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2020.07.17

VOL.07「テイクアウトで日本料理の奥深さを知る」

弁当は宇宙!? 自粛で再発見した日本料理の魅力

「ぐるなび」のエディトリアル・プロデューサーとして超高級から庶民派まで全方位にわたる豊富な食体験を誇る業界の“グルメ番長”松尾 大さんが、食のトレンドを押さえつつ、新たなグルメの楽しみ方をご提案する連載です。

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文/松尾 大 イラスト/チカツタケオ、林田秀一

「ぐるなび」のエディトリアル・プロデューサー松尾 大さんが、食のトレンドを押さえつつ、新たなグルメの楽しみ方をご提案する連載。今回のテーマは……。

■ Theme07「テイクアウトで日本料理の奥深さを知る」

自粛の影響で“名店の味”をテイクアウトでいただく機会が増えました。それらをいただいて改めて感心したのは日本料理です。日本にはもともと弁当文化がありますが、まさに弁当にぴったりなのが、日本料理の考え方なのだと改めて気づかされます。
西洋料理はひとつの主食材があり、それを引き立てるソースやガルニがあります。あるいは逆にごった煮のような煮込みだったりする印象がありますよね。もちろん現代では他国の料理に影響を受けたものも増えているので一概にはそう言えませんが。

対して、日本料理は四季折々の食材の個性を生かし、料理はもちろん器から室内空間にいたるまでを演出し、自然に感謝し愛でるものだと思います。さまざまな技巧を凝らしたアートであり、そこには小宇宙が広がっています。

例えば「炊き合わせ」という料理がありますが、これは素材を別々に最適調理したものをひとつに盛り合わせたもの。繊細な技でひとつひとつ仕上げた料理の数々、それぞれが作る小さな世界が集まり宇宙が生まれる。

そう考えると職人の技がちりばめられた料理が少しずつ盛られる弁当もひとつの宇宙。日本料理の世界への理解を深めるための一歩として、いまのうちに一度日本料理屋さんの弁当を改めて眺めてみてください。彼女に自慢できる世界に誇れるような発見がきっとあります。

松尾 大

雑誌編集者を経て2015年にぐるなび入社。グルメウェブサイト『dressing』を立ち上げ、編集長、2017年よりエディトリアルプロデューサーに就任。のべ2万軒以上の店に足を運んできた“グルメ”番長。

2020年8月号より

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