グラン・メゾンでボルドーを味わう

日本を代表するグラン・メゾンと言えば、「アピシウス」。1983年にできた有楽町の格式高きフランス料理店です。ワインリストは東京一番と言っても過言ではないはず。

東京に溢れるレストランがカジュアル傾向にある今だからこそ、アピシウスの存在は大事。そしてLEON読者のオヤジさんなら、こういうお店をスマートに使いこなしてほしいなぁ。

もちろんジャケット着用ですから、ビシッとお洒落して行ってね。お店の重厚なドアを開けると、伝統の空気と物腰の柔らかなサービスで、こちらが格式高い理由を感じることができるはず。
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テーブルの上にも気品が薫ります。アール・ヌーボー調のテーブルランプと胡蝶蘭。“A”と刻印された風格あるカトラリー、大倉陶園の食器。“本物”で溢れています。

ワイン選びが絵になるオヤジになりましょ♪

インテリアはアール・ヌーボー様式。きちんとしたウェイティングルームがあるので、まずはここで軽く食前酒をどうぞ。贅沢に生けられた生花に迎えられながらテーブルにつくと、壁にはシャガールやビュッフェなどの絵画が飾られ、さながら個人美術館のよう。

そしてワインはなんと5万本500種。なかでもボルドーを一番数多く取り揃えているそうよ。何にするかは、シェフ・ソムリエの情野氏に相談しましょ。

黒ムツのポワレ 牡蠣のシヴェソース × シャトー・パプ・クレマン 2002

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深みのある味わいが牡蠣のソースにマッチ カベルネ・ソーヴィニヨンの真骨頂を楽しめるボルドーのなかでも独特なワイン。力強くフルボディだけど、エレガントな味わいはまるで私たちみたい?(笑)カベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロー40%のふくよかで骨太な造り。脂ののった黒ムツと牡蠣の旨味を合わせたひと皿との絶妙なハーモニーをどうぞ。

和牛頬肉のブレゼ ボルドレーズ × シャトー・オザンナ 2004 ポムロール

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まろやかさが至極のマリアージュのポイント オザンナとはヘブライ語で“祈り”の意。かの有名なシャトー・ペトリュスのジャン・ピエール・ムエックス社が手がけている入手困難ワインのひとつ。メルロー80%、カベルネ・フラン20%。メルロー特有のまったり感が、とろけるような牛頬肉と赤ワインソースに寄り添うようにマリアージュします。

淑女のトキメキポイント

ボルドー大好き、なんて言うとお高そうな女に思われちゃうから気をつけてます(笑)。さすがのアピシウス、ワインリストが重いの! でもだからこそお値打ちボルドーがあったりするのよね。


アール・ヌーボーです

アール・ヌーボーです

アール・ヌーボーです

重厚で、格式を感じる内装に気後れしちゃう?

いえいえ、 この非日常の緊張感をふたりでお洒落して出かけて行って楽しんじゃうのが大人というものですよ。

アピシウス
東京都千代田区有楽町1-9-4 蚕糸会館ビルB1F
☎03-3214-1361
営業/11:30~15:00(L.O.14:00)、17:30~23:30(L.O.21:00) 日休
●和牛頬肉のブレゼ ボルドレーズ4593円(税抜)、グラスワイン2000円~(税抜)※ドレスコード有り

東京都千代田区有楽町1-9-4 蚕糸会館ビルB1F

写真/久保田育男(OWL)
ナビゲーション・文/YULI*YULI
2015年02月号より抜粋

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