ジャケットに合う! あなたのポロシャツ台襟ついてる？

素材感のある白いジャケットに、グレーのポロシャツ、黒のスラックスと、モノトーンベースにまとめた御仁。ジャケットスタイルが堅すぎず、かつカジュアルすぎないのは、台襟のついた”ハイブリッドポロ”のおかげ。

夏らしいリネン素材のベージュのセットアップをシックに着こなす御仁。足元に白スニ、胸元に白チーフとベージュ×ホワイトとシンプルにまとめつつ、大胆に開いた胸元がいやらしくみえないのは、ドレスとカジュアルの中庸をいく”ハイブリッドポロ”の効果が大きいのです。

どんなに暑くても、必ずジャケットを着用して仕事をこなすというビジネスマンの方も多いでしょう。最近のジャケットはストレッチ素材やライトウエイト素材などを採用するメーカーも多く、見た目も作りも軽いので、通常のドレスシャツを合わせるとトゥーマッチな場合も。

そんなときに重宝するのが、”ハイブリッドポロ”です。カットソー生地をベースにし、快適な着心地でいながら、台襟付きでなのでジャケットに納まりがよく、襟周りがキチンと見えるというポロシャツです。

ラルディーニやキートンを取り扱うリデアカンパニーのプレス杵淵元樹さん曰く「カットソー生地のポロシャツはイタリアを中心に、イギリスでも支持されています。というのも夏場のジャケットは世界的にも軽い仕様のものが増えているので、ドレスシャツほどかしこまって見えませんし、鹿の子のポロシャツほどスポーティに見えず、ちょうどいい塩梅なのです」

夏を制するビジネスマンには、ぜひ一枚押さえていただきたいニュータイプですよ。

さらりと一枚で着てもサマになるのが、このポロシャツのいいところ。コッパンに合わせてもショーツに合わせても、台襟がついているので、どこか上品な雰囲気が漂います。

コットン100％ながら、レーヨンのようなテロリとした肌触りがたまりません。ポロシャツとしては、やや長めの袖丈が落ち着きを感じさせます。スッキリと見える短めの着丈もポイントです。

襟は身頃と共生地で、カッタウェイの襟型を採用。生地は軽くウォッシュがかかっているので、買ったばかりでも着込んだ風合いがあります。

フロントボタンが4つ付いた深い前開きが特徴。滑らかな肌触りのよいコットン生地はひとめで上質さをアピールしてくれます。後ろ身頃の裾が前身頃よりも少し長めにとられていて、オーセンティックなデザインを踏襲しています。

ジレリブルーニは2004年に誕生したイタリアのカットソーブランド。それだけにカットソー生地のポロシャツはお手の物。襟と袖口をリブ編みの生地で切り替えて、実用的な一枚に仕上げました。

手の込んだウォッシュ加工が長年愛用したかのようなリラックス感を演出してくれます。小ぶりの襟や細身の前立てなど、ジャケットに合わせてシャツっぽく着るのもいいでしょう。ポロシャツでは案外珍しい胸元のポケットも小ぶりでなにかと重宝しそうです。

スペインはオロットをベースに展開するニットブランド。ナチュラルな素材感や味のある加工を得意としています。トレンドに左右されないオーセンティックなコレクションはまさにこなれな大人向き。素材はコットン100%。

Tシャツが人気のジェームス パースですが、実はポロシャツも支持されています。ウオッシュ加工されたボディに小ぶりの襟が付いているのでドレス感を残しつつ、かしこまりすぎていない絶妙なバランス。脇の裾にスリットが入っているので裾出しで着てもいいですし、パンツにインしてもサマになります。

モダナイズされた新しいカリフォルニアファッションとして人気のジェームス パース。今回のポロシャツはスッキリ見える小ぶりでナローな襟型がポイントです。襟元は2つボタンのプレーンな仕様を採用。