトッピングしているその様は、まさに美食の反則ワザです。蕎麦は飛騨高山でこのメニュー専用に作ってもらっている細めの二八の生蕎麦。サッと茹で上げ、冷水でしめてから最後に蕎麦つゆで洗うことで、水っぽくならず、からすみの旨味を逃さずに味わえるのがポイントです。よく混ぜて口に運べば、押し寄せる旨味の洪水…。時折、発作のように食べたくなる銀座の名品だといえるでしょう。
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◆ しまだ

住所/東京都中央区銀座8-2-8 高坂ビル 1F
営業時間/月~金17:00~23:30(L.O.23:00)、土17:00~23:00(L.O.22:00)
定休日/日曜・祝日
予約・お問い合わせ/☎03-3572-8972

ひとりで10枚ペロリとイケる

◆「お食事処 きく」の小あじフライ

深夜にステーキや、からすみがごっそり乗った蕎麦…人間ってなんて欲深いんでしょう。そしてカロリーが高いものはなぜこんなにもおいしいのでしょう。答えのない問を自分に問いかけながら、向かうはやはり銀座8丁目。「お食事処 きく」は昭和52年から丁寧な和食を供し、近隣のビジネスマンの憩い場として人気を博してきました。お目当てはなんといっても「小あじフライ」(1200円)。そう、揚げ物…深夜にハマりがちな罠ですが、これがめっぽう甘い(美味い)罠だから仕方ない。進んでハマりにいきましょう。
アジは手のひらサイズの小アジを開き、軽く塩をして干しておきます。水分が飛んで旨味が凝縮したアジを、注文が入ってからたっぷりの油で揚げた「小あじフライ」はさっくりと軽い揚げあがり。まずはレモンをしぼってそのままで、次に塩をちょいとつけて、最後はソースをかけて、とさまざまな味で楽しんでいるうちに、あっという間に食べ終わってしまいます。ひとりで10枚食べる猛者もいるというのもさもありなんとうなずける美味。テイクアウト(1枚250円)もできるので、美女への差し入れとしてもおすすめです。
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◆ お食事処 きく

住所/東京都中央区銀座8-4-3 山田ビル 2F
営業時間/17:00~翌2:00
定休日/土曜・日曜・祝日
予約・お問い合わせ/☎03-3574-7237

銀座のミッドナイト駆け込みどころ

◆「松富」の特製ぎょうざと特許しうまい

この店を知っているならかなりの銀座ツウ。旧電通通りから「え、本当にここ?」と自信がなくなりそうな暗い路地を進んでいくとポツンと灯りがともる店、それが「松富」です。1頭の豚から4本しか取れないという拳骨をベースに鰹節、椎茸、日高昆布などで取ったスープで仕上げる「特製醤油らーめん」や、「担々麺」や「あさりらーめん」など何を食べてもハズレなく、深夜の銀座の駆け込みどころといえばココを置いてほかはありません。
今回は深夜の小腹メシというテーマなので「特製餃子」(6ケ500円)と「特許しうまい(2ケ320円)をピックアップ。餃子は豚肉のみならずエビや椎茸がゴロゴロ入っており、食感も楽しめる一皿。またシュウマイはタラバガニを隠し味に使って深い旨味が楽しめます。ともに銀座の美女たちへの差し入れとしても人気の一品。深夜ともなれば、営業を終えた飲食業界の人々や、夜の蝶たちが羽を休めにやってくる、まさに銀座のミッドナイト駆け込みどころです。
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◆ 松富

住所/東京都中央区銀座6-4-16 花椿ビル 1F
営業時間/月~金11:00~15:00、17:00~翌4:00、土・祝11:00~15:00
定休日/日曜日
予約・お問い合わせ/☎03-3289-3465

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