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2025.09.30

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イタリアワインの先駆者「ルフィーノ」の魅力にジローラモが迫る

イタリアワインの代表格として知られるキャンティ・クラシコを誕生させ、世界に知らしめた「ルフィーノ(RUFFINO)」が発売記念イベントを開催。「LEON」で24年間にわたって表紙モデルを務めるイタリア人、ジローラモ・パンツェッタにその魅力を聞いてみました。

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文・編集/秋山 都(編集者・ライター)
CREDIT :

写真/杉浦弘樹

ジローラモ・パンツェッタ/イタリア、ナポリ出身。建築家の三男として、ナポリ建築大学在学中に亡き父の後を継ぐ。主に政府からの依頼を受け、歴史的建造物の修復にたずさわる。1988年から日本在住。以降、多数雑誌、番組などで祖国イタリアについて紹介。2006年、本国より騎士の称号「カバリエレ~イタリア連帯の星勲章」を贈られる。創刊時より雑誌『LEON』の表紙モデルを務め、2014年には【連続して最も多くファッション誌の表紙を飾った数】という記録名でギネスワールドレコーズ2014に世界記録として認定 (現在も更新中)。
▲ ジローラモ・パンツェッタ/イタリア、ナポリ出身。建築家の三男として、ナポリ建築大学在学中に亡き父の後を継ぐ。主に政府からの依頼を受け、歴史的建造物の修復にたずさわる。1988年から日本在住。以降、多数雑誌、番組などで祖国イタリアについて紹介。2006年、本国より騎士の称号「カバリエレ~イタリア連帯の星勲章」を贈られる。創刊時より雑誌『LEON』の表紙モデルを務め、2014年には【連続して最も多くファッション誌の表紙を飾った数】という記録名でギネスワールドレコーズ2014に世界記録として認定 (現在も更新中)。

「ルフィーノ」試飲イベントで我らがジローラモ発見!

「スカルペッタ東京」と言えば、「LEON」が毎月のイベント「アぺLEON」でお世話になっているイタリアンの名店ですが、9月某日、コチラにいつにもましてスタイリッシュな人々が集まっていた様子。いったい何が……? と覗いたら、アレ、我らがジローさん(ジローラモ・パンツェッタ)もいるじゃないですか!

実はこの日、イタリアの名門ワイナリー「ルフィーノ(RUFFINO)」が、ジャーナリストやワイン愛好家を招いた発売記念イベントを行っており、ジローさんもゲストとして招かれていたのですね。
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「ルフィーノ」の主なラインナップ。ゴールドのエチケットのボトル(中央)が「リゼルヴァ・ドゥカーレ・オーロ キャンティ・クラシコ グラン セレツィオーネ」。
▲ 「ルフィーノ」の主なラインナップ。ゴールドのエチケットのボトル(中央)が「リゼルヴァ・ドゥカーレ・オーロ キャンティ・クラシコ グラン セレツィオーネ」。
発売記念イベントが行われた「スカルペッタ東京」。ゲストは「ルフィーノ」とイタリア料理のペアリングを堪能しました。
▲ 発売記念イベントが行われた「スカルペッタ東京」。ゲストは「ルフィーノ」とイタリア料理のペアリングを堪能しました。
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「ルフィーノ」はイタリアンワインのパイオニアなんです

「ルフィーノ」は1877年にイタリア・トスカーナで創業した当時から、高品質なワインづくりを追求し、かの有名なキャンティ・クラシコを世界に知らしめたイタリアワインのトップランナー。ジローさんはナポリ出身ですが、トスカーナ産ワイン「ルフィーノ」をどう捉えているのでしょうか。

ジローさん、「ルフィーノ」のワイン、いかがですか?
多くの著名人が「ルフィーノ」のワインを愛飲し、そのひとりであった作曲家のヴェルディはワインの到着が遅れるとワイナリーに苦情の手紙を書いたほど。1920年代の禁酒法時代には、ストレス解消や安らぎをもたらす薬として処方されるなど、「ルフィーノ」のワインはその時代に即した姿で愛されてきました。
▲ 多くの著名人が「ルフィーノ」のワインを愛飲し、そのひとりであった作曲家のヴェルディはワインの到着が遅れるとワイナリーに苦情の手紙を書いたほど。1920年代の禁酒法時代には、ストレス解消や安らぎをもたらす薬として処方されるなど、「ルフィーノ」のワインはその時代に即した姿で愛されてきました。
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「ワタシが日本に来たのは1988年、イタメシブームのまっただなかでした。当時から、イタリアワインの代表格といえばキャンティ・クラシコでしたが、そのキャンティ・クラシコを誕生させたのが『ルフィーノ』。イタリアで初めて原産地呼称(DOCG)の認定を受けたのも、それからキャンティ・クラシコを初めてアメリカへ輸出したのも『ルフィーノ』。つまり、『ルフィーノ』はイタリアワインのパイオニアと言ってもいいんじゃないかな。ホラ、ボトルを藁で包んだワイン、憶えてないですか?」

ずんぐりとしたフラスコ型のボトルをカゴのように編んだ藁で包んでいたワイン……言われてみれば思い出しました。以前はどこのイタリア料理店でも見かけましたが、あれが「ルフィーノ」だったのですね!
「そう、あのフラスコ型ボトルのワインがアメリカの東海岸で初期の移民たちから愛されたことから、アメリカでは『ルフィーノ』=故郷イタリアの味として定着しました。以前はカジュアルに飲むテーブルワインという印象でしたが、最近はスーパータスカンと呼ばれる最高品質のワインも多く手掛け、ブドウも有機栽培するなど意欲的なワイナリーとしても有名なんですよ」
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「リゼルヴァ・ドゥカーレ・オーロ」は王室ご用達の特別なワイン

「さすがはジローラモさん。『ルフィーノ』についてもよくご存知ですね」と、会話に加わってくれたのは、この発売記念イベントのために来日していた「ルフィーノ」のシニア コマーシャル・ディレクター、クリスチャン・ボッテガルさん。
クリスチャン・ボッテガル氏(左)はオーストリアやスイスとの国境に接しているイタリア北部の街、トレンティーノ=アルト・アディジェ出身。現在はバルセロナを生活の拠点にしながら、「ルフィーノ」ワインPRのために世界を飛び回る多忙な日々。
▲ クリスチャン・ボッテガル氏(左)はオーストリアやスイスとの国境に接しているイタリア北部の街、トレンティーノ=アルト・アディジェ出身。現在はバルセロナを生活の拠点にしながら、「ルフィーノ」ワインPRのために世界を飛び回る多忙な日々。
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「『ルフィーノ』は、1877年にトスカーナ州ポンタッシエーヴェで創業されたワイナリーです。イラリオとレオポルド・ルフィーノという従兄弟がワインづくりに理想的な土地を見つけたことがきっかけですが、ここに築かれたセラーと本社は、今もなおルフィーノの歴史的な拠点であり、トスカーナのみならずイタリアのワインづくりの起点ともなっています」
とクリスチャンさんが「ルフィーノ」の歴史を伝授すれば、ジローさんも追いかけるように、「19世紀には当時の王家の分家であったサヴォイヤ家の侯爵に愛されたことから、イタリア王家公式のワインサプライヤーになったんでしたね」とウンチクを披露。

クリスチャンさんはイタリア北部のトレンティーノ=アルト・アディジェ出身、ジローさんは南部のナポリ出身と互いの故郷は遠く離れていながらも、グラスを片手にしたふたりのイタリア人によるワイン談義はとどまるところを知りません。
チェリー、プラム、スミレの力強いノートが特徴の、「リゼルヴァ・ドゥカーレ・オーロ キャンティ・クラシコ グラン セレツィオーネ」。参考小売価格1万1000円/ピーロート・ジャパン
▲ チェリー、プラム、スミレの力強いノートが特徴の、「リゼルヴァ・ドゥカーレ・オーロ キャンティ・クラシコ グラン セレツィオーネ」。参考小売価格1万1000円/ピーロート・ジャパン
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ふたりが楽しんでいるのは「リゼルヴァ・ドゥカーレ・オーロ」。ジローさんが教えてくれたように1890年、サヴォイ家の美食家で知られたアオスタ侯爵に注目され、「このワインは、イタリア王室の食卓でのみ供されるべきだ」と言われたという、特別なセレクションです。1947年に初リリースされ、2013年に制定された新たな格付けでは、キャンティ・クラシコ全体の5%に満たない“グラン・セレツィオーネ”を獲得。以来、世界中のワインラバーを虜にしています。
「これは言わば『ルフィーノ』のアイコンとでも言うべきワイン。イタリアでは1950年代から60年代にかけて“Dolce Vita(ドルチェ・ヴィータ)”と呼ばれる文化の爛熟期があったのですが、その豊かな時期をいまも彷彿とさせ、イタリアワインのスタイルを象徴するようなワインです。マルチェロ・マストロヤンニやソフィア・ローレンはご存知でしょう? 彼らも『ルフィーノ』の畑やセラーを訪れましたし、当時の映画にも『ルフィーノ』のワインがたくさん登場しているんですよ」(クリスチャンさん)
「ドルチェ・ヴィータは同名の映画もありますが、一作品に限定された話ではありません。イタリアが美しく輝き、世界を牽引していた時代そのものであり、『ルフィーノ』はそのシンボリックな存在です」と語るクリスチャンさん。
▲ 「ドルチェ・ヴィータは同名の映画もありますが、一作品に限定された話ではありません。イタリアが美しく輝き、世界を牽引していた時代そのものであり、『ルフィーノ』はそのシンボリックな存在です」と語るクリスチャンさん。
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「サンジョヴェーゼ主体で、力強さもあるけれど、とてもエレガント。オーロ(黄金)という名前通り、輝いていますね。トスカーナらしい味わいで、ぜひ肉料理やチーズと一緒に楽しみたい」(ジローラモさん)

未来へ継承される「ルフィーノ」の伝統と革新

「高品質なキャンティをつくり、世界へ広める」というミッションのもと、1887年の創業以来の伝統を守り、ワインづくりへ情熱を傾けている「ルフィーノ」ですが、過去のレガシーにだけしがみついているわけではありません。この約140年の間には数多のイノベーションが起こされ、伝統と革新を融合させることで絶え間ない成長を遂げてきました。

例えば世界的に気候変動が課題となっている現在、2024年の収穫までに全自社畑をオーガニック管理に移行。2025年中にはサプライチェーン全体のサステナブル認証取得、2030年までに水の100%リサイクル、2035年までにカーボンニュートラルの実現を目指し、いまも先進的な挑戦が続けられています。
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「サステナビリティという言葉を単なる流行に終わらせないために、『ルフィーノ』では時代を超えて持続し、人々やパートナーを巻き込みながら、循環型の経済と生産を支える仕組みをつくろうとしています。それが『Ruffino Cares』というプロジェクト。環境のサステナビリティ、責任ある飲酒教育、地域社会への貢献、多様性とインクルージョンという4つの重要な分野において、私たちの想いと情熱を社会に示すことが、結果として『ルフィーノ』の品質保証の証ともなっています」(クリスチャンさん)
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「『ルフィーノ』はアメリカでも大きな市場をもっています。すばらしいモノづくりを保持することと同じくらい、適切な投資と安定経営は大切ですよね」と、ちょっとマジメに語るジローさん。
▲ 「『ルフィーノ』はアメリカでも大きな市場をもっています。すばらしいモノづくりを保持することと同じくらい、適切な投資と安定経営は大切ですよね」と、ちょっとマジメに語るジローさん。
「『ルフィーノ』は2011年に98年間続いたオーナー家の所有から、コンステレーション・ブランズの傘下に入ったんですよね。気候変動に新型ウイルス、そして各国間の戦争と、不確定要素の多い現在だからこそ、適切な投資と戦略的な経営が行われることは、これからのワイナリーにとっても、とても大切なこと。そういう意味でも非常に先駆的な、やっぱりイタリアワインのパイオニアですね」(ジローラモさん)

……と、ちょっとマジメな話題から、ここでは書けないヒミツ話(笑)まで、ふたりの会話は広がっていました。「イタリア人にとってワインはどんな存在?」と聞いたら、ふたり異口同音に「人と人をつなげるモノ」と語っていましたが、「ルフィーノ」のワインでつながる縁はより深く、夜更けまでお話はつきなかったようです。
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ふたりが囲むのはミラノデザインウイーク2024で発表したリゼルヴァ・ドゥカーレ・オーロの限定版。アーティストが手がけた特別ラベルで、生産量はルフィーノの創業年と合わせた1877本。日本への割り当ては12本のみ。
▲ ふたりが囲むのはミラノデザインウィーク2024で発表したリゼルヴァ・ドゥカーレ・オーロの限定版。アーティストが手がけた特別ラベルで、生産量はルフィーノの創業年と合わせた1877本。日本への割り当ては12本のみ。

■ ルフィーノ

公式サイト/Ruffino 1877: Artistry in winemaking for over 140 years

販売代理店/ピーロート・ジャパン 
HP/https://www.pieroth.jp

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