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2021.11.02

大人がライダースを着るなら、なにが正解?

ダブルのライダースといえば、男らしさを象徴するアイテムの筆頭格。ですが、大人が街中で着こなすなら、ハードな雰囲気を抑えて軽快に見せるのがいまの気分。そこで大事なのが素材選びやインナーのコーディネートなんです!

CREDIT :

写真/鈴木泰之(Studio log) スタイリング/四方章敬 ヘア/Takuya Baba(SEPT) 文/T.Kawata 構成/長谷川茂雄

無骨さをいかに中和するかがカギ

レザーアウターは数あれど、最も男らしいソレといえば、表革を用いたダブルライダースにほかなりません。アイコニックなデザイン、そしてレザーがもたらす圧倒的な無骨さは、いつの時代もオトコを魅了してきました。

その持ち味をいかんなく発揮した装いは、もちろんクールではありますが、ハードなばかりが能じゃありません。
ちょっと軽快に着こなすことで、ぐっと大人で味わい深いスタイルになるんです。

で、そのこなしのポイントをお伝えすると、まず、しなやかなレザーの一着を選ぶこと。これが、無骨さを緩和する第一歩です。

つぎに、アクティブな印象をもたらすカジュアルなインナーを選ぶこと。スウェットやパーカなぞは、その好例といえましょう。スウェット系のスポーティなアイテムは、単品で着ると子どもっぽく見えがちですが、ダブルのライダースとの重ね着なら、無骨さを抑える中和剤として絶大な効果を発揮するんですね。

百聞は一見にしかず。着こなしの実例と、いまこそタウンユースに選びたいダブルライダースを順にご紹介いたします!

パーカとスラックスでソフトな印象を盛り込む

▲ レザージャケット16万2800円/チンクワンタ、パーカ3万1680円/ルクシー(同興商事)、パンツ3万9600円/タンジェント、時計31万1300円/チューダー(日本ロレックス/チューダー)、靴3万5200円/ペリーコ サニー(アマンオンラインストア)
ダブルライダースには、良くも悪くも男のギラつきが漂います。これを軽快に見せる名脇役が、パーカやスニーカーといった身近なカジュアルアイテムです。今回はオーソドックスなデザインの黒のダブルライダースに白いパーカ、太めのスラックス、シンプルなスニーカーを合わせています。意外と簡単、そう思った方は、以下のポイントをチェックして実践を!
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◆ POINT 1

ソフトなレザーなら、インナーがボリューミーでも安心

ダブルライダース選びの一番のポイントは、薄くてしなやかな一着を選ぶこと。見た目に品が漂うだけでなく、動きやすくなり、インナーにボリュームのあるものを合わせられる、つまり着こなしの幅が広がるという効能があります。

こちらのライダースは、傷の少ない若い羊の革を柔らかく鞣したラムナッパを使用。ベルトやフラップポケットなど、デザインはオーセンティックなライダースのセオリーを踏襲しておりますが、着やすくて品格を感じさせる。これがミソです。

◆ POINT 2

ライダースには、スラックス&スニーカーが好バランス

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ボトムにはデニムのような無骨なアイテムを避けると、ハードさが緩和してイマドキ感がアップします。理想としては、イージーにはける、ソフトな風合いのスラックスなんかがよろしいかと。今回は、テロリとした素材のワイドな一本を選ぶことで、ちょっとユルい雰囲気も添えていますよ。

足元は、スニーカーでも着脱が楽チンなスリッポンをさらりと合わせるぐらいの脱力感があってこそ、こなれた印象になります。

◆ 大人が着るべきダブルライダースその1「エディン」

ディテールをそぎ落としたミニマルさが魅力

▲ 17万6000円/エディン(グジ 東京店)
非常にしなやかなシープスキンを採用した一着。ダブルライダースでありながら、装飾を必要最低限にとどめた都会的なデザインがたまりません。よく見ると、エポーレットを排しているほか、腰のベルトが脇からフロント全体を覆うのではなく、短い長さになっているなど、実に洗練されています。おまけにレザージャケットにしては、かなり軽い点も◎。

◆ R&BLUES by azabutailor

自分好みのパーツ選びが可能です

▲ 9万3500円~[オーダー価格]/R&BLUES  by azabutailor(Y&Mプレスルーム)
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シボ感がきめ細かく上品なタッチの最高級シープレザーを使用。腰ベルトや、アクションプリーツ、エポーレットなどを排したシンプルさも、今風の着回しには重宝しそう。ウエストの絞りを効かせたシルエットの一方、胸、肩回りに適度なゆとりを持たせ、袖も前振りに着けることで快適さもしっかりキープ。サイジングのオーダーだけでなく、ファスナーや裏地まで選べちゃいます。

◆ ジェームス・グロース

名作がイマドキのシルエットで楽しめますよ

▲ 14万3000円/ジェームス・グロース(グリニッジショールーム)
襟付きダブルタイプの古典的なモーターサイクルジャケット。アーカイブのスタイルをディテールまで再現しつつ、細身のシルエットでモダンに仕上げました。フロントでなくバックサイドにあるウエストバックルなど、通好みのディテールが見逃せません。着丈も長めで全体的にタイトなシルエットの通称「ロンジャン」と呼ばれるスタイルは、イマドキな着こなしにもってこいですよ。
※掲載商品はすべて税込み価格です

■ お問い合わせ

アマンオンラインストア  03-6418-6035
グジ 東京店  03-6721-0027
グリニッジ ショールーム  03-5774-1662
タンジェント  050-5218-3859
チンクワンタ  050-5218-3859
同興商事  03-6804-2068
日本ロレックス/チューダー  03-3216-5671
Y&Mプレスルーム  03-3401-5788

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