Suntory Whisky The Chita
諸外国のウイスキーと何が違うのか。好みの問題も作用しますが、言えることは香りが明確であること、そして口当たりの柔らかさから一気に広がる濃厚さ、このふたつがポイントではないでしょうか。
そして熟成年数も12年、18年、25年などバリエーションが豊富。
その年それぞれの美味しさがはっきり違うこともたまらない魅力だと言われています。また飲み方も飲み手の好みに応じていかようにでも変化できます。
そんななか、2015年秋、初登場したのがこの「知多」。サントリーウイスキーのダークホース的存在。ご存知・白州が「森香るハイボール」にふさわしいのであれば、この知多は「風香るハイボール」とお伝えすればイメージが湧くでしょうか。
蒸溜所で生まれた原酒から作られた味わい
試した結果、ハイボールスタイル(ソーダアップ)に落ち着きました。炭酸で割ることによって非常に心地よいさわやかさが見事に表れてきます。シュワッとした味わいに香りがのってくる印象です。この広がり方を感じると食事もじっくり味が染みているものが欲しくなります。
これからの季節であれば出汁の旨みを吸ったおでんはいかがでしょうか。まずは出汁を飲む。そしてこの「知多ハイボール」で旨みをアシストしてみてください。香りとコクがリアルに感じられることと思います。
問サントリーお客様相談室 0120-139-310
藤崎聡子●ワインスタイリスト
香港でジャパニーズ・ウイスキーのブレイクを目の当たりにし、日本ではどのような飲み方が人気なのか研究中。特に食事と合わせることを考えられるのがほかにはない世界だと感じている。