西麻布のオアシス!? ご飯が美味しい小料理店でほっこりデートしませんか？

隠れ家バーがひしめく西麻布。そんなエリアの一角にあるアットホームな小料理店「土鍋ごはん米三（こめさん）」は、ギャップ萌え効果と美味しい家庭料理の相乗効果で、女性のハートと胃袋をわし掴み！

CREDIT :: 取材・文／渡辺ゆり子　写真／牧田健太郎

本誌LEONでYULI*YULIとして長きにわたり、あらゆるジャンルのレストラン＆バーを取材してまいりました“デート・コンシェルジュ”(略してデーコン)こと、渡辺ゆり子が、本当にデートで使えるお店の選び方をわかりやすく御指南します！

ご飯は５〜６種類のお米から選べる!?

皆さん、日本人としてお米を食べると、やっぱり幸せ気分になるんじゃないかと。今回はとびきり、ご飯が美味しい小料理店をご紹介しますね。

場所はお洒落なバーが多いことで知られる大人の街、西麻布です。隠れ家的な秘密めいたお店が目立つ外苑西通りからビストロ通りに入って少し歩くと、暖色系の照明が居心地良さそうな小料理店「土鍋ごはん米三（こめさん）」が目に飛び込んできます。コチラはおそらく、西麻布で一番ほっこりするお店に違いありません。

オーナーシェフの寺岡氏は、今から20年前、お米に特化したレストランの立ち上げに関わり、その後もずっとお米にこだわるお店で仕事をしながら、2011年に「土鍋ごはん米三」をオープンしました。アットホームな雰囲気のこぢんまりとしたお店は、普段使いできるお食事処として現在も多くのお客さんたちに好評なんです。

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旬の食材を扱ったメニューは、どれもこれも日本人の胃袋をつかむ物ばかり。土鍋ご飯専門店ですから、ぜひ炊きたてのご飯はいただきたいもの。「森のくまさん」「ミルキークイーン」「きぬむすめ」「つきあかり」「新之助」など、お米は５〜６種類の中から選べます。自家精米したお米を山形県出羽三山の天然水で研ぎ、一晩浸水。美鈴釜製の特注土鍋で炊き上げるこだわりよう！

また、季節ごとに替わる炊き込みご飯もオススメです。冬場は広島県産の牡蠣がたっぷりと入った味わい深いご飯を楽しめましたよ。炊き込みご飯は少し残して、おにぎりにしてもらっても。味が染みて翌日も美味しくいただけます。

ホッとする家庭的なメニューを豊富に取り揃えているけれど、そこはやっぱりプロならではの味。例えばきんぴらは、ゴボウやレンコン、ニンジンだけでなく、パプリカ、ジャガイモ、サツマイモ、山エノキと、野菜が七種類も使われています。滋味深い一品はご飯との相性もバツグンです。

また、レンコンを擦って揚げた蓮根餅は、お出汁にたっぷりの大根おろしとネギでいただきます。熱々のできたてが胃袋に沁み渡り、幸せ気分に。

二時間も炊き込んでいるという豚バラの角煮は、お箸を入れるとホロッと崩れる柔らかさ。ボリュームもあって、最高の家庭料理です。

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さて、こういうお料理に合わせるなら、やっぱり日本酒を飲みたくなりますよね。今回、オーナーシェフの寺岡さんがオススメしてくださったのは、コチラの４本です。

一番左は福島の純米酒「寫樂（しゃらく）」、その隣はパリでも人気の愛知の純米大吟醸「醸し人九平次」。そして、石川の吉田酒造店が手がける純米酒「手取川」と、一番右が栃木の「仙禽」から取り寄せた生原酒。今年の立春の朝にできたばかりで、近隣の神社でお払いをした貴重な地酒です。

「米三」でほっこりとお食事デートしてから飲みに行くのも良し、近隣のバーで飲んでから〆で立ち寄るのも良し。こういったくつろげる小料理店が西麻布にあることを知っているだけでも、デートに有利ですよね!

※掲載商品はすべて税抜き価格です

■ 「土鍋ごはん米三」

住所／東京都港区西麻布４-４-12 ニュー西麻布ビル 1F
営業時間／月〜金曜ランチ11:30〜14:00・ディナー18:00〜23:00、土曜はディナーのみ
※ 営業時間は変更の可能性あり。要確認

定休／日曜、祝日

予約・お問い合わせ／TEL.03-5468-2288

● 渡辺ゆり子

食、シャンパーニュ、花、インテリアと多岐のジャンルが活動のフィールド。2003年、国際アートフラワーコンクール優勝。2010年、シュバリエ・ド・シャンパーニュ叙勲。本誌LEONの「オヤジのトキメキダイニング」でも長期連載中。2020年7月７日に、自身のバー「Champagne Bar LILI-LA-YULI」が13周年を迎えた。