写真/長谷川 潤 文/甘利美緒

冷えたビールのアテに最高な即席前菜

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夏のビールのお供といえば、なんだかんだ言っても塩が効いた枝豆、そしてサッパリした冷奴ではないかと。特に冷奴はトッピングによって自由自在にアレンジできるので、オヤジさんの腕とセンスがあれば、とっておきのオードブルにもなりえます。

本誌9月号の料理連載(P.210〜)では、東京・広尾の人気中華料理店「中華香彩 JASMINE」の総料理長、山口祐介さんが作る「冷やし豆乳担々麺」を取り上げていますが、そこで登場した“自家製ラー油”がすこぶる美味しかったので、WEB版ではこのラー油を活かした中華風冷奴をご紹介することに。作り方はいたってカンタン!

豆腐を食べやすい大きさに切って、自家製ラー油をかけるだけです。見た目はいたってシンプルながら、花椒(ホァジョー=中国の山椒)の鼻から抜けるような爽やかな香り、しびれるような辛さが味わいに奥行きをあたえ、ビールをどんどん進ませてくれますよ。自家製ラー油は冷蔵庫に入れておけば日持ちもするので、多めに作って餃子やラーメンに使うのもアリでしょう。

「これ、ウチで作ったラー油なんだよ」と差し出せば、彼女から尊敬の眼差しを向けられるのは間違いありません。ぜひ、試してみてくださいまし!
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今回の料理人はこちら

山口祐介さん

1980年生まれ。幼い時から料理に興味を持ち、中学1年生のときに初めて訪れた横浜中華街で開眼、中国料理の道を志す。調理師専門学校を卒業後、都内の中華料理店を経て、ホテル「グランド ハイアット 東京」の「チャイナルーム」に開業時より8年間勤務。その後、香港、上海、杭州、北京などのホテルや専門店でも腕を磨き、2011年3月より「中華香彩JASMINE」の統括料理長に就任。いまだに現地を訪れては勉強を重ね、郷土料理にも精通している。
[材料]<自家製ラー油>
・一味唐辛子 大さじ2
・油 360cc
・水 小さじ2
・花椒 小さじ1
・カレー粉 小さじ1/2
 
<冷奴のタレ>
・醤油 大さじ1
・白酢 小さじ2
・黒酢 大さじ1/2
・砂糖 大さじ1・2/3
・オイスターソース 小さじ1
・胡麻油 小さじ1
・芝麻醤(練り胡麻) 小さじ1
・ニンニク 2かけ
 
・ソフト木綿豆腐 1/2丁
・ピーナッツ 適量

Step 01 自家製ラー油を作る

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一味唐辛子、花椒、カレー粉と水をボウルに入れ、焦げるのを防ぐために混ぜておく。そこに熱した油を加え、180度位になるまで加熱したらしばらく冷ましておく。

Step 02 冷奴のタレを作る

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胡麻油とニンニク以外の材料をボウルで合わせる。次に包丁でたたきつぶしたニンニクと胡麻油を加える。

Step 03 タレにラー油を加える

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自家製ラー油を大さじ1加えて混ぜる。ラー油の量は目安。好みで加減を。

Step 04 豆腐にかけて完成!

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食べやすい大きさに包丁を入れた豆腐を皿に盛り、その上にラー油ダレをかける。砕いたピーナッツをトッピングすると食感がアップ。お好みでシャンツァイや煎り胡麻を足してもいい。
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■中華香彩 JASMINE

天現寺交差点から恵比寿方面に向かった明治通り沿いに誕生して6年。上海、杭州、四川などの代表的な名菜を中心に、シェフが中国各地で出合った郷土料理も提供。日本では珍しい中国江南地方の地酒を味わえるのも魅力。
 
住所/東京都渋谷区広尾5-22-3 広尾西川ビル1F 
03-5421-8525 
営業/11:30~14:30L.O.、18:00~22:00L.O. 無休

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