進化系天ぷらで贅沢三昧を

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銅の天ぷらガードは無形文化財の玉川堂製
カウンターの真ん中でピカピカに輝く天ぷらの油避けカバーは、なんと1年待ちの玉川堂製。天ぷらを置く高台の皿は海外でも人気の高木浩二の作。そして天ぷらの脇役大根おろしは、水切り後にまん丸の球形に成形され、なめらかな舌触りが箸休めとしても人気です。
麻布十番の裏手にあるビルの2階。扉を開けた途端に無垢の白木カウンターがドン!と目にも眩しく、その長さなんと6m80㎝。これが噂の大将、笠本辰明氏の天ぷらの舞台です。

山口県の仕出し屋“たきや”で生まれ、大阪の「味吉兆」で和食を学んだあと、大阪と東京のザ・リッツ・カールトンで天ぷらを担当。ザ・リッツ・カールトン東京の天ぷらが評判になったのもちょうどこの頃です。その笠本氏が独立したのが去年の夏。

あっという間に予約の取れない天ぷら店になったのは言うまでもありません。コースはおまかせのみ。今晩は、ゆったりと身を委ねて笠本流の天ぷらを堪能してください。
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天ぷらの新境地はどこまでも奥が深く潔い
左から、たきやのスペシャリテとして有名な「黒毛和牛フィレ肉の紫蘇巻き」。アルバのトリュフとゲランドの塩を混ぜ合わせたトリュフ塩でいただきます。まるで泳いでいるような「稚鮎」は抹茶塩で、ピュリニー・モンラッシェとマリアージュ。九州の「アスパラガス」はカレー塩と。春の味わいです。
技術を駆使した逸品の数々、原点の和食を知り尽くした絶妙なコースの流れ、笠本氏が趣味で集めたまるでギャラリーのような作家物の器コレクションなど、すべてが特別なひと時をもたらしてくれます。

さらに、お酒にこだわりたいというあなたもどうぞご安心を。こちらは天ぷら店には珍しくソムリエがいるので、日本酒からDRCワインまで、お好きな物をどうぞ。

こだわりリスト

油=紅花の一番搾り◎、塩=スロヴァニア、カレー、抹茶、梅など数種◎、大根おろし=まん丸の球形◎、出汁=鰹◎、柑橘=すだち◎、〆=穴子天丼◎、デザート=フルーツゼリー◎、です。
すべて国宝の驚きの酒盃

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タキヤ

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お好きな盃をどうぞと笑顔で言われても、国宝と聞くと手が震えちゃいそう。プレミアムな日本酒をくいっといきますか?

東京都港区麻布十番2-5-11 AZABU MAISON 201
03-6804-1732
営業/17:30〜22:00 不定休
●おまかせ天麩羅2万円コースのみ(価格は季節に寄って変動)、グラスワイン1000円〜※サービス料10%別途

東京都港区麻布十番2-5-11 AZABU MAISON 201

※本特集は2016年6月号で掲載した企画の抜粋です。

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