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2020.01.04

デートにぴったり! インド料理の‟グランメゾン”、銀座にデキました。

インド料理といえばカレー? うん、間違ってないけれど、正解ではありません。いま世界で旬の食シーン、トレンドの最先端である‟モダン・インディア”がロンドン、NYに続いて日本にもやってきました。

CREDIT :

文/秋山 都  写真/菅野祐二

インド料理でありながらこの美しいテーブルセッティング。これだけでも新しい。
新年に初デートする、として。本気度を示すならグランメゾンのようなフレンチ、気軽にこなれた感をアピールするならビストロやイタリアン、バル。大人の余裕をアピールするなら鮨や焼き鳥、寒い季節ならではの鍋や、おでんもいいかもしれません。

ではインド料理は? 多くの人がイメージするインド料理はカレーであり、もちろんカレーでデートもいいんだけれども、それが初デートというなら、お相手がカレー女子でもない限り、やや難易度が高くなりそう。(余談ですが、こないだ横浜・関内で見つけた南インド料理店「ボーディセナ」、すごくよかった! シェフはダバ・インディアで修業した人ですって)

そこで登場するのがモダン・インディアンというジャンル。このモダン・インディアンとは聞きなれない言葉ですが、本場インドはもちろん、ロンドンやNYでは数多くヒップなレストランがあるのだそう。きっとIT業界で成功を収めたインドのカップルはこんなところでデートしているのでは? そんな風に思わせるモダン・インディアなレストランが昨年11月、銀座にオープンしていました。
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◆SPICE LAB TOKYO

総料理長のテジャス・ソヴァニさんはインドのラグジュアリーホテルほか、あの世界No.1レストラン「noma」での修業経験もあるユニークな経歴の持ち主。
その名は「SPICE LAB TOKYO」。自動車部品や不動産で成功を収めたカプール夫妻が「日本人がもつ‟インド料理”のイメージは古く、日本ではフレンチ・イタリアン・中華などさまざまな調理法を用いた独創的なメニューが提供されているのに、なぜか、インド料理だけ時が止まっている。インドの‟今”を体験していただけるReal India, nowを作りたい」と、構想以来、実に4年をかけてオープンさせました。
インドの伝統をコンテンポラリーな東京の感性で解釈した空間デザインも見事。
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その料理は……私たちがイメージするインド料理とは大きくかけ離れています。百聞は一見にしかず。コース料理の一部をご紹介してまいりましょう。
8皿10品のコースより、STREET(街路)をテーマにした前菜の「PRIDE」。
「SPICE LAB TOKYO」の料理は一皿ごとにインドを象徴するテーマをもたせたコースのみ。8テーマ8皿10品のコースで、2皿目に登場するこのクッション型のお皿は、ストリート(街路)がテーマ。インドの多彩なストリートフード(屋台料理)が繊細な調理と吟味された食材により洗練されたスタイルで登場します。どれもひと口サイズで、この後のスパイス・ジャーニーへの期待が高まります。
インドの農村料理にヒントを得たメインのひとつ「Farm」。
竹筒に食材を入れて蒸し焼きにするのはインド古来の調理法なのだとか。ヴィレッジ(農村)をテーマとしたひと皿には、しっとりとスパイス香るチキン(ベジタリアンにはエリンギ)に、ローズパウダーをあしらったカリフラワーの葛豆腐風とカシミール産のモリーユ茸を添えて。
お口直しとして登場する「Icicle(つらら)」。
コースの中盤で登場するこのお口直しは、よくあるシャーベットのようにこのまま齧るのか……と思いきや、このかき氷スティックに口をつけ、沁みたジュースをチューチュー吸うのがインドの正しい食べ方だそう。パッションフルーツ、クミン、フェンネルなどがブレンドされたエキスで口中がさっぱり! まだまだ食べられそうです。
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こちらがコースのハイライト、ロイヤル(王族)がテーマの料理「Smoke」。
お、7皿目でようやく見知ったインド料理らしいものが登場しました。ラム肉のローストに添えられたのはビリヤニと、クルチャ(インドのパン)。でもこのクルチャにもウニなど日本の食材がトッピングされ、意外性のあるおいしさです。

コースを通して食べてみますと、まず辛いお料理はひとつもありません。でもそのどれにもスパイスのデリケートな香りや深みのある味わいを感じることができる、いま東京ではここでしか味わえない唯一無二のもの。

そしてこの「SPICE LAB TOKYO」をよりユニークにしていることとして、階上にバー「THE GRAY ROOM」が付設されていることが挙げられます。このバー、銀座の夜景を一望できるテラスがありまして、またスパイスを使ったシグネチャーカクテルがすばらしく美味しい!
「THE GRAY ROOM」のシグネチャーカクテルのひとつ「KUROFUNE」2400円(サ込・税別)。
世界の食トレンドともいえるモダン・インディアンをいま、日本で唯一体験できる場所がこちら。新年のデートにこれほどふさわしい場所はないのでは?

◆ SPICE LAB TOKYO

住所/東京都中央区銀座6-4-3 GICROS GINZA GEMS10F
予約・問い合わせ/03-6274-6821
営業時間/11:30~15:00(L.O.14:30)、18:00~22:30(L.O.21:00)
定休/無休

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