2026.02.08
寒くなるほど味深いウマウマ「牡蠣ごはん」の作り方
“週末鮨屋”の料理研究家として知られる野本やすゆきさんが、料理初心者の男性向けに「モテる」「デキる」レシピをご指南! 今回は、寒さとともにうまみが乗る真牡蠣を使ったごはんを作ります。このごはん、‟炊き込みごはん”と‟まぜごはん”のおいしいとこどりをできる、ウマウマなごはんです。
- CREDIT :
レシピ&調理/野本やすゆき 写真/吉澤健太
旬の牡蠣のうまみを存分に引きだすウマウマごはん

▲ 牡蠣の旨みをギュッと凝縮したような「牡蠣ごはん」。
暦の上では春と言えど、まだまだ寒い2月。雪は降るし、出かけるのはおっくうだし……と背中を丸めていたら、野本やすゆきさんがひと言。「寒いからこそ、おいしくなる食材もありますよ」。
なるほど、そう考えたら、この寒波も乗り切れそうな気がしてきました。寒いほどおいしい食材と言えば、まず真牡蠣。よくRのつく月が旬と言われ、すなわち9月(September)から4月(April)がベストシーズンとされています。この期間は寒さで身が締まり、栄養(グリコーゲン)を蓄えて濃厚な味わいになるとのことですが、出汁ソースをじゃぶじゃぶかけて食べる牡蠣フライは以前教えていただいたし……。
「牡蠣はごはんにしてもおいしいんですよ」と野本さん。「え、炊き込みですか?」と聞いたら、「炊き込みじゃないんだけど……」。
「じゃあ、まぜごはん?」
「まぜごはんでもないんです」
江戸っ子なのに、いつになく歯切れの悪い野本さんです。気になって仕方ない。ではその炊き込みでもない、まぜごはんでもない「牡蠣ごはん」をぜひ教えていただきましょう!
「牡蠣ごはん」を作ってみよう!

材料(作りやすい2~3人分)
米 2合
出汁 適量
B醤油 小さじ2
B酒 小さじ2
B塩 小さじ1/4
牡蠣 6〜8個(加熱用)
A醤油 大さじ2
Aみりん 大さじ2
A酒 大さじ4
A砂糖 小さじ1
生姜(千切り) 1/2かけ分
三つ葉 適量
【牡蠣の下ごしらえ用】
塩 小さじ1/2
水 大さじ2
片栗粉 大さじ1
まずは牡蠣を食べる上で、とても大切な工程から。牡蠣を洗います。牡蠣の表面にはぬめりがあり、汚れや雑菌が付着しているため、生食用、加熱用に関わらず調理前にしっかりと洗い落とす必要があります。 ただ、牡蠣は非常にやわらかいため、やさしく、かつきちんとぬめりを落とすために効果的なのが塩と片栗粉。
▲ 牡蠣は加熱用を使います。ボウルに入れた牡蠣に塩を小さじ半分ほど振り、やさしくモミモミ。
▲ 水を加えてさらにモミモミ……。
▲ 最後に片栗粉を大さじ1加えてモミモミ……。
▲ 牡蠣の身はやわらかいので、あくまでやさしく、やさしく……。
▲ ホラ、汚れが出てきました。
▲ 最後に流水で洗い流し、バットなどに上げて、キッチンペーパーで水気を切っておきます。

▲ 牡蠣は加熱用を使います。ボウルに入れた牡蠣に塩を小さじ半分ほど振り、やさしくモミモミ。

▲ 水を加えてさらにモミモミ……。

▲ 最後に片栗粉を大さじ1加えてモミモミ……。

▲ 牡蠣の身はやわらかいので、あくまでやさしく、やさしく……。

▲ ホラ、汚れが出てきました。

▲ 最後に流水で洗い流し、バットなどに上げて、キッチンペーパーで水気を切っておきます。
野本さんいわく、牡蠣の柔肌を塩でスクラブして、クレイパックでさらになめらかに洗い落とす感覚かなって。うまいこと言いますね。
次に、鍋にAの調味料と牡蠣を入れ、中火にかけます。沸いたら弱火にして、クツクツと3〜4分煮ましょう。加熱しすぎると牡蠣が佃煮のように小さくなってしまうから注意。ふっくらと煮上がったら、牡蠣と煮汁に分けておきます。
「牡蠣ごはん」なのに、ここまで“ごはん”の要素がないけど……って? 大丈夫です。ここから炊いていきます。
炊飯器に米を入れ、分けておいた牡蠣の煮汁を入れます。これだけでは米の分量の目盛りに届かないので、その分は出汁を足します。普通にスイッチを入れて炊飯ON!

▲ 炊きあがった米の上に牡蠣を乗せ、5分ほど蒸らします。
炊きあがったら、牡蠣を乗せ、生姜を散らして、さらに5分ほど蒸らしたら出来上がり! さっくりと軽く混ぜ、三つ葉を乗せて召し上がれ。

短時間で煮るから牡蠣の身はふっくらとしたまま。煮汁で炊くから牡蠣の濃厚な旨みをギュッと凝縮したようなウマウマごはんです。これは今しか味わえません!

● 野本やすゆき (料理研究家)
東京・谷中で昭和初期から続く老舗寿司店「谷中 松寿司」に生まれ、現在、金・土・日曜のみ3代目として店を継承。“週末鮨屋”としても活動しつつ、わかりやすいレシピがTV、雑誌で人気の、いま注目の料理研究家のひとり。プロレス好き。
最近、YouTubeにて野本やすゆきチャンネルを開設。
自宅でスウィーツ男子、始めてみませんか?


































