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2019.06.14

世界一の日本酒はどれ!? 酒の頂上決戦「SAKE COMPETITION 2019」

世界最大級の日本酒品評会「SAKE COMPETITION」の表彰式が開催。おいしい日本酒のナンバー1はこれだ!

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文/中山みゆき

「絶対に負けられない戦いが、そこにある」

とくれば、FIFAワールドカップ。世界一強いサッカー国を決めるというごくごくシンプルな戦いではありますが、グッと胸が熱くなる勝ち負けを超えた感動がそこにはあります。きっと、選手たちの汗と涙のにじむ時間、そして家族や仲間の支えなどの“ビハインドザシーン”が伝わってくるから。

実は、先日都内でこれ近い熱戦を目の当たりにしたのです。その名も「SAKE COMPETITION 2019」。なにそれ? という方のために、くわしくお伝えしてまいりましょう。

「SAKE COMPETITION」を簡単にいうと酒のコンペ。要するに、市販されている世界一おいしい日本酒を決めるもので、日本酒に絞った唯一の鑑評会でもあります。

なんでも、国内から413蔵、海外から13蔵の計426蔵から、昨年の1,777点を大きく上回る1,919点が出品したという世界最多の出品数。今年で8年目の開催となるわけですが、回を重ねるごとに注目熱が高まっております。

どうりで、表彰式の会場であるザ・ペニンシュラ東京に着くと、受付開始時間より早いにも関わらず開場を待つ、人、人、人。そこに加わり、待っていると「年々報道陣の数が増えてるよな~」などという巷の声が聞こえてきたわけです。
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“目隠し”審査だからこそ本物のおいしい酒がランクイン

完全ブラインドな上、パソコンでシャッフルした並び順という厳正さ。
「SAKE COMPETITION」は、瓶をラベルが見えないように包装した完全ブラインドで酒の味や香りなどを審査しています。それは、「ブランドによらず消費者が本当においしい日本酒ともっと巡り合えるよう、新しい基準を示したい」との理念でスタートしたから。ということは、公明正大に審査されるため、有名な銘柄だろうが、家族規模の小さな酒蔵のものだろうが、関係なし。

そろそろ受賞酒、気になってきましたよね? 審査は、純米酒、純米吟醸、純米大吟醸、吟醸、Super Premium、スパークリング、海外出品酒の7部門。では、各部門の上位3位(海外出品酒部門は1位のみ)を発表していきましょう!

【純米酒部門】 (予審通過 170点/部門出品数 495点)

第1位 宝剣酒造株式会社 「宝剣 純米酒 レトロラベル」
第2位 有限会社濱川商店 「美丈夫 特別純米酒」
第3位 宝剣酒造株式会社 「宝剣 純米酒 広島夢酵母」
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【純米吟醸部門】 (予審通過 201点/部門出品数 578点)

第1位 合資会社廣木酒造本店 「飛露喜 純米吟醸」 
第2位 磯自慢酒造株式会社 「磯自慢 純米吟醸」
第3位 清水清三郎商店株式会社 「鈴鹿川 純米吟醸」

【純米大吟醸部門】 (予審通過 148点/部門出品数 480点)

第1位 清水清三郎商店株式会社 「作 朝日米」
第2位 小玉醸造株式会社 「太平山 純米大吟醸 天巧35」
第3位 萩野酒造株式会社 「萩の鶴 純米大吟醸」
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【吟醸部門】 (予審通過 69点/部門出品数 206点)

第1位 株式会社中勇酒造店 「天上夢幻 大吟醸 山田錦」
第2位 宮下酒造株式会社 「極聖 大吟醸」 
第3位 合資会社廣瀬商店 「白菊 特別限定 大吟醸」

【スパークリング部門】 (部門出品数 68点)

第1位 秋田清酒株式会社 「出羽鶴 awa酒 明日へ」
第2位 来福酒造株式会社 「SPARKLING RAIFUKU」
第3位 八鹿酒造株式会社 「八鹿 スパークリング Niji」
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【海外出品酒部門】 (部門出品数 28点)

第1位 Sequoia Sake Company 「Coastal Ginjo」

価格・味・デザインすべて世界一の最高級日本酒は!?

Super Premium部門で1位を獲得した高木酒造株式会社の高木顕統氏へ、トロフィーを渡す中田英寿さん。
冒頭の「絶対に負けられない戦いが……」。このキャッチフレーズはいつから使われ始めたか、ご存知ですか? 2006年のドイツW杯予選が始まった2004年ごろからが濃厚のよう。この年のスタメンは、中村俊輔さんや三都主アレサンドロさん、そして中田英寿さんでしたよね。

実は中田さんは、本コンペ実行委員のひとりであり、これから発表する「Super Premium」の発案者でもあります。味わいや価格(小売価格が税別1万円以上、1,800mlで1万5000円以上)が他の日本酒を上回り、また他部門と違いボトルデザインやパッケージをも含めて審査対象となる「Super Premium」は、言わば日本酒のトップオブトップ。その栄光をつかんだはこちら!

【Super Premium部門】 (部門出品数 64点)

第1位 高木酒造株式会社 「十四代 龍泉」
第2位 秋田清酒株式会社 「刈穂 滄溟海 純米大吟醸」
第3位 清水清三郎商店株式会社 「作 智」
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蔵元が太鼓判! 日本酒に合う「おつまみグランプリ」

「酒から料理を選ぶ人もいるし、料理に合わせて酒を選ぶ人もいる。ペアリングを重視した賞を設けたかった。」と中田さんの想いで今年追加されたのが「おつまみグランプリ」。しかも、その審査員は「SAKE COMPETITION」期間中に来場する日本酒の蔵元さんたち。酒造りのスペシャリストが選ぶ日本酒に合うおつまみなんて、美味しいに決まってますよね!

【おつまみグランプリ】 (出品数:84点)

第1位 株式会社正上 「九十九里浜 蛤酒蒸し」
第2位T 株式会社山久チーズファクトリー 「たまり漬けチーズ」
第2位T 三福海苔株式会社 「佐賀海苔 塩のり極」
壇上に勢ぞろいする各部門1位の蔵元の皆さん
当日まで結果を知らされてないため、会場から「おお?」とか「すげ?」といった歓声があがる表彰の瞬間。感極まって言葉を失う様子や涙ぐみながら登壇する受賞者の姿にはこちらも胸が熱くなります。

純米部門1位、3位に輝いた宝剣酒造株式会社の「苦しかったです。でも、苦しんでよかったです」や、純米吟醸部門1位 合資会社廣木酒造本店の「(1位をとれるかどうかの)最後は、神様が微笑むかどうかくらいの微差だと思う」といったコメントはさながらヒーローインタビュー。

米や麹菌といった自然環境に左右される酒造りは、努力の積み重ねと試練を乗り越えることによる、まさにアスリートたちの真剣勝負。日本酒がワインのように世界規模になっていく、そんな未来を期待せずにはいられません!

◆ SAKE COMPETITION

公式サイト/sakecompetition.com

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