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2017.08.16

あの人が贈る・手土産にする肉ギフト

芸能界、政界で飛び交う実弾、ならぬ肉弾戦の最前線

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文/秋山 都
写真/菅野 祐二
お歳暮、お中元など贈答の季節、なにを選んでいますか? 一昔前は食用油やジュース、酒など、重い瓶ものが人気でしたが最近はスイーツやギフトカタログが人気。年々軽く、すぐ食べられたり小分けにできるものがトレンドとなっているようですが、昔も今も、贈りたい・贈られたいベスト3に必ずランクインしているのが精肉・ハムの類。
なかでも企業のエグゼクティブや芸能界など、美味しいものを知り尽くした人たちは日常的にお肉をやりとりしています。ここではその逸品肉ギフトを業界別にご案内。

芸能界の重鎮がアーティストへ贈る

◆ 格之進「門崎熟成肉 塊焼きおもてなしセット」

まずはこちら。食通で知られる芸能人のブログを見ていると頻繁に「~~さんからいただいた」というフレーズが登場します。お誕生日はもちろん、日頃の御礼、差し入れなど、芸能界では気配りが大切。常にどこの何が美味しいのか――情報に敏感な彼らが選んでいるのが、「格之進」(岩手県一関市)の門崎熟成肉。
岩手県一関市で1999年に開業。2002年より熟成肉を研究しながら提供している熟成肉専門店「格之進」が、岩手の豊かな自然の中で、子牛の頃から慈しんで育てた岩手産黒毛和牛を独自の熟成工程で仕上げた肉、それが門崎熟成肉です。部位と肉質によって異なる熟成具合を肉職人が見極め、セレクトしてくれる「塊焼き おもてなしセット」は2~3人で食べるのにちょうどよいサイズ。この時はきれいなサシが入ったサーロインとトモサンカク、シンシンという赤身が配され、理想的なバランスでした。
 
塊焼きは切らずに焼くことで肉汁を中に閉じ込め、肉本来の味を楽しめるのが魅力。スライスされた焼肉とは異なるおいしさに、きっとあのスターも「おいしい♡」と微笑んだことでしょう。

◆ 格之進

住所/岩手県一関市川崎町薄衣字法道地21-16
お問い合わせ/http://kakunosh.in/store/

●ギフト商品はほかに人気のハンバーグ、メンチカツ、熟成肉のセットなど。

初日祝いや楽屋見舞いに、梨園で長く愛される味

◆ 宮川食鳥鶏卵の「かしわ折詰め」

続いて、芸能界のなかでもとくに厳しいしきたりのある梨園。役者や関係者の間では頻繁に付け届けの風習があるほか、お正月の挨拶まわりやお雑煮のレシピに至るまで、細かくルールが決められています。そんな彼らが親子三代にわたって贈りあうのがこちら。
明治35年創業の鶏専門店「宮川食鳥鶏卵」(みやがわしょくちょうけいらん)は、著名人や歌舞伎役者に長く愛されてきた老舗。最近では、鳥が「手をつかない=負けないから縁起がいい」として、相撲力士にもご贔屓にされているとか。そんな彼らが選ぶ「かしわ折り詰め」は鶏のモモ肉、ムネ肉、鶏団子用のたたき、レバー、砂肝の5種類の肉が美しく詰め合わされたセット。肉の下にはびっしりとネギが敷き詰められているので、これだけで鍋の用意が整います。
 
おすすめは「鳥すき」。鶏の脂を鍋に敷き、肉をジュウジュウ焼いたら上から砂糖パラリの醤油をジュッと。溶き卵にくぐらせてハフハフ頬張れば、誰しもが笑顔に。スジをきれいに取り除いてあるため、火を通しても固くならず、部位ごとの豊かな味わいに「鶏ってこんなに美味しかったっけ?」と驚くこと間違いなしです。

◆ 宮川食鳥鶏卵

住所/東京都中央区築地1-4-7
営業時間/一般の小売客は9:30~18:00、土9:30~16:00
定休日/日曜日、第4土曜日
予約・お問い合わせ/☎03-3541-0177

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有名シェフ御用達の豚肉、そして一流企業社長のヒミツ兵器とは

有名シェフが御用達、豚肉を超える豚肉

◆ 岡本養豚の「千代幻豚バラエティセット」

イベリコ豚、白金豚、そしてLYB豚(ルイビトン)なんて冗談のような名前の豚もありましたっけ。巷にはブランド豚があふれています。どれも生産者が汗を流して、もっと美味しくなれ、美味しくなれと努力している豚ですので、すべて美味しい。ただ、48人のアイドルがいたら、どのアイドルも個性的に輝いているのと同じように、同じ豚でもファン(消費者)によって人気の度合いは異なります。そこで、ここでは食材を知り尽くした有名シェフに愛される幻の豚をご紹介。
「千代幻豚バラエティセット」とんかつ用ロース、一口カツ用ヒレ、しゃぶしゃぶ用ロース、しゃぶしゃぶ用豚バラなどの詰め合わせ5,000円~(税・送料込み)※状況により内容・金額が異なります。詳細は直接ご相談ください
千代幻豚とは、昭和30年頃日本の主流であったものの、現在では天然記念物レベルに希少な豚となっていた「中ヨークシャー種」を養豚職人の岡本陸身が復活させ、25年の歳月をかけて味を追求し、作り上げた幻の豚。甘い脂身、キメの細かい肉質は通常よりも1か月以上も長く(210日)肥育して、まさに生きながらに熟成しているため。「ラ・ブランシェ」の田代和久シェフや「レストラン タニ」の谷利通シェフなどフレンチの有名シェフが愛用していることからもそのクオリティが知れるというものです。
 
この千代幻豚は一般市場には流通していない、まさに幻の豚。一部の高級飲食店用の肉に余分がでた際のみ、一般の消費者にも分けてもらえるというから、出会えるだけで手を合わせたくなるような希少な存在なのです。ギフトに贈る際にはそこのところ、よ~くご説明のうえ、味わっていただきましょう。

◆ 岡本養豚

住所/長野県飯田市千代1645
お問い合わせ/http://www.chiyogenton.jp/

●購入は上記HPよりお問い合わせください。
購入できる豚は状況により内容・金額が異なります。詳細は直接ご相談ください

一流企業社長の家庭サービス、おもたせに

◆伊勢廣の焼き鳥詰め合わせ「尺折」

最後はちょっと個人的な話を。LEON編集部は東京・京橋にあるのですが、ある日、ランチを食べに行こうと近所を歩いていた際、焼き鳥の老舗である「伊勢廣」から出てくる旧知のエグゼクティブな方にお会いしました。お洒落な人らしく手ぶらでしたが、手元には折り目正しい箱がひとつ。「それ、なんですか?」と聞けば「いやね、家内がちょっとアレでね」と、頭に人差し指を2本立てる“鬼”のポーズ。
 
聞けば、公私ともに充実しているそのお方のお遊びがちょっと度を過ぎてしまい、奥さまにバレてしまったとのこと。「今日は早めに帰宅して“オイタ”を詫びようと思って」と照れくさそうに微笑み、「ここの焼鳥、家内が好きなものだから。これで許してくれるかな」と折り詰めを軽く持ち上げてみせる姿に、彼がモテる理由の一端をつかんだ気がしたものでした。
 
そんなデキる彼がいつも自宅への手土産に、また友人宅へのお持たせにと重宝しているのがこの「尺折」。砂肝、葱巻、だんご(つくね)、皮身、もも肉の5種類を3本ずつ入れたセットは、タレが肉や葱に染み込み、時間が経ってもしみじみとした美味しさ。毎朝届く鶏一羽まるごと仕込むので鮮度は抜群、葱は最高品質の千住葱、ふんわりまぶされるのは雪のような天然結晶の塩、焼くのは火力の強い姥目樫備長炭、そしてタレは70年以上続けている秘伝のタレ……と聞けばどんなに仏頂面した女性も心ほどけること間違いなし。手土産に、ホームパーティーのお持たせにと重宝する一折です。
テイクアウト用焼き鳥15本セット5,150円(税込)。

◆ 伊勢廣 京橋本店

住所/東京都中央区京橋1-5-4
営業時間/11:30~14:00、16:30~21:00、土曜16:30~20:30
テイクアウト対応時間/14:00~17:00
定休日/日曜・祝日
予約・お問い合わせ/☎03-3281-5864

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